SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

新着記事一覧を見る

連載記事

おすすめのイベント

おすすめの講座

'); document.write('
'); document.write('
'); googletag.cmd.push(function() { googletag.pubads().addEventListener('slotRenderEnded', function(e) { var ad_id = e.slot.getSlotElementId(); if (ad_id == 'div-gpt-ad-1653367697895-0') { var ad = $('#'+ad_id).find('iframe'); if ($(ad).width() == 728) { var ww = $(window).width(); if ($('#'+ad_id).closest("#main").length) { ww = ww - 46; $(ad).addClass("opt-article-toc-bottom"); } ww = ww*0.90; var style = document.createElement("style"); document.head.appendChild( style ); var sheet = style.sheet; sheet.insertRule( "#div-gpt-ad-1653367697895-0 iframe {-moz-transform: scale("+ww/728+","+ww/728+");-moz-transform-origin: 0 0;-webkit-transform: scale("+ww/728+","+ww/728+");-webkit-transform-origin: 0 0;-o-transform: scale("+ww/728+","+ww/728+");-o-transform-origin: 0 0;-ms-transform: scale("+ww/728+","+ww/728+");-ms-transform-origin: 0 0;}", 0 ); sheet.insertRule( "#div-gpt-ad-1653367697895-0 div{ height:"+(90*ww/728)+"px;width:"+728+"px;}", 0 ); } else { if ($(window).width() < 340) { var ww = $(window).width(); ww = ww*0.875; var style = document.createElement("style"); document.head.appendChild( style ); var sheet = style.sheet; sheet.insertRule( "#div-gpt-ad-1653367697895-0 iframe {-moz-transform: scale("+ww/320+","+ww/320+");-moz-transform-origin: 0 0;-webkit-transform: scale("+ww/320+","+ww/320+");-webkit-transform-origin: 0 0;-o-transform: scale("+ww/320+","+ww/320+");-o-transform-origin: 0 0;-ms-transform: scale("+ww/320+","+ww/320+");-ms-transform-origin: 0 0;}", 0 ); sheet.insertRule( "#div-gpt-ad-1653367697895-0 div{ height:"+(180*ww/320)+"px;width:"+320+"px;}", 0 ); } } } }); }); } else { document.write('
'); document.write('
'); }
Biz/Zineセミナーレポート

クリステンセン教授が語った、破壊的イノベーションが「起きない理由」と“Job To Be Done”

「破壊的イノベーション〜新たな成長事業をどのように生み出すのか〜」講演レポート

  • Facebook
  • X
  • Pocket

 11月13日、イノベーション理論の第一人者、ハーバード・ビジネス・スクールのクレイトン・クリステンセン教授がNECと一般社団法人Japan Innovation Network (JIN) による共同招聘により「C&Cユーザーフォーラム & iEXPO2015特別講演」に登壇。これまで氏が構築してきたイノベーション理論を、具体的な事例を交えて噛みくだくように解説した。ポイントは、「3つのタイプのイノベーションサイクルが回らない理由」と、「朝、なぜマックシェイクが男性に売れるのか」という、予想外の展開であった。その真意はいかなるものか。破壊的イノベーションの本質をご本人が語った。

  • Facebook
  • X
  • Pocket

「3つのイノベーションタイプ」のサイクルを回すことが重要だが…。

 クリステンセン氏は、イノベーションのタイプを「破壊的(disruptive)イノベーション」、「持続的(sustaining)イノベーション」、「効率化(efficiency)イノベーション」の3つに分類する。
 破壊的イノベーションとは、ある企業の製品やサービスに対抗して競合他社がとる行動によって、従来の製品やサービスが分断(disrupt)されてしまう現象を指す。たとえば、アップルの1人1台所有を前提とするパーソナルコンピュータの登場によって、業務用ミニコンピュータ市場は消滅した。トヨタが北米市場に小型の大衆車を投入すると、大型車を製造していた米国の自動車産業は衰退した。業界を問わず、破壊的イノベーションに共通しているのは、「ハイエンド化した既存製品の延長線上にはない製品を手頃な価格で入手しやすく、より多くの人が使えるようにして新しい市場を作る」「大きくなった需要に応えるための雇用が増え、経済が成長する」ことだ。

