東芝は5日、dynabookシリーズのノート/デスクトップパソコンの新製品8シリーズを発表した。ハードウェア的には2010年夏モデルの基本性能を強化したマイナーチェンジが主だが、シリーズ名と型番が大きく変更された。店頭販売モデルの価格は、全機種オープンプライス。発売時期は10月下旬の予定。
新しいシリーズ名では、テレビ機能内蔵製品が「dynabook Qosmio」、テレビ機能のない製品が「dynabook」と分類され、わかりやすくなった。旧機種と新機種のシリーズ名対応と、型番の読み方は以下のとおり。
旧 | 新 | |
---|---|---|
テレビ有 | dynabook Qosmio DX | dynabook Qosmio D710 |
dynabook Qosmio V65 | dynabook Qosmio T750 | |
dynabook TV | dynabook Qosmio T560 | |
テレビなし | dynabook TX(3D) | dynabook T550 |
dynabook TX | dynabook T560 | |
dynabook EX | dynabook T350 | |
dynabook RX3 | dynabook R730 | |
dynabook MX | dynabook N510 |
カテゴリ | グレード | 画面サイズ | 世代 |
---|---|---|---|
T | 7 | 5 | 0 |
B:ビジネス向け A4ノート、D:ディスプレー一体型デスクトップ、N:ネットブック/ネットノート
R:B5 2スピンドルノート、T:個人家庭向け A4ノート
dynabook Qosmio D710シリーズ
「東芝PC 25周年記念モデル」の1台として登場したディスプレー一体型デスクトップ「dynabook Qosmio DX」は、「dynabook Qosmio D710」シリーズへと変更された。液晶テレビ「レグザ」風のデザインとテレビ機能といった基本的な特徴は継承している。ディスプレーのベゼルに赤を配色したカラーバリエーションが追加された。
製品ラインナップは3機種。ディスプレーサイズはいずれも21.5型で、解像度はフルHD(1920×1080ドット)。最上位機種の「dynabook Qosmio D710/T8A」は、画像処理プロセッサー「SpursEngine」を内蔵。BD/DVDへの高速書き出しやDVDの超解像表示を可能としている。上位2機種はダブルの地上デジタル放送チューナーを、下位機種はシングルの同チューナーを内蔵している。
各機種ともCPUを若干高速化。OSはWindows 7 Home Premium 32/64bit版をセレクタブル方式で搭載する(標準は64bit版)。プレインストールのOfficeソフトは、Office Home and Business 2010。
ラインナップの主な仕様と予想実売価格は以下のとおり。
dynabook Qosmio D710のラインアップ | |||||
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製品名 | CPU | BD/DVD | テレビ | Spurs | 予想実売価格 |
D710/T8A | Core i5-460M 2.53GHz | BD | 地デジ×2 | 内蔵 | 21万円前後 |
D710/T6A | - | 19万円半ば | |||
D710/T4A | Pentium P6100 2GHz | DVD | 地デジ | 16万円前後 |
