本記事は、BBQ HACKが検証結果をもとに独自で制作したものです。コンテンツの制作やランキングの選定にブランドは一切関与していません。
検証ポイント
保冷剤の人気22製品を用意し、編集部が実際に使用して比較・検証しました。
1. 保冷力
保冷剤を入れたあとのクーラーボックス内の最低温度を比較しました。
2. 保冷時間
保冷剤を入れたあとのクーラーボックス内の温度推移を比較しました。
3. 凍結時間
保冷剤を冷凍庫に入れてから完全に凍結するまでの時間を比較しました。
保冷剤とは?
保冷剤 とは、主に食材や飲み物の温度を冷たいままキープしたいときに使用するアイテムです。凍らせた保冷剤は、一般的に氷よりも長い時間凍結した状態を保つことができます。
食材、飲み物などを入れたクーラーボックス や保冷バッグ に凍らせた保冷剤を一緒に入れておくことで、内部の温度を低く保ってくれます。
保冷剤の種類
ハードタイプ | ソフトタイプ | |
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▼最強ランキングを見る | ▼最強ランキングを見る | |
メリット | ・保冷力が高い ・頑丈で積み重ねやすい | ・コンパクトで使いやすい ・再凍結時間が短い |
デメリット | ・重くてかさばりやすい ・再凍結に時間がかかる | ・保冷力が低い |
保冷剤は形状によって「ハードタイプ」と「ソフトタイプ」に分けられます。形状によって凍結時間や使い勝手などが変わるので、必要に応じて使い分けましょう。
また、キープできる温度によって「0度タイプ」と「氷点下タイプ」に分けることもできます。
一般的に、「マイナス16度」「氷点下」「強力保冷剤」などの表記があるものが氷点下タイプで、0度タイプは飲み物やパン、氷点下タイプは肉や魚、アイスクリームなど、冷やしたいものに合わせて使い分けるのが望ましいです。
保冷剤の選び方
保冷剤を購入するときは、事前に「どんなシーンで使うことが多いのか」「主にどんなものを冷やすのか」を考えておき、用途に合ったものを選ぶことをおすすめします。
選び方のポイントとして、以下に挙げるような点をチェックしてみましょう。
アウトドア用ならハード、家庭用はソフトがおすすめ
ハードタイプとソフトタイプでは、形状以外にも「保冷力の高さ」や「再凍結時間」などが違ってきます。
どちらにもメリットや向いている使い方があるので、目的に合わせて使い分けるのがいいでしょう。
丈夫で保冷力抜群!ハードはキャンプやバーベキューにおすすめ
ハードタイプは、一般的にプラスチックなどの硬質ケースを使用していて、頑丈なのが特徴。落としても壊れにくいタフさや、保冷力の高さはまさにアウトドアにぴったりです。
また、変形することないぶん重ねて使いやすいので、長く保冷したいときの複数使いがしやすい点も、アウトドア向きといえるでしょう。
ただし、再凍結するまでに時間がかかるものが多いので、使用する2〜3日前には冷凍庫に入れておきましょう。
小さいものが多く手軽なソフトは日常使いにぴったり!
