(株)工人舎は27日、10.1型ワイドディスプレーを2枚搭載した、デュアルディスプレー搭載モバイルノート「KOHJINSHA DZシリーズ」(DZ6KH16E)を発表した。価格は7万9800円で、本日から受注開始、販売開始日は12月11日の予定。
KOHJINSHA DZのディスプレー部は、10.1型ワイド・1024×600ドット液晶ディスプレー2枚を、上下に重ねた構造となっている。閉じた状態では1枚のディスプレーを持つネットブックサイズの普通のノートだが、ディスプレーを左右にスライドさせると、2枚が横に並んだ状態となり、マルチディスプレー表示が可能となる。
データ放送に対応したワンセグチューナーも内蔵しており、片方のディスプレーで作業をしながら、もう片方でワンセグ放送を視聴するといった使い方も提案している。
本体のサイズは、ディスプレーを閉じた状態では幅280×奥行き210×高さ19~42mmと、10.1型ディスプレー搭載ネットブックより一回り大きい程度。重さは約1.84kgとなっている。バッテリー駆動時間は約4.5時間(JEITA測定法1.0による)。
CPUはAtomではなく、AMDのAthlon Neo MV-40(1.6GHz)を採用。チップセットはグラフィックス機能を内蔵したAMD RS780MN(Radeon HD 3200)を採用しており、Atom搭載のネットブックより優れた性能を備えている。標準搭載メモリーは1GB(最大4GB)、ストレージはHDD 160GBを内蔵する。光学ドライブは搭載しない。
OSはWindows 7 Home Premium 32bit版で、Microsoft Office互換のOfficeスイート「EIOffice 2009」をプレインストールする。価格は7万9800円と、さすがにネットブックよりは少々高いが、優れた基本性能とデュアルディスプレーという他にない特徴を鑑みれば、コストパフォーマンスも高い。
DZ6KH16E の主な仕様 | |
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CPU | Athlon Neo MV-40(1.6GHz) |
メモリー | 1GB |
グラフィックス | AMD RS780MNチップセット内蔵 |
ディスプレー | 10.1型ワイド 1024×600ドット×2 |
ストレージ | HDDD 160GB |
無線通信機能 | IEEE 802.11b/g/n、Bluetooth 2.1 |
サイズ | 幅280×奥行き210×高さ19~42mm |
質量 | 約1.84kg |
バッテリー駆動時間 | 約4.5時間 |
OS | Windows 7 Home Premium 32bit版 |
価格 | 7万9800円 |
※バッテリー駆動時間に誤りがありました。正しくは「4.5時間」です。訂正するとともに、読者ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。