一風変わったメモリが今週アキバに登場している。一つは「黄金色メモリ」と称されるPC133 128MB(CL=2)のSDRAM。
黄金色メモリは”GeIL”という台湾メーカーの製品。黄金色と称されるメモリ!?といううたい文句を期待して実物を見るとASUS製マザーに見られる、単なる「黄色」。これを黄金と呼ぶかどうかは別にしても、メモリモジュールとしてこの色は珍しい。代理店と見られるITCのポップには「メモリもビジュアル系の時代」と書かれており、昨今のカラフルなマザーボードブームに触発されたのかも知れない。なお基板は6層となっており、安定性にも配慮しているようだ。
価格は高速電脳とコムサテライト3号店で8400円、TWOTOP1号店で9800円となっている。
日本初とうたう代理店のポップ。GOLD MEMORYと書かれているのだが、マザーによくある基板の色だ |
一方、PC150 CL=3対応と書かれた128MBのSDRAMも登場している。昨年、PC166対応という64MBのメモリが少量出回ったが、PC150対応をうたう製品は初めて。全高でたったの19mmと非常に背が低いのも特徴的だ。このサイズを実現するため、メモリチップはBGAタイプとなっており、従来のTSOPタイプのメモリより小さい。メモリチップおよび使用される基板はどちらもApacer(Acerグループ企業)となっている。
スリムなブックサイズPCやミニタワーのケースなどでCD-ROMドライブがメモリとぶつかってしまう、そんな不幸なユーザーの救世主になるかもしれない。価格は同じく高速電脳で6480円。
【取材協力】