一方、ソフトタイプはビニールなどで包まれた柔らかい袋状の保冷剤です。展開サイズも豊富で、ランチバッグやエコバッグ、クーラーボックスなど、用途に合わせて選びやすいでしょう。
再凍結時間も短く、日常的に手軽に使えるところがメリットですが、保冷力という点では基本的にハードタイプのほうが優れているといえます。
ほどよく冷える!飲料やパンなどなら0度タイプ
前述のとおり、保冷剤には「0度タイプ」と「氷点下タイプ」の2種類があります。0度タイプは「冷やしすぎると困るもの」に使いましょう。
具体的には、凍ってしまうと飲みたいときに困ってしまう飲み物や、凍るほど冷やすと風味を損なってしまうパンや野菜、デザートなどを運ぶときにおすすめです。
肉・魚などの生もの、冷凍食品は氷点下タイプ
氷点下タイプは、マイナス温度の表記があるものや、「強力タイプ」などと書かれたものが該当します。
氷点下タイプは0度以下の温度を長くキープできるため、とにかく冷たい状態を保ちたい肉や魚などの生鮮食品や、氷、アイスクリーム、冷凍食品などを運ぶときに重宝します。
サイズはクーラーボックスの4分の1程度が目安
保冷剤のサイズは、使用するクーラーボックスや保冷バッグのサイズも考えて選びましょう。
クーラーボックスに対して大きすぎる保冷剤は中身を入れるスペースがなくなってしまったり、不必要に食材を凍らせてしまったりする場合があります。逆に、小さすぎると保冷力が足らず、食材が傷んでしまうリスクも。
クーラーボックスの4分の1程度を目安にすると、全体を冷やすのに効果的といえます。また、食材の下と上に保冷剤を入れることで中身を均等に冷やしやすくなるので、必要な個数も合わせて検討しましょう。
保冷時間は6時間以上長持ちすると安心
キャンプやバーベキュー用の食材を運ぶときに使用するのであれば、保冷時間は6時間以上キープできるものがおすすめです。具体的には、移動時間と準備時間を考慮して、食事を開始するまで保冷力が持続するものを選びましょう。
しかし、とくに夏場はクーラーボックスを置く場所や環境によっては保冷剤が早く溶けてしまうことも。クーラーボックスは直射日光を避けて涼しい日陰に置き、地熱の影響を避けられるようにスタンドなどを併せて使うと安心です。
凍結時間を確認!短時間で凍るタイプが便利
凍結までにかかる時間も、保冷剤を選ぶときにはしっかりチェックしておきたいポイントです。保冷剤はきちんと凍結させないと真価を発揮できません。
ソフトタイプの保冷剤は比較的再凍結までの時間が短く、前日から凍らせても十分凍結するものが多いでしょう。
大きなサイズの保冷剤やハードタイプの保冷剤は、再凍結に18時間〜36時間ほどかかるものが多いので注意。使用する2日前には冷凍しておくことを忘れないようにしましょう。
保冷剤を再凍結させる際には、冷凍庫の温度調節ダイヤルを「強」にしておくと安心です。また、冷凍庫に重ねて入れてしまうと、重なった部分などがしっかりと冷凍されないこともあるので、まんべんなく冷えるように入れておくのもポイントです。
コスパ重視なら100均やホームセンターの商品も注目
保冷剤はアウトドア用品店やインターネット通販のほか、ダイソーなどの100均やホームセンターでも購入できます。なんといっても価格が安いので人気も高いです。
アウトドアメーカーが販売する製品ほどの保冷力はないものが中心ですが、ショップによってはハードタイプ、氷点下タイプなども幅広く展開しているので、コスパ重視派の方はチェックしてみては?
保冷剤のタイプ別人気おすすめランキング
ここからは、各メーカーの保冷剤を飲み物やアイスと一緒にクーラーボックスに入れて温度変化を比較・検証した結果を発表していきます。ハードタイプ部門とソフトタイプ部門に分けて「最強の保冷剤ランキング」を作成しました!
今回の検証では、氷点下タイプも0度タイプも同じ条件のもとで検証し、総合力でランクづけしていますが、「選び方」の項目で触れたとおり、用途や冷やしたいものによって必要な機能は変わってきます。
評価や順位を参考にしつつ、ニーズに合ったアイテムを探してみてくださいね!
