「透明なマスク」を
- 2020/02/26
- 23:56
母のサークル関係の多くは3月いっぱいは休みとなったようだ。
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3月に予定されていた、発表会などの行事も休み。
グラウンドゴルフ大会のほうは、まだ開催の可否について連絡がないと。
外で行うものだから予定通りおこなうのかも?
デイサービスについて、母と話した。
「家に居るだけでは身体を動かせない。
少しは動かなくちゃ」と母。
母の通っているデイサービスは2カ所だが、
いずれも運動中心の半日コースだ。
今日行ったデイサービスはスポーツクラブが運営主体。
マシンを使った運動が多く採り入れられているようだ。
「マシンを使った後、1回1回、消毒したりするの?」
と訊くと、そんなことはやっていないと言う。
「でも、バスで到着した時は、アルコールで消毒するんでしょ?」
「それは以前からそうしてたよ。
今日行ったら、みんな来ていて、誰も休んでいる人なんか居なかったよ。」
まあ、難しいところだ。
家にずっとこもっていることの弊害は当然ある。
政府はここ1~2週間が正念場と言うが
2週間後に新型コロナウイルスが終息しているわけがないのであって、
いつまで休み続ければいいのか、どこで元に戻したらよいのか?
という先がまったく見えていない。
「わかった。デイサービスはこのまま継続ね。
で、お母さん、デイサービスから家に帰ってきた時に、すぐに泡せっけんで手洗いしてる?」
「・・・・」黙り込む母。
「え? してないの?
テレビであれだけ手洗いをきちんとしましょう、って言っているのに?」
そう言えば、私が実家に持って行った泡せっけんの減りが少なすぎる。
全然なくなっていない。
お風呂は基本的に毎日入っているようだが、
それ以外に、母は手を泡立てて洗うことがほとんどないのではないか?
手の洗い方について話をし、とにかく外から帰ってきた時だけでも、ちゃんと手を洗うようにと注意をしたけれども、はてさて、どれくらい実行できるものやら?
2月下旬に予約のあった母の総合病院の受診は7月に延期。
同じ総合病院のフットケア外来(巻き爪ケア)はキャンセルにした。
そして、総合病院で出してもらっていた処方薬は、
地元のかかりつけ医に頼んで処方箋を出してもらうようにして、
2ヶ月分出してもらった。
地元のかかりつけ医に行ったら、ガラガラで、すぐ呼ばれたそうだ。
みんな用心して、病院に行かないようにしているようだ。
夫のデイサービス利用は今週は全部キャンセルにした。
3月のデイサービスの利用予定は2日間だけ(私が父の病院付き添いがあるため)。
夫の訪問診療は月2回の定期診療となっているが、
医療者が感染源となってしまうリスクを減らすため、
状態が安定している人に対しては月1回だけの訪問になるそうだ。
また、夫の訪問リハビリのため理学療法士(PT)さんが週2回訪問してくれているが、こちらをどうするかが、ちょっと悩ましい。
理学療法士さんは仕事柄、濃厚接触になる。
夫の手足を触ったり、顔を近くでマッサージしたりする。
基本的にマスクをつけるようになっているのだが、
夫の場合は、耳が聞こえず、声でのコミュニケーションができず、
顔の表情や口の形などが必要だ。
そのため、いつもPTさんはマスクを外して、夫に対面してもらっている。
このPTさんは通勤や移動に自転車を使っていて満員電車には乗らないけれども、
いろいろな利用者さん宅を訪問して接触するし、
ご家族には小さなお子さんも居る。
この10年間でインフルエンザに3回罹っていると言っていたし。
(因みに、過去10年で言うと私は職場で移されたインフルB型1回、肺炎1回(通院)。
夫はインフルは0回だけど、肺炎は2回(いずれも入院)。)
しか~し、PTさんは、在宅介護をしている私の話の聞き役でもある。
夫の様子について、こんなことがあった、あんなことがあった、
諸々を話すことによって、私のストレス発散にもなっている。
となると、感染のリスクを下げる努力をしつつ、
訪問リハビリを継続することを考えよう。
そこで、今日、顔の表情の見える「透明マスク」を注文してみた。
まだ、届いていないが、届いたら使ってみよう。
以前、耳の聞こえない人が中心になって営業しているレストランに行った時に、厨房で働いている聞こえない人たちが、透明なマスクをしているのを見て、なるほどと思った。
聞こえない人たちは、手で話をするのだから、口が見えなくてもいいんじゃない?と思われがちだが、それはまったくの誤解だ。
聞こえない人たちは、常に相手の顔の表情や口元(口形)を見ている。
口元を隠した状態では完全なコミュニケーションがとれないのだ。
衛生上、マスクをしなければならないけれども、コミュニケーションもちゃんとはかりたいという聞こえない人たちにとって、この透明なマスクはグッドチョイスになる。