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「nasne」復活、バッファロー継承。PS5ロンチ時torneアプリは非対応
2020年10月7日 11:38
バッファローは、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が2019年まで販売していたネットワークレコーダー「nasne」を、同社協力のもとで2021年春に発売する。価格などの詳細は順次発表される予定。
nasneは、SIEが2012年に発売したHDDと地上/BS/110度CSデジタル放送チューナー搭載のネットワークレコーダー。本体を家庭内のネットワークに接続し、専用アプリ「torne」を使うことで、自宅はもちろん、外出先からでも地デジ放送や衛星放送の視聴や録画ができる。本体の販売は2019年に終了したものの、アプリのサービスは継続されており、多くのユーザーに使用されている。販売終了後も、本体の販売再開を求める声が多く、数多くのネットワーク製品やNASの開発を手掛けてきたバッファローが、同社の知見を活かし、SIE協力のもと継承することになったという。
なお、SIEジャパン広報から、nasne移管の件について、コメントが届いた。詳細は以下の通り。
「移管の経緯について詳しいコメントは差し控えるが、nasneの出荷完了後、バッファロー様よりお声がけをいただいた。移管する範囲は主にnasneハードの部分で、今後、ハードの企画はバッファロー様が行なう。torneオンラインサービスおよびtorneアプリケーションはSIEが引き続き運営する。なお、torneオンラインサービスおよびtorneアプリケーションはPS5ロンチ時は非対応。今後の対応機種については現在検討中」。
nasne継承にあたり、バッファローは「『nasne』を通じて新たなデジタルソリューションを創造し、より安全で快適にデジタルデータを保存・再生できる喜びを提供していきます」としている。
SIEでプラットフォームプランニング&マネジメント部門長を務める西野秀明氏は「多くのユーザーの皆さまにご利用いただいているtorneオンラインサービスおよびtorneアプリケーションに対応するハードウェアを、ストレージおよびNAS製品のプロフェッショナルであるバッファロー様から発売いただけること、大変嬉しく思います。今回発売されるnasneは、弊社が培った知見を活かしてバッファロー様が商品化されるものであり、nasneユーザーの皆さまの買い増し、買い替えのニーズにも応えられるものと期待します」とコメントを寄せている。