 一方、持続的イノベーションと効率化イノベーションは、いったん市場に受け入れられた製品に対して行われる。製品は、改善を重ねられ、性能が向上していくとともに企業の利益率も上がっていく。これが持続的イノベーションだ。コンピュータチップの処理能力向上の歴史などがこの好例だ。製品は代替わりしていくだけなので、このイノベーションは成長の源泉にはならない。企業は、より少ないリソースでより多くの製品を作ることを目的とする効率化イノベーションも進める。効率化イノベーションはその特性として、雇用を減少させ、フリーキャッシュフローを増やす。このキャッシュフローが次の市場創造型・破壊的イノベーションの開発に投資されれば、それぞれ異なる役割を担う3つのイノベーションが繰り返し起こる事業サイクルが生まれる。クリステンセン氏は次のように説明する。

これはなかなかいい仕組みですよね。効率化によりフリーキャッシュローが生まれ、それが破壊的イノベーションに投資され、そこで効率化イノベーションによって減らされた雇用が再び増やせれば、このシステムは永久に回り続ける。これが成長を生み出す仕組みなのです。

「イノベーションのジレンマ」とは?

 だが、実際には企業がこのサイクルをずっと回し続けるのは困難だ。というのは、破壊的イノベーションによって開発されたばかりの製品は、成長持続的・効率化イノベーションによって洗練され、利益率も高くなっている既存製品に比べて、最初は出来も利益率も悪いので、利益を守りたい経営者にとっては魅力的でない。将来の新しい市場を狙うのであればここに投資すべきだが、実際にはイノベーションの大半は、成長持続的・効率化イノベーションである。

高い利益率で売るために製品の改善に引き続き投資するべきか。あるいは、買ってもらえず、利益を悪化させるかもしれない製品を新たに作るべきなのか。これが、イノベータのジレンマ(innovator's dilemma)です。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
「ファイナンス」が成長を阻害する

' ); }

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
Biz/Zineセミナーレポート連載記事一覧

もっと読む

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket

Special Contents

PR

' ); document.write(''); } $(window).on('load', function() { // 中身が無い広告でslotOnloadを通らない場合がある var show_ad = 0; dfp_special.map(function(ad_id) { var ad_special_flag = 0; var ad = $('#'+ad_id[0]).find('iframe').last(); var contents = ad.contents(); if (contents.find('body').length === 0 || !contents.find('body').html()) { $('#ad_special_' + ad_id[0]).remove(); $('#ad_special_' + ad_id[0]).attr('class', 'noad'); } else { show_ad++; } }); if (show_ad == 0) { $('.ad-special-wrap-sp').hide(); } }); } else { $('.ad-special-wrap-sp').hide(); }

Job Board

PR

' ); document.write(''); } $(window).on('load', function() { // 中身が無い広告でslotOnloadを通らない場合がある var show_ad = 0; dfp_job_board.map(function(ad_id) { var ad = $('#'+ad_id[0]).find('iframe').last(); var contents = ad.contents(); if (contents.find('body').length === 0 || !contents.find('body').html()) { $('#' + ad_id[0]).remove(); //$('#' + ad_id[0]).attr('class', 'noad'); } else { show_ad++; } }); if (show_ad == 0) { $('.ad-job-board-wrap-sp').hide(); } }); } else { $('.ad-job-board-wrap-sp').hide(); }

おすすめ

新規会員登録無料のご案内

メールバックナンバー

アクセスランキング

  1. 1
    新規事業の打率を上げる事業構想の作り方──井上一鷹氏が語るBTC視点、右脳的な確信と左脳的な確証とは
  2. 2
    なぜ大企業が文化人類学者を“青田買い”するのか──文化人類学のビジネス人類学への系譜とは?
  3. 3
    慶應 岩尾准教授が提唱する、ポスト資本主義社会での経営──価値創造の思考道具となるフレームワークとは
  4. 4
    「問題定義」はイノベーションへの近道
  5. 5
    JR西日本がコロナ禍の経営危機から脱却できた理由──リアルな場でのデータ活用に欠かせないゾクセイとは
  1. 6
    なぜトヨタはデジタル人財へのリスキリングに注力するのか──モノだけでない、移動体験全体のデザインへ
  2. 7
    LIXILが「採用より育成」を重視する理由──「顧客と業務」の理解が必須なDXの最新潮流
  3. 8
    濱口秀司は語る「日本人のイノベーション力は最強だ」
  4. 9
    起業は決してギャンブルではない―必要な「サイエンス」と「マインド」
  5. 10
    イノベーション創造をゴールとしたアート思考の実践──「パーパス進化モデル」で価値創出のステップを辿る

