Mac はメニューを開くとキーボードショートカットが併記されていて、わざわざ調べなくてもわりといろんなキーボードショートカットがその場で確認できます。おかげで、Mac に乗り換えてから Windows を使っていた頃よりキーボードショートカットを使うようになりました。
しかし、Mac に乗り換えたばかりの頃は、キーボードショートカットを覚える以前の問題として、装飾キーの記号の意味が分からなくて、せっかくメニューに書いてあるのに、結局ググってしまうこともありました。
そこで Mac でキーボードショートカットを使う際に、特に使用頻度の高い「Command (⌘ コマンド)」「Option (⌥ オプション)」「Shift (⇧ シフト)」「Control (⌃ コントロール)」の 4つについてメモしてみます。
私のように Windows から Mac に乗り換えたことで、キーボードショートカットに目覚めてしまった方の参考になれれば、此れ幸い。
こいつらは初めは何故か、なかなか覚えられなかったんですけど。4つだけだから1つずつ潰してゆきます。すると、気がついたらもう覚えていた! という状態になります。
Command (⌘ コマンド)
おなじみコマンドキー (⌘)。
Command (⌘) は、おそらく迷う人はいないかと思います。「Command + C (コピー)」「Command + X (カット)」「Command + V (ペースト)」「Command + Z (取り消し)」「Command + A (すべて選択)」などの Windows のコントロールキーと同じ使い方をするショートカットも多いし。Windows には無いキーですから。
Mac を使っているとイヤでも一番使うキーだと思います。私の iMac はコマンドキーがテッカテカです。
Option (⌥ オプション)
Option (⌥) は、動作を切り替える (スイッチする) キーです。
実際 Mac で Option (⌥) を押しながら、メニューをクリックすると別のメニューが表示されます。これはわりと有名ですよね。
より正確な由来は、こちらがとても参考になります。
Mac の特殊キー記号の由来 – 情報と音楽
option キーを示す ⌥ については、Wikipedia に記述がない。Google で調べてみたら、Quora にそのものずばりの質問があった。
Computer Keyboards: What is the origin of the Mac’s “option key” symbol (⌥)? – Quora
その回答として、一番支持されてたものがこちら (抜粋)。
It was clearly inspired by the electrical symbol for an SPDT switch:
この回路図の左側から流れる電流を、スイッチによって、右上に流すか、右下に流すか選択できる。通常の動作を別のものに切り替えるという事で option や alternate (alt) を示すのだろう。
引用の引用で恐縮ですが、Mac の装飾キーが全然覚えられなかった頃に参考にさせていただいた記事です。
理由がわかると、覚えやすいですよね。
そして Option や今回紹介している 4つの装飾キー以外にも、Mac の装飾キーの由来が事細かに解説されていてとても面白いです。
Option (⌥) を覚えてしまえば、残りは楽勝です。
Control (⌃ コントロール)
Control (⌃) は、個人的に Option (⌥) と迷うことが多かったんですけど、先ほど紹介した記事のおかげで、Option (⌥) を覚えてしまってからは、こいつは問題ではなくなりました。
今となっては、なぜ Control (⌃) と Option (⌥) の区別がつけられなかったのかを思い出す方が難しいです。
Shift (⇧ シフト)
最後に Shift (⇧) さんです。
Shift (⇧) は、ずらすことを意味していて、この矢印は、上にずらすことを表現している。と覚えましょう。
より正確な由来は、やはり先ほどの記事を参考にしてください。
Shift (⇧) は、Windows のキーボードでも大抵キートップに記号が印字されています。ただ、Windows を使っている時にそれを意識したことが無いんですよね。だから、Shift の記号が「⇧」であることも Mac に乗り換えてから知りました。
メニューに表示されるその他の記号
今回は、特によく使う、そして分かりづらい 4つの装飾キーの記号についてメモしましたが。その他にもたまに出てくる記号は、こちらで確認できます。Apple のサポートページです。
これは、Mac で Finder を表示しているときなどにメニューのヘルプから「メニューに表示される記号」と検索しても同じものを見れます。
「メニューに表示される記号」で検索すると。
Mac のヘルプでメニューに登場する記号を確認できます。
ウェブか Mac のヘルプか、お好みでどうぞ。
ただ他の装飾キーは比較的、記号から推測しやすいので一度見てみるだけで十分かと。
まとめ
今日紹介した 4つの装飾キーの記号を覚えておけば、キーボードショートカットを確認した時に迷うことは、ほぼ無いと思います。
こいつらを抑えておけば、あとは気になった時に気の向くままショートカットを覚えてゆくことができます。メニューにせっかくキーボードショートカットが併記されていても、記号で表記されているので、記号の意味が分からないと、どのキーを押せばいいのか分かりませんからね。
それから。ググったら、記号で書かれていた。なんて時もググり直す必要がなくなります。