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ゲームコントローラーをメンテナンスするためのスプレーをそろえてみました

過去に複数台所有している、デュアルショックシリーズを含むプレイステーションコントローラーと Xbox 360 コントローラーを分解・クリーニングをしてメンテナンスをしてきました。

その時の清掃方法はコントローラー表面や隙間、内部にたまった手垢やホコリを無水エタノールや綿棒で取り除き、プラスチックパーツなら水で丸洗いしたり使い古した歯ブラシを使うなど、主要部品へのダメージが少ないと思われる方法で汚れを落としてきました。

これだけでも十分効果があると思いますが、以前のメンテナンス作業ではやらなかったコントローラープラスチック可動部への潤滑剤塗布や、導電性ゴムと基板の接点、タクトスイッチ、ボリューム、アナログスティックコントローラー内部箇所を市販の潤滑剤スプレーを使って念入りにクリーニング・メンテナンスを行うことにしました。

今回の記事ではコントローラー別に用意・使用したメンテナンス用スプレーを簡単に紹介します。

メンテナンス用スプレーはネット上にある各種情報を参考にして選んでいますが、使用した本人(awgs)はこの手の内容について完全に素人判断で購入・使用しています。使用したスプレー・注入箇所によっては効果がないところがあるかもしれませんし、かえって悪化または故障する可能性があります。何らかの問題が起きても、責任は一切負えませんのでご注意ください。コントローラーの保証期間が残っているのであれば、分解はせずメーカーなどで保証を受けるなど検討してください。

2022/3/3 追記

2016年に記事公開してその後も不定期に更新してきましたが、定期的な情報の修正・アップデートが難しく、一部の情報は間違いなど古くなっている可能性があります。以下の参考サイトにより実践的なメンテナンス情報が公開されているので、そちらの内容を閲覧することをお勧めします。

ゲームコントローラーをメンテナンスするためのスプレーをそろえてみました



デュアルショックシリーズと Xbox 360 コントローラー メンテナンススプレー

デュアルショックシリーズコントローラーと Xbox 360 コントローラー メンテナンススプレー、画像左から KURE エレクトロニッククリーナー、サンハヤト 接点復活王 ポリコールキング、KURE ドライファストルブ、KURE シリコン ルブスプレー

デュアルショックシリーズ含むプレイステーションコントローラーと Xbox 360 コントローラー用に購入・用意したメンテナンススプレーです。

画像左側から エレクトロニッククリーナー、ニューポリコールキング、ドライファストルブ、シリコンルブスプレー となっています。

ドライファストルブ の用途は、コントローラーの操作部分(可動部)の大半はプラスチックで占めていますので、この可動部にピンポイントでドライファストルブを吹きかけて摩擦抵抗を少なくするために使用します。操作時にきしむような音がするところに吹きかければ、不快な音がなくなる可能性があります。

この程度の使い方ならシリコンスプレーでもいいかと最初は思っていたのですが、ホコリが入りやすい場所だとシリコンスプレーによってゴミが付着しやすくなってしまいます。そのようなところにはベタつかないフッ素樹脂(PTFE)配合速乾式潤滑剤のドライファストルブが最適です。

プラスチックに吹きかけると速乾性のためすぐ乾燥して、白い膜状らしき状態で残り続けます。簡単に拭き取れてしまうため、そうしてしまうと潤滑剤としての効果が切れてしまうので、使用する場所によっては頻繁なメンテナンスが必要になってくるかもしれません。屋内メインで使うコントローラーならあまり関係ないと思いますが、環境が厳しい屋外に晒され続けると持続性がシビアみたいです。

アナログスティックコントローラー内部の可動部にはシリコンスプレーを使用します。ドライファストルブで十分かなと思いましたが、この部分はアナログスティックカバーが装着されており、ホコリが入りにくくなっている(と勝手に思っている)ので、シリコンスプレーを使うことにしてみました。

あと、潤滑剤の成分としてドライファストルブはフッ素樹脂(PTFE)、シリコンスプレーはシリコンに分かれています。ここ によると、シリコンは精密電気部品に嫌われている記載がありますので、コントローラーを分解しないまま、電子部品が入っている内部へ直接シリコンスプレーを吹きかけるような形での使用はやめたほうがいいでしょう。

アナログスティックコントローラーは基板にはんだ付けされておりますので、シリコンに嫌われている基板や周りの電子部品に直接吹きかけないよう注意してピンポイントで吹きかけます。

KURE のシリコンスプレーは シリコンスプレー と シリコンルブスプレー という似たような 2種類の名前で販売されていますが、流通経路による違いだけみたいですので、どちらを使ったほうがいいのか?その辺は特に気にしなくていいようです。

ちなみに、長期間経過しているアナログスティックコントローラーの内部には最初に エレクトロニッククリーナー を使って中にたまっていると思われる古い潤滑剤や汚れを洗浄してから、シリコンスプレーを吹きかけるようにしています。

