パナソニックが総画素数915万画素というフルハイビジョンビデオカメラ4機種を発表した。発売は2月5日。
305万画素のMOSセンサーを3つ搭載し、動画撮影時の有効画素数は621万画素、静止画撮影時は1060万画素となる。
撮影・再生機能の大幅強化
撮影機能では、動いている被写体をフォーカスし続ける「追っかけフォーカス」機能を搭載。顔認識の場合は、顔の形状と肌色で認識しているため、被写体が横を向いてもフォーカスが外れないという。
また、撮影シチュエーションに合わせて最適なモードに自動設定する「おまかせiA」が静止画撮影にも対応。顔認識や風景認識、接写認識などを自動で実施する。
さらに、設定した記録間隔(1/10/30/60/120秒)ごとに1フレーム撮影する「インターバル撮影」にも対応。日の出/日の入りや花の咲く様子など、被写体の動きが遅く、何時間にも及ぶ撮影で有効な撮影手法だ。
再生機能は、顔認識や追っかけフォーカスなど、安定している映像のみを抽出して再生する「ハイライト再生」機能を搭載。うっかりカメラを真下に向けてしまったようなシーンを省いてくれる。
従来機はSDメモリーカード記録タイプとSDメモリーカード+HDD内蔵タイプのラインアップだったが、新たにSDメモリーカード+32GBの内蔵メモリータイプを追加。全4機種となっている。
最大記録ビットレートは17Mbps(MPEG-4 AVC)で、32GBのSDメモリーカードに約4時間記録できる。
主なラインアップとバッテリー駆動時間(SDメモリーカード使用時の連続撮影時間)、予想実売価格は以下のとおり。
機種名 | 記録メディア | バッテリー駆動時間 | 予想実売価格 |
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HDC-HS300 | SDHCカード、120GB HDD | 約1時間35分 | 16万円前後 |
HDC-HS200 | SDHCカード、80GB HDD | 約1時間40分 | 14万円前後 |
HDC-TM300 | SDHCカード、32GB内蔵メモリー | 約1時間40分 | 15万円前後 |
HDC-SD200 | SDHCカード | 約1時間45分 | 13万円前後 |
なお、SD画質で記録できるSDメモリーカード+HDD記録タイプのビデオカメラ「SDR-H80」(予想実売価格7万円前後)も同時に発売される。