ラベル 楽器 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 楽器 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2019年3月9日土曜日

無償のソフトウェアシンセサイザー KOMPLETE START を使う方法

How to get KOMPLETE START

2019年2月頃、NATIVE INSTRUMENTS がソフトウェアのシンセサイザーとエフェクトをセットにした KOMPLETE START を公開しました。
実際にインストールして使ってみたのでその方法をまとめました。
blog.fujiu.jp 無償のソフトウェアシンセサイザー KOMPLETE START を使う方法


環境

  • Windows 10


Native Access をインストールする方法

KOMPLETE START を使うには Native Access をインストールする必要があります。
Native Access がインストール済みならこの手順は不要です。
KOMPLETE START を入手するために公式サイトを開きます。
https://www.native-instruments.com/jp/products/komplete/bundles/komplete-start/get-komplete-start/

NATIVE INSTRUMENTS へのアカウント登録が済んでなければ右上のボタンからアカウントを登録します。

アカウント登録が済んでいれば公式サイトから Native Access をダウンロードしてインストールします。


KOMPLETE START をインストールする方法

上のURLの公式サイトにログインし画面中央辺りの「KOMPLETE STARTを入手する」をクリックします。
シリアルキーの発行やメール通知などはありません。

Native Access を起動し、NATIVE INSTRUMENTS にアカウント登録したユーザー名とパスワードを入力します。

左の Not Installed をクリックします。
インストゥルメントの一覧が増えていなければ右上の Refresh をクリックします。

Native Access に
EXPANSIONS SELECTION
GUITAR RIG 5 PLAYER
KOMPLETE KONTROL
KONTAKT 6 PLAYER
MIKRO PRISM
PLAY SERIES SELECTION
REAKTOR 6 PLAYER
TRK-01 BASS
などが表示されていれば入手成功です。

インストールしたいインストゥルメントの下の「INSTALL」をクリックするとインストール出来ます。


スタンドアローンで使う方法

スタートメニューの Native Instruments のフォルダーから使いたいインストゥルメントをクリックするとスタンドアローンで起動します。
KONTAKT 6 PLAYER と KONTAKT FACTORY SELECTION をインストールして起動してみました。


DAW のプラグインとして使う方法

KONTAKT 6 PLAYER を Cubase 10 のプラグインとして起動してみました。
Cubaseのメニューの
スタジオ -> VST プラグインマネージャー
を開き、右下の 「VST2 プラグインパスの設定」をクリックし、「パスを追加」をクリックし
C:\Program Files\Native Instruments\VSTPlugins 64 bit
を追加します。

「すべてのプラグインを再スキャン」をクリックし新しいインストゥルメントが追加されれば成功です。

無償なので音色の種類は少なめですが、作曲によくつかわれる音色は一通りそろっているようです。
Cubase 付属の HALion Sonic とは一味違った音色でインストールした甲斐があります。
ベロシティレイヤーが設定された音色があったり、Rock Guitar という音色はランダムにフィンガーノイズが発音されるなど工夫されてます。
一つ一つの音色は有償品と比べて遜色ありません。


関連ブログ

[VSTプラグイン] Navite InstrumentsのSupercharger
[HALion] Steinberg の無償のサウンドライブラリーを使う方法
[HALion] 無償の Guitar Harmonics Essential を使う方法
無料の Beat Röhrich 12AX7 Synth For HALion Sonic SE を使う方法


2017年7月1日土曜日

[CUBASE] WahWah でオートワウする方法 (サイドチェーン)

How to automate WahWah

CUBASE に付属する WahWah はエレキギターによく使われるバンドパスフィルターです。
WahWahを使ってギターの音量に合わせてバンドパス帯域を自動で上げ下げするオートワウを組む方法を試してみました。
blog.fujiu.jp [CUBASE] WahWah でオートワウする方法 (サイドチェーン)


環境

  • Windows 10
  • CUBASE Pro 9
  • ASIO対応オーディオインターフェイス

今回はCUBASEにオーディオトラックを追加してオーディオインターフェイスに接続したエレキギターにWahWahをかけて試してみました。
オーディオトラックの代わりにインストゥルメントトラックを使っても同じことができます。


サイドチェーンでオートワウできるが問題がある

WahWahはサイドチェーンをかければオートワウができます。
ところがサイドチェーンは別のトラックのエフェクトの動作をコントロールする機能です。
WahWahをインサートしたオーディオトラックはそのWahWahにサイドチェーンすることができません。


FXチャンネルにWahWahをインサートしてサイドチェーンすればオートワウできる

WahWahをオーディオトラックとは別のトラックにインサートすればサイドチェーンを入力させることができます。
ここからその手順の説明です。

WahWahをインサートするためにFXチャンネルを追加します。

FXチェンルにWahWahをインサートしサイドチェーンを有効にします。
次はオーディオトラックのチャンネル設定を変更します。
オーディオトラックのチャンネル設定で、出力先をFXチャンネルに設定します。
オーディオトラックのSendを有効にしてSend先をFXチャンネルの Ins. 1 - WahWah に設定します。
WahWahのサイドチェーンは0dBに近いレベルをSendしないと反応がありませんでした。
今回はシングルコイルピックアップのストラトで試したのですが、Pre GainとSendレベルをプラス側に大きく設定してオートワウ効果が得られました。
クリッピングを防ぐためにCompressorやMaxmizerをインサートして音量調整した方がいいと思います。
これでオートワウできるようになりました。