▼ハードタイプの最強ランキングを見る
▼ソフトタイプの最強ランキングを見る
ハードタイプの最強ランキング
ダイワ CPアイス S
総合評価
★★★★★★★★★★ 4.33
- 保冷力 ★5
- 保冷時間 ★4.8
- 凍結時間 ★3.2
サイズ | 22×14×2.5cm |
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重量 | 580g |
凍結時間 | 24〜36時間 |
保冷温度 | 氷点下タイプ |
1位は、釣り具で人気のダイワの氷点下タイプ保冷剤「CPアイス S」。22×14×2.5cmと、同社の容量15L程度までのクーラーボックスなら1つでまかなえるサイズです。
グリーンの液体はサラサラの低粘度で、凍結具合がひと目でわかる仕様になっています。今回検証したSサイズ以外に、M・Lサイズも展開しています。
評価が高かった最大の理由は、なんといっても保冷力の高さです。クーラーボックスに入れるとすぐに、内部温度はマイナス14.6度まで下がり、6時間後の温度もマイナス11.4度と、長時間マイナス10度以下をキープできていました。
ただし、凍結時間は24時間以上かかってしまうので、早めに冷凍しておく必要があります。
フィールドア ノーザンクーラー アイスパック
総合評価
★★★★★★★★★★ 4.2
- 保冷力 ★4.8
- 保冷時間 ★4
- 凍結時間 ★3.8
サイズ | 16.2×9.2×3.2cm |
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重量 | 400g |
凍結時間 | 18時間 |
保冷温度 | 氷点下タイプ |
2位はフィールドア「ノーザンクーラー」シリーズから登場した保冷剤「ノーザンクーラー アイスパック」です。内容物にも天然の植物性素材を使用した、安心感の高い日本製のアイテム。
16.2×9.2×3.2cmと、やや小ぶりなサイズ感で、同社の「ノーザンクーラーボックス」18.9Lでの使用なら3個使いが推奨されています。
クーラーボックスに入れると、温度はすぐにマイナス12.6度を記録。そこからゆるやかに温度は上昇していきますが、6時間経過時点でもマイナス6.5度をキープし、商品表記通りの結果を打ち出します。
結果、保冷力、保冷時間ともに高評価となりました。再凍結時間は18時間と、やや長めになっています。
ヴァストランド ハイパワー 保冷パック 800g
総合評価
★★★★★★★★★★ 4.2
- 保冷力 ★4.4
- 保冷時間 ★4.4
- 凍結時間 ★3.8
サイズ | 29×19.5×2.2cm |
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重量 | 950g |
凍結時間 | 16時間 |
保冷温度 | 0度タイプ |
3位は兵庫県発のアウトドアブランド「ヴァストランド」の保冷剤「ハイパワー 保冷パック」。0度タイプのモデルで、サイズは29×19.5×2.2cm、重さは950g(内容量800g)と、手で持つとずっしりした感触があります。
一般的な0度タイプと比べて「約11倍長持ち」と謳われる、保冷時間の長さに定評のあるアイテムです。
クーラーボックス内の温度は、入れて間もなくマイナス7.4度を計測。その後は4時間ほどほぼ一定の温度をキープしました。
5時間を超えてきたころから温度がやや上昇し、6時間後の温度はマイナス3.7度となりましたが、セールスポイントどおりの保冷力の高さが分かる結果になりました。
トラスコ中山 保冷剤 760g
総合評価
★★★★★★★★★★ 4.07
- 保冷力 ★4.4
- 保冷時間 ★4.4
- 凍結時間 ★3.4
サイズ | 22.9×16.4×3.3cm |
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重量 | 760g |
凍結時間 | 24時間 |
保冷温度 | 氷点下タイプ |
4位はプロツール(工場用副資材)を取り扱うトラスコ中山の強冷タイプ保冷剤です。15〜20Lのクーラーボックスに使いやすいサイズ。
配送での利用を想定してか使い勝手の面でも優秀で、持ち手があり手が冷えにくくなっているのもうれしいポイントです。
山善 キャンパーズコレクション 保冷剤 パワークール -16℃ 600g
総合評価
★★★★★★★★★★ 4.07
- 保冷力 ★4.8
- 保冷時間 ★3.4
- 凍結時間 ★4
サイズ | 19.3×16×3cm |
