行方不明になってしまう時期を見計らうのは難しい
- 2020/02/03
- 23:46
夫は朝食を食べた後、たいてい「まだ眠い」と言って、
再びベッドにもぐって眠る。
夫の寝ている部屋は1階で、トイレがすぐ隣にあり、
トイレの前は玄関だ。
夫が寝ている間に、私が2階のベランダで
洗濯物を干していると、ガチャンと玄関の扉が閉まる音がした。
「しまった! 夫が外へ出て行ったぁ!」
干していた洗濯物を放り投げて、階段を下りていく。
玄関に置いてあったサンダルがない。
慌てて玄関扉を開けて、外へ出ると、
夫はまだ玄関から4メートルほどのところに居た!
外はびょうびょうと冷たい風が吹いている。
夫の腕をとって、
「寒いからね、家の中に入ろうよ」
夫はおとなしく付いてくる。
たぶん、トイレに行きたかったんだろう。
眼の前にトイレがあるのだけれども、
それよりも先に玄関が目に入り、
そちらの扉をトイレと思って開けて、
そのままトイレを探して外へ・・・
というパターンが多い。
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先日のデイサービスの連絡帳には、
「ご自身でエレベータのボタンを押され外へ出られています。
スタッフと共にセンターのまわりを歩いてからもどりました。」
と書かれていた。
夫の居る小規模多機能のデイサービス(含む宿泊)では、
エレベータにロックをかけていないので、
利用者は自由にエレベータを使って外へ出ることができる。
ロックをかけなくてもやりくりできるのは、
特養などに比べて、昼間のスタッフの人数があるってこともあるが、
利用者さん同士の目があることが大きいのではないかと思う。
皆さん多かれ少なかれ認知症があるが、
誰かが一人でエレベータのボタンを押して外へ出て行こうとしていたり、
危なそうなことがあると、利用者さん同士で
「どこへ行くの?」と声をかけたりしている。
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先日、介護仲間の認知症のご主人が行方不明になった。
そのご主人はまだ初期~中期ぐらいかと?
一人で散歩に出掛け、2日間にわたり行方不明だった。
発見された時はケガをしていたらしい・・・
まだまだ大丈夫と、奥様だけでなく、周りもそう思っていた。
うちの夫の場合、場所や人の見当識があやうくなったのと同じ頃に
歩行障害が現れて、うまい具合に歩けなくなった。
一応、歩いて外に出ることは出るのだが、
たいして距離を行かないうちに、
ヨタヨタと植え込みに倒れ込んでいるのを
発見され110番通報されたり、
自宅のすぐ前の道路で倒れているのを発見されて
救急車で運ばれたこともあった。
夫の場合は、行方不明になるよりも、
転倒や転落によるケガが心配なタイプだ。
他方で、母の場合はというと、
今日も病院に付き添って行ったのだが・・・
病院からの帰り、母は自転車、私は徒歩。
自転車の母のほうが早く到着するはず。
ところが、私が到着するのとほぼ同じに母が到着。
「道に迷っちゃって・・・」と。
迷いながらも、今は何とか帰って来られているけれど、
母の場合は、行方不明になるタイプかなぁ?
それはいつ頃のことだろう?
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最近の夫は、食事の時に、お皿が複数あると、
わざわざ他のお皿に移して、
まぜこぜにしてから食べることが多い。
「せっかくの味がぐちゃぐちゃになるから、
そのまま食べてよ。」
と思うのだが、どうやって食べたらよいのか
わからないのかもしれない。
それだったら・・・と、最近は、最初から
混ぜご飯、チャーハン、五目飯とか・・・
焼き魚もほぐしてご飯に混ぜたほうが食べやすいようで、
そのほうがよく食べてくれる。
残り物をなんでもぶっ込むだけだから、つくる方も楽だし・・・
こちら ↑ は、チャーハンは既にできあがっていたのだけど・・・
夫がフライパンをのぞき込んで、手伝いたそうにしていたので、
フライ返しを持たせてやったら、混ぜてました。
この後、チャーハンを二人分のお皿に分けて盛ってもらいましたよ。
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