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fltech - 富士通研究所の技術ブログ

富士通研究所の研究員がさまざまなテーマで語る技術ブログ

SCIS2025参加報告~AIのリスク分析に関する発表と実行委員会活動報告~

はじめに

こんにちは。富士通研究所 データ&セキュリティ研究所の矢嶋純です。SCIS2025(正式名称:2025年暗号と情報セキュリティシンポジウム)に実行委員として運営に参加するとともに、当日のシンポジウムにも参加し発表をしてきました。今回はSCIS2025における富士通の発表を中心に報告をお届けします。

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価値観への働きかけを社内実践!エコアクション大幅増に貢献

こんにちは、コンバージングテクノロジー研究所の妙見です。近年、気候変動は大きな社会問題となっており、中でもライフスタイルに起因するCO2排出量を減らすには、個々人のエコアクション(以下、環境行動)の促進が喫緊の課題となっています。自分ごとになりにくい環境分野において、価値観とデジタル技術を用いた環境行動変容の技術実証にトライしたので、その内容をご紹介します。

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富士通初 音楽生成AIについて

はじめに

こんにちは、富士通研究所 コンピューティング研究所の高です。富士通研究所は、オリコン1位を獲得した楽曲55作品を手掛けた著名音楽プロデューサー井上純氏率いる株式会社Amadeus Code(以下、Amadeus Code)と共同で、音楽クリエイターの創作活動をサポートする生成AIを開発しました。今回は開発経緯と技術的な仕組みを紹介します。

音楽制作におけるアイデア枯渇や表現の限界は、多くのクリエイターが直面する課題です。 想像力を掻き立てる閃きを求め、試行錯誤を繰り返す日々…。 そこで、今回開発した音楽生成AIは、クリエイターのインスピレーションを最大限に引き出し、既存の枠にとらわれない独創的な音楽創造を支援します。AIとの協働により、創造性を高め、想像を超える音楽表現の可能性を切り開くことを目指します。

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経産省GENIACでナレッジグラフの生成/推論に特化したLLMを開発しました!

人工知能研究所の宗像 聡です。

当社は国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の公募「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/①ポスト5G情報通信システムの開発」および経産省が主催する「Generative AI Accelerator Challenge(GENIAC)プロジェクト」に当社の提案事業「論理推論を可能とする大規模言語モデルの研究開発」(以降では「本事業」と略記)が採択されたことを受け、ナレッジグラフの生成/推論に特化した大規模言語モデル(LLM)の研究開発を進めておりました *1。

GENIAC最終成果報告会における当社のプレゼンおよびデモの様子は、こちらの経産省サイトからご覧いただけます。 また、本事業で当社が開発したLLM含む資産は、huggingface.co/Fujitsu-LLM-KGで一部公開しております。

本記事では、本事業期間中に実施した研究開発内容や、作業中に遭遇した困難・得た知見などを一部ご紹介します。

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NeurIPS 2024に参加・発表しました #2 ~AI Agent 研究の最新動向を知る!~

はじめに

こんにちは、人工知能研究所の村田です。入社してまだ1年目の私ですが、若手を対象とした海外研修制度の一環で、2024年12月10日から15日にカナダのバンクーバーで開催された国際会議 NeurIPS 2024(正式名称:Annual Conference on Neural Information Processing System)に聴講参加しました。私以外のメンバーも現地参加・発表をしており、NeurIPS 2024 で得られた知見、発表内容などをまとめた記事について連載で投稿しています。第2回目となる本投稿では、口頭発表セッションが満席となるほどに注目度の高い技術である、AI Agent に関する研究動向について紹介します。

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NeurIPS2024に参加・発表しました #1 ~GPUを用いた次世代組み合わせ最適化ソルバー~

はじめに

こんにちは、富士通人工知能研究所の市川佑馬です。 私は、卓越社会人制度と呼ばれる富士通の独自制度を利用して東大で博士学生として通いながら富士通に勤務をしています。

富士通では主に深層学習や組み合わせ最適化のアルゴリズム開発を行っています。今回、私が開発した組み合わせ最適化に関する技術である「Controlling Continuous Relaxation for Combinatorial Optimization」が機械学習の国際会議 Neural Information Processing Systems (NeurIPS) 2024に採択され、12月にカナダのバンクーバーで開催された年次イベントにて発表を行いました。

NeurIPS2024に関する記事は連載形式でお届けします。本記事では、私がNeurIPS2024で発表した内容を簡潔に紹介いたします。次回以降の連載では、NeurIPS2024の研究動向や注目論文について解説します。

openreview.net

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PRICAI 2024で"A Statistical Analysis of LLMs' Self-Evaluation Using Proverbs"について発表しました

こんにちは、富士通研究所人工知能研究所の園田亮介です。 富士通研究所では、LLMの文化・人口属性におけるバイアスに関する研究開発を行っており、このたび我々の研究を京都で開催された国際会議 PRICAI2024にて発表しましたのでその内容を紹介します。

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宅配便ロッカー利用だけで、街に緑が増える!? ~市民の脱炭素アクション効果可視化実証について~

こんにちは、コンバージングテクノロジー研究所の石橋です。
川崎市様、ヤマト運輸様、Packcity Japan 様と川崎市市制 100 周年をきっかけにスタートした「かわさき脱炭素プロジェクト」において、市民の脱炭素アクションとその効果を街全体として見える化する取り組みを実施したので、その概要と活用技術についてご紹介します。

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いたちごっこにさようなら!定量評価可能なビデオ映像のプライバシー保護技術を開発しました!