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重量 | 600g |
凍結時間 | 12~24時間 |
保冷温度 | 氷点下タイプ |
5位は幅広いアイテムを取り扱っている山善が手がけるアウトドアブランド「キャンパーズコレクション」から販売されている「保冷剤 パワークール -16℃ 600g」。
サイズは大きめのハードタイプ・氷点下タイプですが、半日〜1日ほどで凍結可能となっています。
ブリーズタイム THE長持ちクール
総合評価
★★★★★★★★★★ 4.07
- 保冷力 ★4.6
- 保冷時間 ★3.4
- 凍結時間 ★4.2
サイズ | 20×14×2.5cm |
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重量 | 700g |
凍結時間 | 12時間 |
保冷温度 | 氷点下タイプ |
6位は「家族で自然を楽しむ」をコンセプトとしたアウトドアブランド、ブリーズタイムの保冷剤「THE長持ちクール」。
氷点下タイプで、「マイナス11度タイプ」との表記があります。再凍結時間は約12時間と、ほかの氷点下タイプの保冷剤と比較すると短めです。
ロゴス 倍速凍結・氷点下パック
総合評価
★★★★★★★★★★ 3.87
- 保冷力 ★3.2
- 保冷時間 ★4.8
- 凍結時間 ★3.6
サイズ | 25.5×16.4×2.5cm |
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重量 | 900g |
凍結時間 | 18〜24時間 |
保冷温度 | 氷点下タイプ |
7位は人気アウトドアブランド・ロゴスの「倍速凍結・氷点下パック」。
「倍速凍結」という名のとおり、凍結時間は同社従来品の半分の18~24時間になっているものの、ほかのメーカーの保冷剤と比較すると決して短くはない数値。しかし、保冷時間の長さはかなりの高評価です。
ダイソー 保冷剤 ハードタイプ
総合評価
★★★★★★★★★★ 3.87
- 保冷力 ★4.2
- 保冷時間 ★2.4
- 凍結時間 ★5
サイズ | 18.8×13.8×2.4cm |
---|---|
重量 | 1100g |
凍結時間 | 6時間 |
保冷温度 | 0度タイプ |
9位は100均ショップ・ダイソーの保冷剤。ハードタイプでありながら価格は100円(税別)で、なんと凍結時間が6時間とかなりのスピード!
しかし、それもあってか保冷持続力は高くないため、アウトドア向けというよりは日常使い用と考えるのがよさそうです。
ロゴス 氷点下パックGT-16℃・ハード600g
総合評価
★★★★★★★★★★ 3.8
- 保冷力 ★3.4
- 保冷時間 ★5
- 凍結時間 ★3
サイズ | 19.5×13.7×2.8cm |
---|---|
重量 | 600g |
凍結時間 | 36~48時間 |
保冷温度 | 氷点下タイプ |
10位は高い保冷力を誇るロゴスの定番保冷剤「氷点下パックGT-16℃」。
評価の面では、凍結時間が36〜48時間かかってしまう点がネックになりましたが、保冷時間の面では最高評価を獲得しています。
JEJアステージ アイスロックス 1100
総合評価
★★★★★★★★★★ 3.8
- 保冷力 ★3.2
- 保冷時間 ★5
- 凍結時間 ★3.2
サイズ | 20×11.5×6.6cm |
---|---|
重量 | 1100g |
凍結時間 | 24〜36時間 |
保冷温度 | 氷点下タイプ |
11位のJEJアステージ「アイスロックス 1100」は、今回用意した保冷剤の中で最重量となる約1.1kgのビッグサイズ保冷剤。厚さも6.6cmあるため、凍結時間は24〜36時間と長めです。
持続力はありますが、マイナス10度タイプのため、ほかの氷点下タイプと比べると保冷力自体はやや低めの評価となっています。
キャプテンスタッグ ニューコールドパック S
総合評価
★★★★★★★★★★ 3.8
- 保冷力 ★4.2
- 保冷時間 ★3.2
- 凍結時間 ★4
サイズ | 19.5×12×3cm |
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重量 | 500g |
凍結時間 | 12時間以上 |
保冷温度 | 0度タイプ |
12位は「鹿番長」キャプテンスタッグの定番保冷剤「ニューコールドパック」。0度タイプの保冷剤で、12時間程度で凍結することができます。
スティックタイプ(250g)からLサイズ(1000g)まで幅広いサイズが展開されており、用途に適したものを選びやすいところもうれしいポイントです。
