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あけましておめでとうございます。
2020年も終わりましたので、去年1巻が発売し、記事を上げた作品の中から20作品を選びランキングを作りました。
ブログ開設が去年の6月なので、実質半年分です。
正直なところ新規発掘は2020年はほとんど出来ておらず、去年1巻を取り上げた作品は87作でした。(去年以前発売のものも含め)
話題作も全然読めていないので、あくまで「自分が読んだ中で」というところで、よろしくお願いします。
■20位 獣の六番 / 永椎晃平
獣の六番 / 永椎晃平 1巻 感想
「星野、目をつぶって」の作者が描くダークバトル物。一匹狼で優しい主人公と調子が良くポジティブなヒロインとのタッグ。王道ど真ん中で、真新しさが希薄な反面、シンプルな面白さはあり、今後の展開が気になります。
■19位 焼いてるふたり / ハナツカシオリ
焼いてるふたり / ハナツカシオリ 1巻 感想
初々しい新婚生活が料理を通じて描かれます。毒が全くないほのぼのした雰囲気で、料理も美味しそう。話の起伏を求める作品ではないですが、ただかわいらしいやりとりを眺めるのも良いものです。
■18位 君のことが大大大大大好きな100人の彼女 / 原作:中村力斗、作画:野澤ゆき子
君のことが大大大大大好きな100人の彼女 / 原作:中村力斗、作画:野澤ゆき子 1巻 感想
無茶苦茶な作りのラブコメで、終始テンションの高いギャグとツッコミが続くので少し疲れてしまいますが、女の子の狂ったような恋の仕方はかわいい、かわいい…?
■17位 シャングリラ・フロンティア ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~ / 原作:硬梨菜、漫画:不二涼介
シャングリラ・フロンティア ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~ / 原作:硬梨菜、漫画:不二涼介 1巻 感想
主人公と一緒にRPGをやっているような感覚で読める面白さ。作画も素晴らしく戦闘シーンは見物です。
■16位 アンデッドアンラック / 戸塚慶文
アンデッドアンラック / 戸塚慶文 1巻 感想
ジャンプの新連載にして異色作。不死と不運のバディ物。何をされても死なない、という設定自体はよくありますが、それを逆手に攻撃に転じたり罠を仕掛けたりとトンデモな戦い方を繰り広げ、かなり新鮮。
■15位 おとなりに銀河 / 雨隠ギド
おとなりに銀河 / 雨隠ギド 1巻 感想
恋愛経験の乏しい不器用な二人が、婚姻関係になるところからスタートするラブコメ。ちょっと変わった人物設定で、閉じられた世界で進展する恋物語。キャラは好感が持ててかわいく、設定も面白いです。
■14位 スタンドUPスタート / 福田秀
スタンドUPスタート / 福田秀 1巻 感想
起業に対する意識が低い日本で、個人の能力を見出し起業を持ちかける「人間投資家」を名乗る主人公の物語。「起業」を扱いますが、社会人として働く全ての人達に向けた熱い漫画。面白いです。
■13位 満州アヘンスクワッド / 原作:門馬司、作画:鹿子
満州アヘンスクワッド / 原作:門馬司、作画:鹿子 1巻 感想
昭和初期の満州を舞台に、日本人の青年が母親を助けるために阿片の密売に手を出すところから始まる裏社会モノ。描写は少し過激な面もありますが、雰囲気は抜群。あと麗華が美しい。
■12位 うるわしの宵の月 / やまもり三香
うるわしの宵の月 / やまもり三香 1巻 感想
男に間違われるほど綺麗なルックスの女子と、これまたルックス抜群の男。「王子」と呼ばれる二人のお話。宵の初々しい反応がとても良い。全体的にシンプルで読みやすく、面白いです。
■11位 ラブスコア / LEN[A-7]
