米マイクロソフトが現地時間11日、大規模な組織再編計画を発表した。製品ごとに分けられていたグループから、マーケティングや人事といった機能ごとのグループに改編し、「デバイスとサービス」を提供する企業への転換を図る。
マイクロソフトの大規模な組織再編は5年ぶり。背景には世界的なパソコン需要の低迷があり、同社ではモバイル機器やクラウドなど成長分野への取り組み強化に動き出した。
新体制では業務の効率化を目指し、これまで社内の部門ごとに行なっていた経理を全体で管理するため「マーケティング」や「人事」「財務」「法務」などの各グループを設置。製品開発については、これまで「Windows」や「Xbox」といった製品ごとに分かれていたグループを、「基本ソフト(OS)」「アプリケーション」「クラウド・サービス」「ハードウェア・デバイス」の4部門に集約する。