学校教育を考える

混迷する教育現場で,
日々奮闘していらっしゃる
真面目な先生方への
応援の意味を込めて書いています。

塾を考える

2010-02-28 | æ•™è‚²
私の世代では,
塾に行っていない子どもがたくさんいた。
むしろ,
習字やそろばんといった学校ではさほどやらないことを,
習い事という形で習う学校外教育の場の方がさかんであった気がする。

学校の勉強はあくまでも学校が主体で,
あとは自分で予習復習をするというのがあたりまえで,
塾に行くということは,
自分でやるべきことを人に頼っているという
後ろめたさがどこかにつきまとっていたように思う。

勉強ができるできないが,
塾に行った行かないに転化されるようなことは
少なくともなかった。

地方差もあるであろうが,
高校生などでも,学校の勉強だけで,
あとは,教科書や参考書を頼りに,自分で勉強した。
浪人してはじめて,
予備校に通うというパターンが多かったように思う。

そのような世代の者から見ると,
校種を問わず入学試験に合格するためには,
塾に行かなければならないというような風潮に
親も子どもも捉われ,
しかも,その風潮に
学校も,教師も,そして文部科学省までもが,
NOをつきつけなくなってしまったことが,
果たして,
我が国の教育にとってよかったのかどうか,
いつも疑問に思っている。


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5 Comments

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Unknown (愛読者)
2010-03-07 00:11:35
数年前にK氏のホームページの掲示板に「意図的に公立中学校で勉強させないようにしている」ということを書き込んだら、数百行にも及ぶ嫌がらせのアドレス書き込みがありました。その時、私はこの事実「格差教育」を確信しました。
今でもインターネット上で監視している組織があって、こちらのブログでも、それらの人たちらしきものを見かけます。
始めは、塾協議会や私学協会の人たちかなと思っていましたが、どうやら、某宗教団体かとも思われます。
いずれにせよ、世の中には賢い人もいるはずですから、そんな彼らの思惑通りにはいかないだろうと微かな望みは捨てていません。

こうして書き込めばIPアドレスを読み取られる心配もありますし、事実、新聞を抜き取られる等の不審な出来事がありますが。それでも書き込むのは、彼らに言いたいからです。

自分たちの考える理想社会が果たして人々を幸せにするのか。一部のエリートが社会を動かすことなど可能なのか。私たちがつくらなければならないのは多くの人々が歩き続ける「希望」という道なのではないか。

「もともと地上に道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。」魯迅

madographosさん、ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。
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Unknown (madographos)
2010-03-07 08:38:33
>愛読者さま。コメントありがとうございます。「インターネット上で監視している組織」などというものがあるのでしょうか? 私の知りうる限りでは,私学協会は私立学校の連合体で,小さな事務局があるだけですから,そのような暇なことをやっている余裕はないでしょうし,全くメリットはありませんね。塾協議会もそのようなことをしている暇はないのではないでしょうか? とくにこのブログには,迷惑はかかっていないので,ご心配なく。
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Unknown (☆のヤスリ)
2010-03-17 19:56:19
>学校の勉強はあくまでも学校が主体で,あとは自分で予習復習をするというのがあたりまえで,

すくなくとも、中より上の生徒は現在もそうであると思いますよ。
(塾に行くのは学校の勉強ではなく、受験の勉強)


>浪人してはじめて,
>予備校に通うというパターンが多かったように思う。
>そのような世代の者から見ると,
>校種を問わず入学試験に合格するためには,

合格するかどうかは偏差値とか、あるいは過去問とかでかなり予測できるんですから、現在の
偏差値で合格に足りないであろうなら、浪人する前から(高校生のうちから)予備校に
通うのが合理的だと思いますけど。
中学生じゃ浪人という選択肢はありえないですから、まずます塾が重要です。
学校が塾・予備校並みの受験指導をしろっていっても無理でしょうし。
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Unknown (madographos)
2010-03-18 11:01:29
>☆のヤスリ様。コメントありがとうございます。現役時代から予備校に通わなければ合格できないような大学は,志望校として適切ではないというのが,我々の世代の感覚であったように思います。
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同感ですが (tsuguo-kodera)
2015-08-17 08:42:56
 私と妻は塾の経験がありません。時代背景があったのでしょう。もっとも私は大手の予備校の補講授業も受けたことはありません。模擬テスト2回だけです。
 家の息子と娘は塾が趣味と言えるかもしれません。何の目的で行ったのか定かではありませんが、いわゆる学力向上には寄与しなかったのでしょう。
 でも、後に最近ですが、後に社会に出て勉強と読書が好きになったのは事実かもしれません。
 息子も娘も塾では受けなかった国語だけはかなり良い成績をとっていたからです。国語はできていたからうけませんでした。ですから塾は楽しむための手段化していたのでしょう。目的は不明です。個人の問題なので。(笑)
 結論です。この論旨は何と言っていいか、良くわかりません。すみません。
 
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