ラブスコア / LEN[A-7] 1巻 感想
恋愛における相手との相性を数値で知れるアプリが広まった世界でのお話。
仮想シミュレーションを恋愛オムニバスとして楽しみつつ、本筋もしっかりあり良くできてるなあという印象です。
■10位 マイ・ブロークン・マリコ / 平庫ワカ
マイ・ブロークン・マリコ / 平庫ワカ 感想
突然訪れた友人の死から始まる、女性同士の結びつきを描いた物語。全体的に読ませるスピード感もあり、落ち着きもあり、メリハリの付いた良作でした。人間らしさが詰まっているので、感情移入出来る人と嫌悪感を抱く人と両極端になるかもしれません。
■9位 メダリスト / つるまいかだ
メダリスト / つるまいかだ 1巻 感想
フィギュアスケート題材のスポーツ物。コーチである26歳男と、選手である小五の女の子のダブル主人公。コメディテイストが強く少し抜けた雰囲気もありますが、二人の成長は楽しみで、面白いです。
■8位 魔女に捧げるトリック / 渡辺静
魔女に捧げるトリック / 渡辺静 1巻 感想
タイムスリップ×マジック。天才マジシャンの主人公が中世ヨーロッパでの魔女狩りを止めるために奮闘する物語。マジックを駆使し状況を打破していく様は少年漫画的で面白いです。
■7位 カラオケ行こ! / 和山やま
カラオケ行こ! / 和山やま 感想
あり得ないシチュエーションとギャップで読ませるコメディ。中学生がヤクザにカラオケ指導する漫画。なんだそれ…。
作者さんは既に一つの世界観を構築していますね。面白いです。
■6位 リバース×リバース/ 天乃忍
リバース×リバース/ 天乃忍 1巻 感想
ラストゲーム作者。「ライアー×ライアー」にも似た、倒錯もの。こういった実際はあり得なさそうな設定、少女漫画では外れなしで面白いです。
■5位 ヨリシロトランク / 原作:鬼頭莫宏、漫画:カエデミノル
ヨリシロトランク / 原作:鬼頭莫宏、漫画:カエデミノル 1巻 感想
これまた凄い作品が産まれたな…という第一印象。殺人を犯した人間を殺すと、殺された人間が生き返るという世界での練るに練られた物語。既に傑作の予感。
■4位 怪獣8号 / 松本直也
怪獣8号 / 松本直也 1巻 感想
怪獣の討伐を行う防衛隊になることを夢見た幼なじみ二人。かたや夢を叶え、かたや夢を諦め。諦めた32歳男が主人公。シンプルに格好いいシーンを格好良く描く、ザ・王道の少年漫画。話題に違わず、面白いです。
■3位 九龍ジェネリックロマンス / 眉月じゅん
九龍ジェネリックロマンス / 眉月じゅん 1巻 感想
香港に実在したスラム街、九龍(クーロン)内の、不動産屋で働く鯨井令子と同僚の工藤とのラブロマンス。
ただの恋愛ものに留まらない独特な世界観で、1巻通してしっとりじっくり読めます。作者贔屓も少しありますが、廃れた雰囲気やスローなテンポ、大人向け恋愛が好きな方にはおすすめ。
■2位 ダーウィン事変 / うめざわしゅん
ダーウィン事変 / うめざわしゅん 1巻 感想
半分ヒトで半分チンパンジーのチャーリーを主軸に、平等とは何か、差別とは何かと言った話にフォーカスした物語。緊迫した場面は見応えがありサスペンス的な面白さもあり、ラストはかなり絶望的な引きで巻またぎとなり、続きが気になります。1巻としてはかなり面白いです。
■1位 【推しの子】 / 原作:赤坂アカ、作画:横槍メンゴ
【推しの子】 / 原作:赤坂アカ、作画:横槍メンゴ 1巻 感想
特殊な輪廻転生もの。第1話の完成度が高く、タイトルの妙もありなるほどと思わせる、期待度の高い作品。序盤の掴みから中盤のコメディと不穏な空気のバランス、そしてラスト2話の展開から物語の大枠が動き出す期待感、構成がとても良くて1巻としての完成度は非常に高く感じました。シンプルに面白かったです。
以上、2020年の個人的な第一巻ランキングでした。
まだまだ読めていない作品も多いので2021年に持ち越しですね。