車の買い替え時期はいつがおすすめ?平均年数や理想のタイミングを紹介

  • 筆者: MOTA編集部
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車の買い替えを検討している方の中には、どの時期に車を売却するかを迷っている方も多いのではないでしょうか?

車の買い替えは最適な時期に行うことで、お得な買い替えをできます。また、買い替えを決めたら、買取価格の相場の調査や、高く売れる時期のチェックをすることで、損をせずに車の買い替えができます。

そこで本記事では、車を買い替え予定の方に向け、車の買い替えにおすすめの時期や、買い替え時期が近づいたらやるべきことなどを解説します。

目次[開く][閉じる]
  1. 車の一般的な買い替え時期は?
  2. 車の買い替えにおすすめの時期は?
  3. 車の買い替え時期が近づいたらやるべきこと
  4. 車を買い替え時期に乗り換えるメリット
  5. 車の買い替えで後悔するケースは?
  6. 車の買い替えは新車と中古車のどちらがいい?
  7. まとめ

車の一般的な買い替え時期は?

買い替えに適した時期はいつなのでしょうか? まず一般的な買い替え時期はどのくらいなのか見ていきましょう。

平均的な買い替え時期は「7.2年」

一般社団法人日本自動車工業会が行った乗用車市場動向調査によれば、車の買い替えの時期(保有期間)は平均7.2年という結果が出ています。そのうち、10年を超えるという回答は、2割以上を占めるという結果です。

新車と中古車の保有率については、新車の平均保有期間が7.7年で、中古車よりも1.5年長くなっています。

参考:一般社団法人日本自動車工業会「2023年度 乗用車市場動向調査」

買い替えの時期は決めていない人が多い

今後の保有状況については、「買い替える時期は未定」と回答した人が6割を超えています。そのほか、「今後5年以内に買い替える予定」は、2割程度という結果です。

時期について未定と回答した人の割合が、半数以上を占めるという結果になりました。買い替えのタイミングについては、あらかじめ決めていない人が多いということがわかります。

買い替えのきっかけについては、「乗っていた車が一定基準に達した」「状態が変化した」と回答している人が過半数を占めているため、買い替え時期は決めておらず、経年劣化がみられたら買い替えを考えるという傾向があるようです。

参考:一般社団法人日本自動車工業会「2023年度 乗用車市場動向調査」

車の買い替えにおすすめの時期は?

車の買い替えには、次のような適切なタイミングがあります。

車の買い替えにおすすめの時期

・車検前

・決算期前

・モデルチェンジの前

・メーカー特別保証が切れる前

・税金が上がる前

これ以外にも、ライフスタイルの変化など、人により適した時期があります。買い替えを検討するときは、これらのタイミングかどうかをチェックするとよいでしょう。

ここでは、買い替えにおすすめの時期を解説します。

車検前

買い替えにおすすめの時期は、車検を迎える前です。車検は新車登録から3年目、以降は2年ごとに受けるもので、車検前に買い換えれば、車検代を抑えて買い替えられます。

特に5年目は自動車メーカーの保証期間が終わることがほとんどで、交換が必要になる消耗品が増える時期です。2回目の車検前のタイミングで買い替えをすれば、メンテナンスや部品交換にかかる費用も節約できます。

3回目の車検を迎える7年目は、車のさまざまな部分の劣化が目立つようになり、修理にかかる費用も増えるタイミングです。7年目の車検前に買い替えれば、車検代とともに修理代の節約にもなるでしょう。

決算期前

ディーラーや買取業者の多くが決算期を迎える3月と9月も、買い替えにおすすめの時期です。店舗ごとに販売目標があり、決算の前に売上目標をクリアしようと考えます。より多くの車を売るために、セールイベントが行われるのが一般的です。