アイスジャパン フリーザーアイス FIH05B
総合評価
★★★★★★★★★★ 3.73
- 保冷力 ★3.8
- 保冷時間 ★3
- 凍結時間 ★4.4
サイズ | 18×15×2.8cm |
---|---|
重量 | 500g |
凍結時間 | 10時間 |
保冷温度 | 0度タイプ |
13位は業務用保冷剤トップシェアのアイスジャパンが販売している「FIH」シリーズのアイテム。同社では氷点下タイプも取り扱っていますが、今回検証したのは0度タイプのものです。
10時間で凍結可能で、ハードタイプではかなり早い部類となります。
アイリスオーヤマ 保冷剤ハード CKB-500
総合評価
★★★★★★★★★★ 3.67
- 保冷力 ★3
- 保冷時間 ★3.6
- 凍結時間 ★4.4
サイズ | 18×15×2.8cm |
---|---|
重量 | 500g |
凍結時間 | 10時間 |
保冷温度 | 0度タイプ |
14位は家電や生活用品など、幅広い商品を展開しているアイリスオーヤマの保冷剤。コスパも高く凍結時間が短いアイテムです。
0度タイプで、S・M・Lの3種類が販売されています。本格的なアウトドア向けというより、どちらかといえば家庭用向けの性能です。
ロゴス アイススタックパック 530
総合評価
★★★★★★★★★★ 3.6
- 保冷力 ★3.6
- 保冷時間 ★2.6
- 凍結時間 ★4.6
サイズ | 19.5×14×2.7cm |
---|---|
重量 | 530g |
凍結時間 | 8〜10時間 |
保冷温度 | 0度タイプ |
15位は「氷点下パック」でおなじみのロゴスが販売している0度タイプの保冷剤。「スタックパック」という名前のとおり、重ねてスタックすることが可能です。
凍結時間は8〜10時間と、氷点下パックシリーズと比較するとかなり短めです。
キャプテンスタッグ 時短凍結スーパーコールドパック S
総合評価
★★★★★★★★★★ 3.47
- 保冷力 ★4
- 保冷時間 ★3
- 凍結時間 ★3.4
サイズ | 19.5×12×3cm |
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重量 | 500g |
凍結時間 | 24時間 |
保冷温度 | 氷点下タイプ |
16位はキャプテンスタッグの氷点下タイプの保冷剤「時短凍結スーパーコールドパック S」。S・M・Lの3サイズが展開されています。
凍結には24時間必要なことに加え、最低温度と最高温度の差が大きくなったことが評価に影響しました。
ロゴス 氷点下パックGT-16℃・コンパクト(2pcs)
総合評価
★★★★★★★★★★ 3.27
- 保冷力 ★4
- 保冷時間 ★2.2
- 凍結時間 ★3.6
サイズ | 6.3×6.2×3cm |
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重量 | 80g |
凍結時間 | 18~24時間 |
保冷温度 | 氷点下タイプ |
17位はコンパクトサイズのロゴス倍速凍結パックです。80g×2個の小ささで、メイン使いよりもサブ的に使用することが多いでしょう。
お弁当用などの小型のポーチで活用したり、食材の隙間を埋めるように使ったりする方法が推奨されています。
ソフトタイプの最強ランキング
川合技研 ネオアイス ソフト 550ml
総合評価
★★★★★★★★★★ 4.2
- 保冷力 ★4.6
- 保冷時間 ★4.6
- 凍結時間 ★3.4
サイズ | 22×16×3cm |
---|---|
重量 | 530g |
凍結時間 | 24時間 |
保冷温度 | 氷点下タイプ |
ソフトタイプ最強に選定したのは「ネオアイス」。凍結時間は長めですが、そのぶん保冷力・保冷時間は高評価。
全体的にハードタイプに劣らないハイパワーが目立ちました。
温度計測を開始すると、すぐにマイナス13.4度まで下がるという抜群の保冷力を発揮。
そこからの温度変化も安定しており、最終的には6時間後でもマイナス8.9度と余力も十分でした。
ダイソー ハイパワー 保冷剤
総合評価
★★★★★★★★★★ 4
- 保冷力 ★3.8
- 保冷時間 ★4
- 凍結時間 ★4.2
サイズ | 23×15×1cm |
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重量 | 400g |
凍結時間 | 12時間 |
保冷温度 | 氷点下タイプ |
2位はダイソーのマイナス10度タイプのソフト保冷剤。コスパも考慮すると十分な高評価といえるでしょう。