こんにちは。富士通のデータ&セキュリティ研究所の牛田芽生恵です。 富士通では複数のビデオ映像を利用したマルチカメラトラッキングの研究開発をしています。 また、ビデオ映像を用いた行動分析技術にも力を入れています。

ビデオ映像を利活用する際に大切なことのひとつは、ビデオに映る生活者のみなさんのプライバシーをしっかりと守ることです。 しかし、ビデオ映像に対するプライバシー保護手法は、世の中に多数存在するものの、場当たり的な手法が多く、攻撃とのいたちごっこが続いています。というのも、どのような手法でプライバシーを保護すれば、どのような性質のプライバシーが、どの程度守られるのかという定量的な評価がなされていない技術が多いからです。そこで、差分プライバシーというデータベースに対するプライバシー保護の評価指標をビデオ映像に拡張することで、定量評価可能なビデオ映像のプライバシー技術を開発しました。本技術を利用することで、ビデオ映像を取り扱う事業者様が、取得したビデオ映像の安全な利活用ができるようになることを目指しています*1。

*1:今回の開発技術を用いてプライバシー保護を行っても、個人情報保護法上は「個人情報」として扱う必要があります。今回の開発技術は技術的安全管理措置を目的とした技術であることにご留意ください。

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SC24に参加・発表しました#3 ~FUJITSU-MONAKAプロセッサとArmエコシステムへの貢献~

こんにちは、富士通研究所 先端技術開発本部の忽滑谷淳史、石井伴旺、藤原慎之介です。2024年11月17日~22日にアトランタ(アメリカ合衆国)で開催されたスーパーコンピュータの国際会議SC24にブース展示説明員として参加し、FUJITSU-MONAKAプロセッサの展示と関連技術の動向調査を行いました。富士通研究所からは複数のメンバーが現地参加しており、SC24で得られた知見などをまとめた記事について連載で投稿しています。第3回目となる本投稿では、Armベースの次世代プロセッサ「FUJITSU-MONAKA」の展示内容と関連する動向について報告します。

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SC24に参加しました!#2 ~超伝導量子コンピュータの展示

初めまして、量子研究所の中田です。私は今年の春まで大学に勤めていましたが、2024年3月から富士通の量子研究所でお世話になっています。前職では物性物理学を専門にしており、レーザーや放射光などさまざまな波長の光を用いて高温超伝導体などの量子物質を研究していました。物性物理で扱うような相互作用する量子多体系は古くから知られる物理学の難問のひとつですが、そのような問題に対して量子計算の有用性が議論されていることから量子コンピュータに興味を持ちました。私は実験装置を扱いながら研究を進めてきた背景もあり、これまでに培った低温技術や超伝導の知見を活かしながら、実際に自分で超伝導量子コンピュータのハードウェアを開発してみたいと思い、富士通に入社しました。最近はマイクロ波というこれまでとはまた波長の異なる電磁波(光)を使って日々研究開発に励んでいます。

さて、私たちの研究チーム(量子研究所)は2024年11月17日-22日に米国アトランタで開催されたSC24にて超伝導量子コンピュータの展示を行いました。

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SC24 Report - Showcasing technologies for more convenient and efficient use of supercomputers

Introduction

Hello, I'm Hiroki Ohtsuji from the Computing Laboratory at Fujitsu Research. Today, I would like to share my report on attending the ACM/IEEE SC24 (officially known as The International Conference for High Performance Computing, Networking, Storage, and Analysis) held in Atlanta, Georgia. This conference is the world's largest international conference on supercomputing, where we showcased and presented technologies such as the AI Computing Broker (blog post, video, PDF) and Interactive HPC (video, PDF).

Please refer to the link below for the rest of the article. blog-en.fltech.dev

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SC24に展示・発表しました #1 ~スパコンをより便利かつ効率的に使うための技術を展示

はじめに

こんにちは、富士通研究所 コンピューティング研究所の大辻弘貴です。今回は、ジョージア州アトランタで開催されたACM/IEEE SC24(正式名称:The International Conference for High Performance Computing, Networking, Storage, and Analysis)の参加報告をお届けします。この会議は、スーパーコンピュータに関する世界最大の国際会議であり、AI Computer Broker(ブログ記事, 動画, PDF)やインタラクティブHPC(動画, PDF)をはじめとする技術の展示や発表を行いました。

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Fujitsu's most advanced technologies are summarized and published! Fujitsu Technology Strategy Briefing

Hello. This is Teranishi from the Research transformation Office. At the Fujitsu Technology Strategy Briefing held on December 12, 2024, we unveiled AI Agent and other cutting-edge technologies. Here are the in-depth articles on Fujitsu's most recommended technology.

Please refer to the link below for the rest of the article. blog-en.fltech.dev

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