目的の車がお得な価格で購入できる可能性が高まるため、決算期前は買い替えに適したタイミングといえるでしょう。

モデルチェンジの前

モデルチェンジの情報が入ったら、買い替えのタイミングです。モデルチェンジの時期は旧モデルの価値が下がり、買取価格が下落する傾向にあります。

モデルチェンジにはマイナーチェンジとフルモデルチェンジがあり、モデルチェンジ後に旧型車の大幅な下落が予想されるのは、フルモデルチェンジです。

フルモデルチェンジをして発売される前に買い替えれば、下落を抑えられるでしょう。

メーカー特別保証が切れる前

「メーカー特別保証」が切れる前も、買い替えを検討する時期です。自動車メーカーでは、自動車の走行や乗員の安全のために、重要な部分を独自で保証しています。メーカー特別保証は初度登録から5年目、あるいは走行距離が10万kmに達した段階で終了するのが一般的です。

保証期間が終了したあとの修理はすべて自己負担になるため、車の維持にかかる費用が上がる前に買い替えを検討すれば、支出を抑えられます。

税金が上がる前

車にかかる税金が上がる前に買い替えることも、適切なタイミングです。車には「自動車税・軽自動車税(種別割)」と「自動車重量税」がかかり、初度登録から13年が経過すると、重課措置が適用されて税額が上がります。

自動車税(種別割)は約15%、自動車重量税は約40%上がるため、その前に買い替えをすれば、税金の負担を抑えられるでしょう。

その他のタイミング

車の買い替えに適した時期は、人により異なります。これまで説明した以外にも、次の時期は買い替えどきといえるでしょう。

・ライフスタイルが変わったとき

・走行距離が5万kmを超えたとき

・修理費用が高額になってきたとき

子どもが産まれたり大きくなったりしたときや、転勤をしたときなど、ライフスタイルが変わって必要な車のタイプが変わった場合は、乗り換えの時期です。

走行距離が5万kmを超えたときも、買い替えの目安とされています。一般的に走行距離の平均は1年1万kmとされ、5万kmは5年経過していると考えられます。2回目の車検前にあたり、劣化もそれほど進んでいないため、下取り価格も大幅に下落することはありません。

また、車が古くなって修理代がかかるようになったときも、買い替えの時期といえるでしょう。

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車の買い替えを検討する際には、買取価格を確認しましょう。

相場よりも高く買い取って貰えるタイミングであれば、できるだけ早めに売ったほうがお得になります。

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車の買い替え時期が近づいたらやるべきこと

車を買い替えることを決めたら、次の手順で準備を行いましょう。

車の買い替え時期が近づいたらやるべきこと

1. 買取価格の相場を調べる

2. 高く売れる時期をチェックする

3. 売却先を決める

4. 必要書類を揃える

5. ローンの残債や自動車税の納付状況を確認する

6. 保険を切り替える

ここでは、車の買い替えで行うべきことを解説します。

買取価格の相場を調べる

まず、買取価格の相場を調べることから始めます。相場を知らずに高い金額で売ることを希望すれば、なかなか買い取ってもらえずにタイミングを逃すことにもなるでしょう。反対に、相場より安すぎる金額で売却したら損をしてしまいます。

相場を知ることは、買い替えをスムーズに進めるために欠かせません。

高く売れる時期をチェックする

相場を確認したら、より高く売れる時期をチェックしましょう。たとえば、新年度がスタートする前の2月〜3月は、車の需要が高まる時期です。どの時期がより高く売れるかを把握しておくことで、お得に買い替えられるでしょう。

同時に、新車市場の動向も確認しておきます。前述したモデルチェンジの情報がないかを確認したり、高性能なライバル車が販売される情報がないかもチェックしておきましょう。

売却の意向が強い場合は、価格が下がる可能性も考え、できるだけ早い売却を進めましょう。

売却先を決める

売却の時期を決めたら、売却先を探します。売却先は、主にディーラーへの下取りか買取業者への売却、個人間やオークションでの売買があげられます。

ディーラーへの下取りは、購入と同時に手続きできるため、手間がかからないことがメリットです。買取業者は下取りよりも高く売れる可能性が高いというメリットがあります。ただし、売却と購入が別々になるため、手続きが煩雑になるでしょう。