12時間の凍結時間が必要となりますが、それに相応しい保冷力を発揮。100均の保冷剤の中でもイチオシのアイテムです。
検証開始後に最低温度マイナス11.2度を記録。そこからゆるやかな温度上昇をしていきますが、6時間後でもマイナス5.4度をキープできています。
使用可能時間は「約3時間」となっていましたが、今回の検証では6時間後も十分な保冷力を残していました。
セリア クールキーパー 300g
総合評価
★★★★★★★★★★ 3.93
- 保冷力 ★3.2
- 保冷時間 ★3.8
- 凍結時間 ★4.8
サイズ | 14.5×12.5cm |
---|---|
重量 | 300g |
凍結時間 | 7〜10時間 |
保冷温度 | 0度タイプ |
3位は同じく100均ショップ・セリアのソフトタイプ保冷剤。重さは300gと、今回検証した保冷剤の中では小ぶりなサイズです。
0度タイプなので、保冷力は高くありませんが、再凍結時間が7〜10時間と早く、使いやすい製品です。
最低温度はマイナス4.7度と、0度タイプの保冷剤としてはまずまずの保冷力。
3時間で0度を上回り、6時間後の温度は1.4度という結果になりました。飲み物やお弁当を冷やすなど、日常使い向きのアイテムでしょう。
アイリスオーヤマ 保冷剤 ソフト CKF-500
総合評価
★★★★★★★★★★ 3.8
- 保冷力 ★3.4
- 保冷時間 ★3.6
- 凍結時間 ★4.4
サイズ | 23×15×2.3cm |
---|---|
重量 | 500g |
凍結時間 | 10時間 |
保冷温度 | 0度タイプ |
4位はアイリスオーヤマのソフトタイプ保冷剤。価格が安いうえ、凍結時間も早めの10時間と取り回しのよさが魅力。
氷点下タイプではないことと、保冷時間がそれほど長くないことを考えると、普段の買い物などに使うのがよいといえます。
キャプテンスタッグ 抗菌 クールタイム L
総合評価
★★★★★★★★★★ 3.67
- 保冷力 ★3.8
- 保冷時間 ★2.6
- 凍結時間 ★4.6
サイズ | 23×15.8cm |
---|---|
重量 | 500g |
凍結時間 | 8〜10時間 |
保冷温度 | 0度タイプ |
5位はキャプテンスタッグのソフトタイプ。1990年代から発売されているロングセラー商品です。
外装に抗菌加工が施されていて衛生的に使用できます。凍結時間は8〜10時間と短め。氷点下タイプではないのですが、保冷力もありました。
保冷剤の人気22製品を比較検証!
今回の検証では、冷えたペットボトルや缶ビール、凍ったアイスと一緒に保冷剤をクーラーボックスに入れ、エアコンで一定温度に保った室内に設置。
データロガーを用いてクーラーボックス内の温度変化を記録しました。
1. 保冷力
保冷力の検証では、「保冷剤を入れたあとのクーラーボックス内の最低温度」を比較しました。
クーラーボックスに保冷剤を入れたときの温度と、その後の最低温度の差が大きいものほど評価が高くなっています。
2. 保冷時間
保冷時間の検証では、「保冷剤を入れたあとのクーラーボックス内の温度推移」を比較しました。
保冷剤を入れたあとの最低温度と、入れてから6時間後の温度の差が少ないものほど評価が高くなっています。
3. 凍結時間
凍結時間の検証では、「保冷剤を冷凍庫に入れてから完全に凍結するまでの時間」を比較しました。
使用可能な状態になるまでの時間が早いものほど評価が高くなっています。
保冷剤を活用できる便利グッズ
近年の猛暑対策に、保冷剤を活用した便利グッズも人気が高まっています。アウトドアに、スポーツに、お仕事にと活躍してくれるアイテムを要チェック!
▼保冷剤ポケット付きベストを見る
▼首に巻く保冷剤を見る
▼保冷剤ポケット付きタオルを見る
▼リュック型保冷剤を見る
▼保冷剤ポケット付き扇風機を見る
保冷剤ポケット付きベスト
炎天下の作業やアウトドアでの熱中症対策として、体を直接冷やすことができるアイテムです。
通気性のいいベストに保冷剤をセットできるポケットが付けられており、体を直に冷やします。ファン付きジャケットとの併用でさらに冷却効果が高まります。
SOWA メッシュベスト(保冷剤付き)
サイズ | F,XL |
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仕事着で人気が高いSOWAのメッシュベスト。メッシュ構造のベストの背中と両脇に、保冷剤を入れられるポケットが付いています。
付属の保冷剤は冷気を逃がしにくい3層構造になっており、30度の環境で最大4時間保冷性が持続します。冬には保冷剤の代わりにカイロを入れてもOK!