VST Bass Amp の Envelope Filter なら簡単にできる

VST Bass Amp の Envelope Filter は音量に合わせてフィルターの効果が変わるエフェクトです。
Envelope Filter ならインサートするだけで簡単にオートワウに近い効果が得られます。

なお、VST Amp Rack はサイドチェーンが使えず Envelope Filter もないので VST Amp Rack でオートワウする方法は今のところ未確認です。


関連ブログ

[CUBASE] グループチャンネルとFXチャンネルの違いと使い分け
[CUBASE9] ボーカロイドをAudio-Insする方法
バンドプロデューサー 5 で耳コピが楽になるか試してみました

2013年4月20日土曜日

[楽器] エレキギターのピックアップ交換

How to change the guitar pickups
エレキギターにハムノイズはつきものです。
ですが、自宅でシングルコイルのエレキギターを録音するとハムノイズが気になります。
歪み系のエフェクトをかけると、「ジー」というハムノイズが終始聞こえます。
そこでエレキギターのピックアップをノイズレス仕様に交換しました。

ノイズレスピックアップはこちらです。
Fender Vintage Noiseless Strat Pickups

新品で買ったのに箱の中はめちゃくちゃだし、開封した様子もあります。
「Made in MEXICO」なのでこれが普通なのでしょうか?
不安なので直流抵抗値を計ってみました。
・センター・フロント共用1: 9.3kΩ (公称9.8kΩ)
・センター・フロント共用2: 10.3kΩ (公称9.8kΩ)
・リア用: 9.3kΩ (公称9.8kΩ)
ばらつきがありますが、断線はしてないようなので良しとします。
純正ピックアップは3つとも5.8kΩでした。

ギター本体はフェンダージャパンのストラトです。

純正ピックアップはUS-VINTAGE ST(U.S.A)というシングルコイルです。

以下交換手順です。

1.
取り付けにはハンダ付け作業が必要です。
交換作業に必要な工具
・ねじ回し(ドライバー)
・ハンダごて
・ハンダ

あると便利なもの
・通電テスター (ショート・断線・接触不良を見つけるため)
・ハンダ吸い取り線 (不要なハンダを吸い取るため)
・ワイヤーストリッパー (リード線の皮膜を剥くため)
・洗濯ばさみ (リード線を仮留めするため)
・タイラップ・インシュロック (リード線結束のため)
・熱収縮チューブ(リード線結束、絶縁のため)
など


2.
ギター本体のピックガードを外します。

座繰りの深さは十分なので本体を加工する必要はなさそうです。

3.
交換作業です。

純正ピックアップを外して新しいピックアップに交換するだけです。
ノイズレスピックアップはインチネジなので、付属のネジを使います。(純正ネジはミリネジ)

作業内容は簡単ですがピックアップ交換は初めてなので時間がかかりました。
しかも純正ピックアップセレクターを壊してしまいました。
フロントピックアップしか音が出なくなってしまい新しいパーツに交換する羽目になりました。
壊れたピックアップセレクターを分解したら、金属のパーツが曲がってしまい接点から浮いてました。
ハンダごてを当てたときに「ぐにゃっ」と曲がったような気がするので、熱を与えすぎたのか、力を入れすぎたのか。

4.
完成の図です。
ピックアップの色が黄ばんで見えます。ビンテージホワイトと言うのでしょうか。

純正ピックアップのピックアップカバーはポールピースの穴の位置が会わないため流用できませんでした。


ノイズレスピックアップの効果
  • 歪み系のエフェクトをかけてもハムノイズはわずかに聞こえる程度です
    ハムノイズが完全に消えるわけではありませんが遙かに小さくなりました。
  • こたつのヒーターから10cm位の距離に近づけるとブーンというノイズ(6弦開放弦より低い音)が聞こえます
    ノイズの発生源10cm以内の環境でギターを弾くことはないので問題ないでしょう。
  • 純正ピックアップに比べるとポールピースの位置や高さが違うためサスティーンや音質が変わったように聞こえます
    ピックアップの高さを調整して純正ピックアップの音質に近づけることができました。
  • トーンポットの効き具合が変わったような気がします
    純正ピックアップではトーンポットを回した分だけ効いてました。
    交換後は完全に閉じた状態から3割くらい開いたところで全開と同じようなトーンになります。
  • ボリュームポットの効き具合に変化ありませんでした
    回した分だけちゃんと効きます。


[CUBASE][StudioOne] 音の遅れ(レイテンシー)の原因を探る
[Windows] オーディオ再生中にノイズが鳴る
[CUBASE] CUBASE7のインストールとトラブル
[CUBASE] CUBASE6のバージョンアップのトラブル
[CUBASE] 「突然音が出なくなった」を解決する

以上、参考になれば幸いです。