個人間やオークションでの売買は高額で売れる可能性がありますが、万が一トラブルが起きた場合は自分で対処しなければなりません。

必要書類を揃える

車の買い替えではさまざまな書類が必要になるため、事前に必要書類を確認し、早めに揃えておくとよいでしょう。

必要書類は、普通自動車と軽自動車で異なります。

普通自動車の必要書類

・自動車検査証

・自賠責保険証

・自動車税納税証明書

・印鑑登録証明書

・実印

・リサイクル券

印鑑登録証明書と車検証の住所が違うときは、住民票が必要です。2回以上住所変更したときは、戸籍の附票または住民票の除票を用意します。姓の変更がある場合は、戸籍謄本を用意してください。

軽自動車の必要書類

・自動車検査証

・自賠責保険証明書

・軽自動車税納税証明書

・印鑑(認印でも可能)

・リサイクル券

軽自動車では実印と印鑑証明書が不要で、それ以外の書類は同じです。

ローンの残債や自動車税の納付状況を確認する

車を売却する際は、ローンの残債を確認しておきましょう。ローンの残債がある場合、車の所有権がディーラーやローン会社になっていることがあります。その場合はローンを完済し、自分の名義にしてから売却しなければなりません。

また、車の売却には自動車税納付済みの証明となる納税証明書が必要になるため、納付状況の確認も必要です。

保険を切り替える

買い替えでは、自賠責保険と任意保険の切り替えが必要です。どちらの保険も契約者ではなく契約車と結びついているため、新しい車を購入しても引き継ぎはできません。

そのため、自賠責保険の場合、買い替えに伴って新しい車のために入り直します。ただし、車を廃車にして新しい車を買うか、同じ車種・保険料の車を買う場合は、「車両入替」の手続きにより自賠責保険の引き継ぎが可能です。

任意保険の場合は、これまでの自動車保険を解約し、新たに加入し直すか、車両入替の手続きを行います。

いずれにしても、必要な手続きを行わなければ、買い替えた車で万が一のことがあった場合に補償が受けられません。必ず手続きしてください。

なお、任意保険の車両入替手続きでは、「すでに車を手放している」などの条件があり、等級を引き継ぐためには30日以内に手続きを行う必要があるなどの注意事項かあります。

車を買い替え時期に乗り換えるメリット

車の買い替えは、単に新しい車に乗れるというだけでなく、適切な時期に買い替えることで安全性が高まったり、維持費を抑えられたりするメリットがあります。

ここでは、車を買い換えたほうがよい理由をみていきましょう。

事故のリスクを軽減できる

車を定期的に買い替えることで、事故のリスクを減らせることがメリットです。

車の安全性能に関する技術は常に進化しており、運転支援システムを搭載した車も増えています。買い替えにより新しい機能を備えた車に乗れることで、いつも安心して運転できるでしょう。

新しい車は安全性だけでなく、走行性や乗り心地、使いやすさの点でも優れています。買い替えにより、常に快適な運転ができるのもメリットといえるでしょう。

修理・メンテナンスの費用を抑えられる

買い替えにより、修理・メンテナンスの費用がかからないこともメリットです。車の年式が古くなるほど部品の劣化が進み、定期的な点検や修理が必要になります。

また、新車にはメーカー保証があり、基本的に3年間は一般保証、5年間は特別保証がついて、不具合があれば無料で修理を受けられます。しかし、5年を過ぎると保証がなくなり有料で修理しなければならず、故障も起こりやすくなるでしょう。

新車に買い替えれば部品が新品になって修理・メンテナンス費用を抑えられるうえに、万が一不具合が起きてもメーカー保証があるため負担がかかりません。

ただし、買い替えには当然ながら高額な初期費用がかかります。必要書類を揃えるなどの手間もかかるため、メリット・デメリットを比較しながら、自分に合った方法を考えましょう。

車の買い替えで後悔するケースは?