首に巻く保冷剤
太い血管が通っているところを冷やすと、効率的に体温を下げることができます。そのため、首元を冷やすのは熱中症対策としてとても効果的!
昨今ではデザイン性にもこだわった「ネッククーラー」が女性を中心に人気を集めています。
シシベラ ネッククーラー アイスクールリング
サイズ | M・L |
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カラーバリエーションや無地・チェックなどのデザインパターンが豊富で、おしゃれに使える人気のネッククーラー。
28度以下で自然凍結する素材を使用していて、結露が起きないうえ、冷凍庫に入れれば5分程度でひんやりした使用感を得られる優れものです!
保冷剤ポケット付きタオル
保冷剤を入れるポケットが付いたタオルは、汗も拭けて保冷剤の結露も吸収できて便利!
スポーツやアウトドアで首に巻いておけるマフラータイプと、日常でさっと持ち歩けるハンカチタイプが人気です。使用シーンに合わせて選びましょう。
アウトドアプロダクツ 保冷剤付き クールネックタオル
サイズ | 85×10cm |
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アウトドアプロダクツのマフラータイプのクールネックタオル。保冷剤を入れられるポケットが内側に3つあり、付属品で保冷剤が3つ付いています。
また、ポケットは真ん中に口があるタイプで保冷剤が落ちにくい形状になっています。
リュック型保冷剤
保冷剤を入れたリュックを背負って、背中から体を冷やすアイテムです。ぴったりと体にくっつく形状で邪魔にならないので、スポーツや家事、仕事、育児などの場面で活躍します。
小さいサイズなら、夏場の子どもとのお出かけ用にも向いています。
アイスリュック HO-30A
サイズ | 24×18.5×2.5cm |
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現場で働くプロに向けて開発されたリュック型保冷剤バッグ。背中にぴったりくっつくので負担が少なく動きを阻害しません。
付属の保冷袋と結露防止袋で、長持ちかつ背中がベタベタになることを防いでくれます。
保冷剤ポケット付き扇風機
扇風機だけでは風を起こすことしかできませんが、そこに保冷剤を組み合わせると冷たい風を出せるようになります。
DIYで扇風機に保冷剤を取り付けるアイディアもありますが、扇風機に保冷剤を入れるポケットがあるものや、専用の保冷剤を取り付けて冷風を送る商品も販売されています。
ダイソーで購入できる、卓上サイズのミニ扇風機です。ファンの背面に保冷剤を入れるポケットがあり、幅9cm×高さ10.5cm以内の保冷剤を収納可能。
取り込んだ空気が保冷剤で冷やされ、ファンで送り出されるので涼しい風を受けられます。USBから電力を供給するので、モバイルバッテリーをつなげば外でも使用可能!
保冷剤のよくある質問・疑問
最後に、保冷剤に関する疑問にまとめてお答えします!
▼保冷剤の効果的な使い方は?
▼保冷剤の捨て方は「燃えるゴミ」が正しい?
▼保冷剤の中身にはどんな成分が入ってる?
▼保冷剤はリサイクル回収できる?
▼保冷剤はどこで売ってる?
▼保冷剤は消臭剤や芳香剤に再利用できる?
保冷剤の効果的な使い方は?
保冷剤を効果的に使うためのポイントとしては、以下のようなことが挙げられます。
保冷剤は冷やしたいものの上に置く
保冷剤は、基本的に冷やしたいものの下よりも上に置いたほうが効率よく冷やすことができます。
冷気には下へ下へと流れていく性質があるため、効率的に中を冷やしたいなら一番上に保冷剤を置くのがベスト。中にはクーラーボックスの蓋の裏にDIYで保冷剤を取り付けられるフックを自作している人もいます。
また、中身に余裕があるなら、上と下の両方に保冷剤を置くとさらに保冷力がアップしますよ。
ハードだけでなくソフトで隙間を埋める
クーラーボックスを使うときには、保冷力が高いハードタイプの保冷剤だけでなく、ソフトタイプの保冷剤も併せて使用するとさらに保冷力アップ!
