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PS5に最適なコンパクト4K有機ELブラビア。42型30.8万円

42型「XRJ-42A90K」

ソニーは、ブラビアの新製品として、デスクトップでのゲームプレイにも最適なコンパクト4K有機ELテレビ「A90K」シリーズを8月より発売する。42型「XRJ-42A90K」と48型「XRJ-48A90K」の2サイズを用意。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は42型が30.8万円前後、48型が31.9万円前後。

4K有機ELブラビアとしては“最小”となる42型と、48型からなるコンパクトサイズのシリーズ。

48型(左)と42型

小型ながら、最上位グレードのプロセッサー「XR」を搭載し、映像・音声などの主な機能は上位モデルと同等。4K120p/VRR/ALLMなどのHDMI2.1機能もサポートしており、デスクトップやプライベート空間で、PS5などの最新ゲームや映画などを高品位に楽しみたいユーザーを想定している。

なお、同時発表の4K有機EL「A95K」「A80K」、4K液晶「X95K」「X90K」「X85K」「X80K/X80WK」シリーズは、別記事を参照のこと。

ソニー初の42型。主な映像・音声機能は上位モデルと同等

42型、48型共に4K/3,840×2,160ドットの有機ELパネルを採用(QD-OLEDではない)。120Hzの倍速駆動にも対応する。

42型「XRJ-42A90K」

映像エンジンは認知特性プロセッサーXR。'20年発売の48型「KJ-48A9S」はグレードの低い“X1 Ultimate”だったが、A90Kは42・48型共に最上位グレードのプロセッサーに切り替わった。'22年のXRでは、映像内のオブジェクト情報を活かした奥行き表現、カラー解析能力向上による質感・立体感の表現が向上しているという。

独自の発光制御技術「XR OLED コントラスト プロ」を搭載。高輝度パネルと温度分布センサー、そしてXRによる映像処理を組わせることで発光性能を最大化することで、明るく、高コントラストな映像を可能にした。

ほかにも、あらゆる映像を4Kに高精細化する「XR 4Kアップスケーリング」技術、動きの速い映像でもクッキリかつ滑らかに描写する「XR OLED モーション」技術などを搭載。HDR10、HLG、Dolby VisionのHDR規格もサポートする。

上面

サウンドシステムは、画面自体を振動させて映像と音の一体化を実現する「アコースティック サーフェス オーディオ プラス」。アクチュエーター×2、サブウーファー×1の2.1chシステムで、実用最大出力は25W。

ソニーのサウンドバーなどと接続した時に、テレビスピーカーをセンタースピーカーにする「アコースティック センター シンク」、アトモス以外のコンテンツでも左右・高さ方向の3次元立体音響を生成する「3D サラウンド アップスケーリング」などを搭載。Dolby Atmosもサポートする。

70mmのハイポジション。サウンドバーやゲーム関連機器の設置も容易

ディスプレイ部分を少し高めに設置できる“ハイポジション”スタイルが選べるのも、A90Kシリーズの特徴。

地面から70mm持ち上がるため、ディスプレイ下部にサウンドバーやゲーム関連の周辺機器を置くことも容易なほか、デスクトップに設置した際もゲーミングチェアから見えやすいようになっているという。

ハイポジション(サウンドバー)スタイル
サウンドバーの設置も容易
通常のスタンド設置

なお、HDMI入力は4系統で、入力3・4がHDMI 2.1をサポート。4K120p入力や可変リフレッシュレートのVRR、自動低遅延モードのALLMに対応する。eARCは入力3のみ可能。PS5連携機能のオートHDRトーンマッピング、コンテンツ連動画質モードにも対応する。

アクセサリー「BRAVIA CAM」に対応

ブラビア専用のアクセサリー「BRAVIA CAM」(別売:2.4万円前後)を使った各種機能をサポート。

BRAVIA CAMを接続すれば、カメラがユーザーの位置を認識して自動で画音質を調整してくれる機能や、手の動きで音量調整や再生・一時停止、電源オフなどをリモコンレスで実現するジェスチャーコントロール、Google Duoによるビデオチャット、テレビの前に人がいない間輝度を調整し消費電力を抑える自動省電力モードなどが使用できる。

搭載チューナーは、BS4K/110度CS 4K×3、地上/BS/110度CS×3。別売の外付けHDDを接続すれば、2番組の同時録画も可能。放送視聴中の裏番組録画や2番組同時録画が行なえる。

リモコン
7つのダイレクトボタンを用意

OSは「Google TV」を採用。独自のBRAVIA COREほか、NetflixやPrime Video、Hulu、Disney+、TVer、ABEMA、U-NEXT、Apple TV、YouTube、DAZNなどの各種映像配信サービスが楽しめる。Bluetooth式リモコンには「Netflix」など、7つのダイレクトボタンを用意する。

無線LANは、IEEE802.11ac/a/b/g/n。Googleアシスタント、ハンズフリー音声検索、Chromecast built-in、Apple AirPlay 2ほか、ホームネットワーク機能(DLNAクライアント)も備える。

背面端子

HDMI以外の端子として、ビデオ入力端子(S-センタースピーカー入力兼用)、光デジタル音声出力、ヘッドフォン出力、USB、LANを備える。センタースピーカー入力端子は非搭載。

消費電力と年間消費電力量は、48型が224W/156kWh/年、42型が185W/124kWh/年。

外形寸法、重量は以下の通り。

【スタンドを含めた外形寸法と重量】
・XRJ-48A90K:106.9×22.5×62.9cm/標準スタイル(幅×奥行き×高さ)
        106.9×22.5×69.7cm/サウンドバースタイル(同) 16.5kg
・XRJ-42A90K:93.3×22.5×55.1cm/標準スタイル(同)
        93.3×22.5×62.0cm/サウンドバースタイル(同) 16.4kg