アクセスランキング

  1. 1
    新規事業の打率を上げる事業構想の作り方──井上一鷹氏が語るBTC視点、右脳的な確信と左脳的な確証とは
  2. 2
    なぜ大企業が文化人類学者を“青田買い”するのか──文化人類学のビジネス人類学への系譜とは?
  3. 3
    慶應 岩尾准教授が提唱する、ポスト資本主義社会での経営──価値創造の思考道具となるフレームワークとは
  4. 4
    「問題定義」はイノベーションへの近道
  5. 5
    JR西日本がコロナ禍の経営危機から脱却できた理由──リアルな場でのデータ活用に欠かせないゾクセイとは
  6. 6
    なぜトヨタはデジタル人財へのリスキリングに注力するのか──モノだけでない、移動体験全体のデザインへ
  7. 7
    LIXILが「採用より育成」を重視する理由──「顧客と業務」の理解が必須なDXの最新潮流
  8. 8
    濱口秀司は語る「日本人のイノベーション力は最強だ」
  9. 9
    起業は決してギャンブルではない―必要な「サイエンス」と「マインド」
  10. 10
    イノベーション創造をゴールとしたアート思考の実践──「パーパス進化モデル」で価値創出のステップを辿る
  1. 1
    なぜLIXILは既存人材を中心にDXに取り組むのか──推進目的をコスト削減から価値創出へシフトする
  2. 2
    NTTドコモ・ベンチャーズとTOPPANホールディングスが語る、CVCの存在意義と投資を通じた事業例
  3. 3
    LIXILが「採用より育成」を重視する理由──「顧客と業務」の理解が必須なDXの最新潮流
  4. 4
    創業経営者にあり、サラリーマン社長にはないもの──佐藤教授に聞く「事業家思考」と「投資家思考」とは?
  5. 5
    新規事業の打率を上げる事業構想を書いたその後に──MVPによる事業仮説の弱点把握、不足人材の補強
  6. 6
    ジョブ型ではなく「G型かL型か」で考える経営人材像──「事業家思考」と「投資家思考」を両立するには?
  7. 7
    トヨタモビリティパーツに学ぶ、現場DXの最前線──ギックスと共同開発したAI整備見積もりシステム
  8. 8
    JR西日本がコロナ危機で描いた、鉄道一本足打法からの脱却──現場の暗黙知とデータ活用によるDXとは?
  9. 9
    戦略意思決定手法②分析・シミュレーションの活用
  10. 10
    ビジネスアーキテクチャーとは何か?
  1. 1
    新規事業の打率を上げる事業構想を書いたその後に──MVPによる事業仮説の弱点把握、不足人材の補強
  2. 2
    大企業・スタートアップ・経産省が語る、ディープテック領域で日本発ユニコーン企業を生み出す方法
  3. 3
    レゾナックの髙橋CEOと今井CHROがタッグを組んで進める、経営統合を契機とした組織カルチャー変革
  4. 4
    トヨタモビリティパーツに学ぶ、現場DXの最前線──ギックスと共同開発したAI整備見積もりシステム
  5. 5
    なぜLIXILは既存人材を中心にDXに取り組むのか──推進目的をコスト削減から価値創出へシフトする
  6. 6
    非連続的な変化を常識にしていく──レゾナック髙橋CEOと今井CHROに聞く、組織文化変革の今と未来
  7. 7
    ジョブ型ではなく「G型かL型か」で考える経営人材像──「事業家思考」と「投資家思考」を両立するには?
  8. 8
    コーセーと森永製菓の協業事例に学ぶ、大企業が新規事業の壁を突破する方法
  9. 9
    創業経営者にあり、サラリーマン社長にはないもの──佐藤教授に聞く「事業家思考」と「投資家思考」とは?
  10. 10
    JR西日本がコロナ危機で描いた、鉄道一本足打法からの脱却──現場の暗黙知とデータ活用によるDXとは?