ソフトタイプの保冷剤を食材と食材の間に入れて隙間を埋めると、冷気を発生させるポイントが増え、より保冷力が高まります。
肉やペットボトルなどを冷凍する
肉やペットボトルを凍らせておけば、それ自体が保冷剤としても機能してくれます。
肉は「漬け込み冷凍」をすれば、パサつきを防ぎつつ下味もつけられて一石二鳥! ペットボトルも、溶けたらそのまま飲んでしまえばOKです。
クーラーボックスは日陰に置き開閉を減らす
クーラーボックス自体が暑い場所にあれば、いくら内部を冷やす対策をしていても外部の熱で温度が上昇しやすくなってしまいます。クーラーボックスは日陰に置きましょう。
また、開閉回数が多くなれば内部に暖かい空気が入って冷気も逃げてしまいます。なるべくクーラーボックスの開閉を少なくすることも保冷力を長く保つコツです。
クーラースタンドや断熱ボードなど、冷気を逃さないためのアイテムも活用してみましょう。
▼クーラーボックススタンドのおすすめを紹介した記事はこちら!
食材を凍らせたくないときは新聞紙やダンボールを活用
氷点下タイプの保冷剤を使用しているときに、「これだけは凍らせたくない」という食材も入れたい場合は、新聞紙やダンボールに包んでおきましょう。
新聞紙やダンボールが冷気を和らげてくれるので、くるんだ食材が凍りにくくなります。
保冷剤の捨て方は「燃えるゴミ」が正しい?
保冷剤は、可燃ごみとして捨てられる場合が多いです。ただし、分別方法は自治体によって異なるため、市区町村のWebサイトなどで捨て方を確認してみましょう。
たとえば、千葉県柏市の場合、ソフトタイプの保冷剤は可燃ごみ、ハードタイプの保冷剤は不燃ごみに分別する必要があります。
※参考:柏市「ごみ分別便利ガイド 保冷剤(ゼリータイプ)」
使用を繰り返して古くなった保冷剤を捨てる場合は、中身をシンクやトイレに流して捨てたりせず、お住まいの自治体の分別ルールに従って正しく処分するようにしましょう。
保冷剤の中身にはどんな成分が入ってる?
保冷剤の中身の成分は、基本的にほとんどが水です。そこに水を固める性質を持つ高吸収性ポリマーをごく少量混ぜてジェル状にしています。
排水溝などに保冷剤の中身を捨ててはいけないのは、主にこの高吸収性ポリマーが入っていることが理由。万が一捨ててしまうとつまりの原因になってしまうためです。
保冷剤はリサイクル回収できる?
不要になった保冷剤は、全国の「無印良品」店舗でリサイクル回収してもらうことができます。洗浄・解凍した状態で店舗に持ち込みましょう(一部対象外店舗もあり)。
ただし、回収できる保冷剤は「袋状のソフトタイプ」のみで、ハードタイプや、不織布のソフトタイプは対象外となります。
※参考:無印良品「保冷剤の回収をはじめます」
保冷剤はどこで売ってる?
保冷剤は、インターネット通販のほか、アウトドアショップ、ホームセンター、100均、コンビニなどでも購入できます。
店舗の場合、大きなハードタイプは、生活雑貨コーナーや釣り・アウトドアなどの行楽コーナーに陳列されていることが多いです。小さいソフトタイプのものなら、お弁当用品を取り扱うコーナーにも置かれています。
保冷剤は消臭剤や芳香剤に再利用できる?
保冷剤の中身に入っている高吸収性ポリマーは、臭い成分を吸着するため、消臭剤として再利用されることがあります。基本的には解凍した状態で保冷剤の中身を容器に出すだけでOKです。
また、アロマオイルを数滴その中に垂らせば、芳香剤としても活用できます。ただし、基本的にあまり長期間の効果は期待できません。カビが生えてくるなど劣化したら捨てることを徹底し、子どもやペットの誤飲にも十分注意しましょう。
※参考:川崎市「保冷ざいを使った消臭ざいの作り方」
保冷力の高いクーラーボックスでより快適に!
保冷剤の性能を最大限に活かすためには、併せて使用するクーラーボックス選びも重要です!
保冷力の高いクーラーボックスについては、下記の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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