(株)工人舎は23日、タッチパネルディスプレーを内蔵するミニノートパソコン「KOHJINSHA SK」(以下SKシリーズ)を発表した。従来機種よりやや小型軽量化されたのが大きな特徴だ。価格は6万9800円。発売日は6月26日。
SKシリーズは、同様に小型ボディーにタッチパネル式ディスプレーを搭載した「KOHJINSHA SC」シリーズの後継となる製品である。タッチパネル機能を持つ7型ワイド/1024×600ドットのディスプレーを備え、ディスプレー部分は回転してキーボード上に重なるコンバーチブル型のボディーを持つ。
新製品は従来のSCシリーズより、幅が4mm、奥行きが23mm、厚さが3~3.8mmほど小型化されている(サイズの数値はスペック欄参照)。重さも100g(SCシリーズGPSモデルと比較)ほど軽量化され、約720gとなっている。小型軽量化には、薄型のリチウムポリマー充電池の採用が大きく寄与しているという。
また小型軽量化に合わせて、同社では専用オプションとして「専用システム手帳」(6800円)を用意。本体背面のケンジントンロックホールを利用して手帳側に固定することで、パソコン本体をシステム手帳と一体化して持ち歩けるようになっている。
ノートパソコンがウェブカメラを搭載するのは当たり前だが、SKシリーズでは新機能として、ディスプレー天板側(背面側)にも300万画素/オートフォーカス機能付きのウェブカメラを搭載。画面を見ながら向かいの人物や物を撮影できるとしている。さらに、タブレット状態でも天板側レンズが隠れないようディスプレーを若干傾けて固定できるので、ディスプレー画面を見ながらデジタルカメラのように対象物を撮影できる。
CPUはAtom Z520(1.33GHz)で、メモリーは1GB。OSにはWindows XP Home Editionを搭載する。HDDは60GB。ワンセグチューナーやGPS機能を内蔵している。
KOHJINSHA SKの主な仕様 | |
---|---|
CPU | Atom Z520(1.33GHz) |
メモリー | 1GB |
グラフィックス | Intel US15Wチップセット内蔵 |
ディスプレー | 7型ワイド 1024×600ドット |
HDD | 60GB |
光学ドライブ | 搭載せず |
無線通信機能 | IEEE 802.11b/g/n |
サイズ | 幅193×奥行き132×高さ21.6~30mm |
質量 | 約720g |
バッテリー駆動時間 | 約3.1時間(JEITA測定法1.0) |
OS | Windows XP Home Edition SP3 |
価格 | 6万9800円 |