アナログスティックコントローラの内部、ボリューム、タクトスイッチなどの古くなった潤滑剤や電子部品の接点を洗浄するため、エレクトロニッククリーナー を使用します。

潤滑剤の除去、接点洗浄がこのエレクトロニッククリーナーだけで可能です。エレクトロニッククリーナーで洗浄した後は、その箇所に応じた潤滑剤や接点復活・保護スプレーを吹きかけます。

調べてみると、構造が簡単な部品には最適なスプレーのようですが、精密機械やスイッチ類に使える万能洗浄スプレーと言えるわけではないみたいなので、ゲームコントローラーの電子部品に使う場合は定期的なメンテナンスで使うよりかは、最終手段でダメ元で使うことを前提としたほうがいいようです。

こちらの情報 によれば クイックドライクリーナー も 中身は一緒(※)で容量が多いので、たくさん使うならこちらのほうがいいかもしれません。

※ 2023/6/29 追記

こちらの動画 によれば同メーカーの別スプレー(同じ成分があると思われる赤缶と黒缶(FOR-PRO))の違いについて問い合わせたところ、スプレーの中身はまったく同じではないが、同等の効果を得られるという回答があったようです。

そのため、実際にメーカーに問い合わせて確認してみないとわかりませんが、エレクトロニッククリーナー と クイックドライクリーナー についても同じような違いがあるかもしれません。

基板・フィルム基板、ラバーパッド(導電性ゴム)、ボリューム、タクトスイッチの接点保護・復活剤として ニューポリコールキング を使用します。(ラバーパッド(導電性ゴム)については メーカーサイトに効果が発揮されないという記載あり)

タクトスイッチにポリコールキングを使用した結果、カチカチ音からボチボチ音へと鈍い音とともに感触が悪くなった という情報がありましたので、タクトスイッチに使う場合は最終手段と考えたほうがよさそうです。

※ アナログスティックコントローラーのサイドにあるボリュームについて、内部を完全に洗浄・接点保護するには分解する方法が確実ですが、基板にはんだ付けされている上、ボリュームの分解は容易ではないため隙間から直接スプレーを吹きかける程度にとどめています。そのため、この方法できちんと内部までスプレー液が浸透しているかどうかはわかりません。

PS4 コントローラー(デュアルショック 4)のスティック押し込み不具合で コンタクトスプレー をコントローラーを分解しないまま、アナログスティックのすき間から吹きかけて修理している事例 がありました。おそらくアナログスティックのすき間から噴射したスプレー液が、下のコントローラー部品に浸透したのではないかと思われます。

ただ、KURE の商品紹介ページ では 「※ フレキシブルケーブル(フィルムケーブル)、導電性ゴムへは使用しないでください。」 とありますので、分解しないままコントローラー内部へ吹きかけることはやめたほうがよさそうです。

2016/6/14 追記

導電性ゴムの物理的変形や磨耗による接触不良に対しては、ポリコールキングは効果を発揮しないという内容が メーカーサイトに記載 されてました。無水エタノール で軽く掃除する程度にとどめたほうがいいかもしれません。

導電性ゴムの接点復活の方法としては、接点ゴムと同じ大きさに切り取ったアルミ箔+両面テープまたはアルミテープをゴム部分に貼る、うまく貼れない場合は導電性ゴムをサンドペーパーできれいに落とし、粘着力のある両面テープと組み合わせて貼る などが一番効果的なようです。

ただ、かなり手間暇がかかる方法な上に、頻繁にボタン入力が発生するゲームコントローラーではゴム部分との接着状態にどの程度剥がれずに耐えられるのかわかりませんので、できれば新しいラバーパッドに交換するのが確実かもしれません。

初代 PS コントローラー(アナログスティックなし) メンテナンススプレー

初代 PS コントローラー(アナログスティックなし) メンテナンススプレー、画像左から KURE ドライファストルブ、サンハヤト 接点復活王 ポリコールキング

初代プレステコントローラーのメンテナンス用に使用した ドライファストルブ と ニューポリコールキング です。

アナログスティックコントローラーがないシンプルなコントローラー構造なので、可動部と接点のみへのメンテナンスだけで済みます。

スプレーノズルを麻紐で巻き結びにして固定

スプレーノズルを麻紐で巻き結びにして固定

市販されているスプレーの中には、付属のスプレーノズルがテープで固定されているだけのものがあったりして、使用後にノズルを収納することができません。スプレーに装着したままだと邪魔で置き場所を余計に取られてしまうといったことがあります。

最悪、スプレーノズルを紛失してしまった場合は プラスチックの綿棒で自作 することができるみたいですが、無くさない限りできばその場で取り出しと収納ができるようにしておきたいと考えていました。

あれこれ思案した結果、手持ちの 麻紐 を使ってスプレー缶本体に 巻き結び をして、最後に固結びをすることで簡易的な収納場所を作ることができました。

即座にノズルを収納とまではいきませんが、とりあえずノズルを紛失する可能性は少なくなり、ノズルが邪魔で置き場所を取られることはなくなりました。

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