車の買い替えでは後悔する場合もあるため、注意が必要です。

たとえば、車にかかる費用を削減したいと考えて安い車を選んだ場合、必要な機能がなくて不便になってしまったり、オプションで機能を追加してかえって高くついてしまったりすることもあります。

また、安全性能が優れた高級車を選んだものの、ローンの支払いが高くなってしまい、月々の支払いが苦しくなるケースもあります。

メリットばかりに着目すると見落とす部分も出てくるため、デメリットはないか、その性能は本当に必要か、全体的な視点で考えるようにしましょう。

車の買い替えは新車と中古車のどちらがいい?

買い替えするとき、新車と中古車のどちらがいいかで迷うかもしれません。

新車には故障のリスクが低い・保証が充実しているというメリットがあり、中古車は車両本体価格が安く、車の選択肢が豊富といったメリットがあります。また、それぞれにデメリットもあるため、よく確認して、どちらが自分に合うか決めるとよいでしょう。

ここでは、新車・中古車のメリット・デメリットを紹介します。

新車のメリット・デメリット

新車のメリットは、主に次のとおりです。

メリット

・故障のリスクが低い

・保証が充実している

・新しい性能の車に乗れる

・カラーやオプションを自由に選べる

新車は部品が新品で故障のリスクが低く、保証も充実しています。最先端技術を使った性能の高い車に乗れるのもメリットです。カラーやオプションも自由に選べます。

また、新車の場合、税金の優遇措置があるエコカー減税を受けられる車が多いこともメリットです。

一方、新車のデメリットには、次の点があげられます。

× デメリット

・納車期間が長い

・車両本体価格が高い

・初期費用がかかる

・値引き交渉で金額に差が出る

新車は売買契約をしたあとに生産する受注生産がメインのため、納期が長い点がデメリットです。中古車の場合は1~2週間程度で納車されますが、新車の場合は1ヶ月以上かかり、人気車種であれば半年以上かかる場合もあります。

また、中古車に比べてどうしても車両本体の価格が高く、新規登録の諸費用やオプション費用も必要です。

下取りではディーラーと値引き交渉ができますが、値引きの上限額は決められています。交渉が上手であれば上限まであげることも可能ですが、交渉が苦手な場合は値引きをしてもらえない可能性もあり、車に差はなくても支払う金額に差が出ることがあるでしょう。

中古車のメリット・デメリット

中古車のメリットには、次のものがあげられます。

メリット

・車両本体価格が安い

・車の選択肢が豊富

・納車期間が短い

中古車は一般的に新車よりも安く購入できるため、「とにかく初期費用を抑えたい」という場合は中古車を選ぶとよいでしょう。同じ予算でも中古車のほうがグレードの高い車を選べます。

新車は現在生産している車のみで選択肢が限られますが、中古車は車種の選択肢が多く、自分の希望に合った車に出会いやすいというメリットもあります。生産中止となっている新車にはない旧型や、取り扱いがなくなったカラーを見つけられる可能性があるでしょう。

また、中古車は新車と比べて一般的に納車が早く、早い場合は1~2週間程度で納車できます。現物があり、点検や車検などで済むためです。

修理が必要であればさらに日数はかかりますが、それでも1ヶ月程度で済みます。早期に車が必要な場合は、中古車のほうが納車に日数がかからないため、メリットがあるでしょう。

一方、中古車には次のようなデメリットがあります。

× デメリット

・部品が劣化している可能性がある

・値引き額が低い

・減税対象になりにくい

中古車は部品が劣化している可能性があり、メーカー保証が受けらないため、修理・メンテナンスに費用がかかりやすい点がデメリットです。また、中古車は元の価格を抑えて販売していることが多く、新車に比べて大幅な値引きを受けにくいというデメリットもあります。

さらに、中古車は新車に比べるとエコカー減税の対象車が少なく、減税の対象になりにくい点もデメリットです。

まとめ

車の買い替えには適切な時期を見極めることが大切です。時期を考えずに買い替えると、損をしてしまう可能性があります。できるだけ高く売却できる時期を選び、お得に買い換えましょう。

買い替えの時期を決めたら、買取価格の相場を確認してください。相場を知ることで適切な価格を把握でき、スムーズな売却ができます。

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