田舎村・改

音楽、ケータイ、マンガ、ドラマをこよなく愛する稲稲作が送る雑記です。

911SHを10分ほど触りました

2006-11-21 01:09:28 | ã‚±ãƒ¼ã‚¿ã‚¤
ソフトバンクの隠し玉の2機種がようやく発表されました。AQUOSケータイ2の911SHと薄型の707SCです。すでに型番が端末の審査機関に登場していたことや、トレンドを考えると、まあ"予想内"の動きといえましょう。今回は10分、わりと触りましたw。

911SHは、ワンセグケータイとしての仕様を見ると、905SHのマイナーチェンジという印象。ワンセグ自体にそれほど大きなインパクトはありません。まあ、905SHの完成度が高すぎたというのもあるのですが。AQUOSケータイはauにも出すのでしょうが、いったいどう差別化を図っていくのか、という点は気になりますね。

ドコモのSH903iTVと比較した場合、「サイズ」「テレビを見ながら通話」「詳細な録画機能」などの点で、911SHが上回っています。911SHのワンセグの連続視聴時間は5時間。SH903iTVの視聴時間は不明ですが、P903iTVの連続視聴時間である5時間が「ワンセグケータイ最長」とうたわれていたので、911SHのほうが上回っていることが予想されます。液晶のサイズは同じ3インチ。そして何より大きいのは、SH903iTVは1月以降の発売ですが、911SHは11月25日に発売されること。同じAQUOSケータイながら、SH903iTVのアドバンテージは薄くなったと言わざるを得ません(まあ、SH903iTVはドコモケータイであることに意味があるのですが)。

911SHは910SHと同じ発売日。9月28日の新機種発表会でも発表できたはずですが、あえてタイミングをずらして発表。ドコモが同じAQUOSケータイを発表してくることを想定してたのでしょうね。auのW44Sといい、このあたりの戦略は面白いものがあります。

ワンセグについてはこのくらいにしておいて、私が最も気になったのが、メニュー遷移をカスタマイズできる「おなじみ操作」です。メニューアイコンをカスタマイズできる「カスタムスクリーン」は以前の機種でもお馴染みでしたが、メニュー構造そのものをカスタマイズするというのは初ではないでしょうか。

いったいどの程度までカスタマイスできるのか、確認したところ、サービス開始当初は、2005年~2004年に発売された「全キャリア」「全機種」のメニューを利用できるとのこと。2006年や2003年以前の機種も今後対応していくようです。しかも、ダウンロードにかかる情報料は無料。好きなだけ、好きな機種のメニューを利用できるというわけです。

PDCのUI復活してほしいなーと言っていた頃もありましたが、まさにそれが実現したわけです。いや、復活という次元を超えたといっても過言ではないでしょう。MNPで他社から移っても(文字通り)違和感なく使ってもらうという狙いも当然あるのでしょう。これは画期的な機能ではないでしょうか。

ただしメニューアイコンのデザイン自体は1種類に統一されており、変えられるのはあくまで「メニュー構成」。専用サイトからダウンロードしたメニューは、データフォルダの「カスタムスクリーン」フォルダに保存され、ここから「カスタムスクリーン」と同じ要領で設定すればOK。


このデモ画面では、auのA5509T、ドコモのP901i、ボーダフォンのV603SHのメニューが入っていることがわかります。

 
P901iのメニュー画面と、第2階層画面。「SD-PIM」は確かにPの項目名です。対応していない機能は、グレーで表示されます。


こちらはV603SH。謎の「オススメ」メニューもしっかり再現されています。PDCの遺産「ファンクション」も見事に?再現。あの雑多なメニューも復活というわけです。アイコンはなんだか地味ですね。「カスタムスクリーン」との併用はできるのかが気になります。


「通常メニュ」から、一時的にデフォルトのメニュー画面に戻ることもできます。シャープらしく、なかなか気が利いてます。写真が曲がりまくってるのはご愛嬌。

しかしサービス名の「おなじみ操作」って…どうなんでしょう? もっとマシな名前にしてもいいのではと思うのですが。たとえば…「カスタムインターフェース」「インターフェースコーディネート」とか。長いですかそうですか。

そのほかの機能については、待受画面上のショートカットが強化された模様。カレンダー、ホットステータス、あともう1つ…えーとライブモニターでしたっけ?…やら何やら、3つの機能をワンタッチで切り替えられます。


カレンダーに切り替えた画面。もはや当たり前の祝日表示。23日は社員旅行です。


「PCサイトブラウザ」は、横向きの表示が可能。液晶を回転させると、自動的に横向きになります。「スモールスクリーン」で表示サイズを調整できます。「jigブラウザ」も普通に対応してくれることでしょう。料金的には「jigブラウザ」のほうが安いですし。

さて、細かい操作性についてですが、レスポンスはやはり速いです。スクロールの速度も上がっており、904SHで感じたイライラはありません。910SH同様、ダイヤルキー長押しによるショートカットも健在。
「メニュー項目の左に数字明記」「左右キーで"戻る""進む"操作」「ブックマークのサイトにダイヤルキーでアクセス」は、相変わらず対応していませんが。

日本語変換ソフトは「ケータイShoin4」。あらー、ここはSH903iやSH903iTVに負けてますね。同時期発売なのに。

911SHは、ワンセグ機能をさらにブラッシュアップさせただけでなく、「おなじみ操作」により、より柔軟な操作性で使いこなせる一台に仕上がっています。衝撃的な話題性には欠けるものの、MNPの強い武器となるのは確かでしょう。

最新の画像[もっと見る]