過去の【ブロガー殺人事件】各話は コチラ→→→☆
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『 ちょっと買い出しに行ってまして・・・遅くなりましたわ 』
そう言いながら女将は赤賀と石原をテーブルに案内した。
『 なんで買い出しに3時間もかかるんや。何しよったんか知らんが・・・ 』
オーナーが聞こえるように話した。
『 すいませんね、うちの主人、とっつきにくいと言うか、ぶっきらぼうで 』
『 でも料理人としての技術や味覚に関しては、そこいらの料亭には負けてませんわ 』
『 ぶっきらぼうで変わり者ですけどね 』
女将はそう言いながらケラケラと笑い始めた。
『 いやいや、職人さんと言うのは、そう言う癖のある方こそ大成功する人だと私は思いますよ 』
赤賀がそう言うと、女将は会釈程度に頭を下げて
『 で、今日のご用件は? 』
と言ってすぐ
『 そうか!銀造さんの件でしたわね 』
と、またケラケラ笑い始めた。
『 ええ、その件でお伺いしました。再度お話をお聞きしたくて 』
赤賀がそう言うと、女将は
『 なんであの人が殺されるんですかねぇ? 』
『 あの人いい人だったんですよ!忘年会だ新年会だと、よくうちの店を利用してくれて 』
『 あんないい人が殺されるなんて、ホント世も末ですねぇ 』
『私達だって、いつ同じ目に合うか・・・ 』
『 もちろん、警部さん達が私らの命を守る為に頑張ってらっしゃるんですもんねぇ 』
『 警察の方に足を向けて寝られませんわ。』
『 あ、どっちが警察の方かはわからないんですけどねぇ 』
『 そう言う気持ちが大事・・・と言う事ですよねぇ 』
と、笑顔を崩すことなく一気にまくしたてた。
石原は、女将の表情に多少の違和感を覚えつつ、
『 再確認ですが、あなたは事件当日何をされていましたか? 』
と問うた。
その問いに女将は
『 あの日はオーナーが同窓会で家にいなかったので、店は臨時休業にしましてね 』
『 それで私はやる事もないし、自宅で野球を見てましたわ 』
『 それを・・・ 』
と石原が言うのを遮るように
『 証言できる人はいませんわ 』
『 だってわざわざ家で野球を見るのに【 今日は家で野球見るよ 】って
知り合い全員に連絡する人はいませんことよ 』
『 そんな事をする方が、後々疑われますわ 』
そう言って、また女将はケラケラと笑いだした。
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『 ちょっと買い出しに行ってまして・・・遅くなりましたわ 』
そう言いながら女将は赤賀と石原をテーブルに案内した。
『 なんで買い出しに3時間もかかるんや。何しよったんか知らんが・・・ 』
オーナーが聞こえるように話した。
『 すいませんね、うちの主人、とっつきにくいと言うか、ぶっきらぼうで 』
『 でも料理人としての技術や味覚に関しては、そこいらの料亭には負けてませんわ 』
『 ぶっきらぼうで変わり者ですけどね 』
女将はそう言いながらケラケラと笑い始めた。
『 いやいや、職人さんと言うのは、そう言う癖のある方こそ大成功する人だと私は思いますよ 』
赤賀がそう言うと、女将は会釈程度に頭を下げて
『 で、今日のご用件は? 』
と言ってすぐ
『 そうか!銀造さんの件でしたわね 』
と、またケラケラ笑い始めた。
『 ええ、その件でお伺いしました。再度お話をお聞きしたくて 』
赤賀がそう言うと、女将は
『 なんであの人が殺されるんですかねぇ? 』
『 あの人いい人だったんですよ!忘年会だ新年会だと、よくうちの店を利用してくれて 』
『 あんないい人が殺されるなんて、ホント世も末ですねぇ 』
『私達だって、いつ同じ目に合うか・・・ 』
『 もちろん、警部さん達が私らの命を守る為に頑張ってらっしゃるんですもんねぇ 』
『 警察の方に足を向けて寝られませんわ。』
『 あ、どっちが警察の方かはわからないんですけどねぇ 』
『 そう言う気持ちが大事・・・と言う事ですよねぇ 』
と、笑顔を崩すことなく一気にまくしたてた。
石原は、女将の表情に多少の違和感を覚えつつ、
『 再確認ですが、あなたは事件当日何をされていましたか? 』
と問うた。
その問いに女将は
『 あの日はオーナーが同窓会で家にいなかったので、店は臨時休業にしましてね 』
『 それで私はやる事もないし、自宅で野球を見てましたわ 』
『 それを・・・ 』
と石原が言うのを遮るように
『 証言できる人はいませんわ 』
『 だってわざわざ家で野球を見るのに【 今日は家で野球見るよ 】って
知り合い全員に連絡する人はいませんことよ 』
『 そんな事をする方が、後々疑われますわ 』
そう言って、また女将はケラケラと笑いだした。