動作について
「No device is rentable because of no matched device」というエラーが表示され、端末をレンタルできない
以下の原因が考えられます。
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条件に一致する端末が存在しない。deviceNameは以下の優先順位で検索を行います(大文字・小文字の区別なし)。
1. 全体一致
2. スペースによる区切りありの前方一致
3. 前方一致の正規表現 - 他のユーザーがレンタル中のため使用できない。利用可能になるまでお待ち下さい。
- 初期化処理中のため使用できない。利用可能になるまでお待ち下さい。
- Web版Remote TestKitで自分がレンタルしている。Appium Cloudはソフトウェア版でレンタルするため、Web版で借りていると使用できません。Web版での利用が終了してからお試しください。
- ソフトウェア版Remote TestKitでレンタルしているが起動中(画面表示中)のため、Appium Cloudで利用できない。画面を閉じてお試しください。
- その他、端末が使用できない状態になっている。
Appium Cloudに接続できない
以下の原因が考えられます。
- Flat 3以上のプランの契約が必要です。ご契約プランをご確認ください。
- Appium連携のチュートリアルページの「ユーザ認証」を参考に、ユーザー認証情報が正しく指定されているかご確認ください。
apk/ipaファイルがインストールできない
Appium連携のチュートリアルページの「アプリのインストール」を参考にしてください。
注意点
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「方法1. 自社サーバーからインストール」では、apk/ipaファイルを示す正しいURLを指定してください。
Githubを使用する場合、「raw」が含まれるURLになっているかご確認ください。
NG例) https://github.com/remotetestkit/sample-code/blob/master/appium/apk/RTKdemo.apk OK例) https://github.com/remotetestkit/sample-code/raw/master/appium/apk/RTKdemo.apk
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「方法2. Remote TestKitの共有ストレージからインストール」では、ファイルをアップロードできていることを確認のうえ、Capabilitiesにファイル名を指定してください。
例) app: "sample.apk"
- また、ipaのインストールに失敗する場合、「resigningEnabled(自動再署名機能の指定)」もご確認ください(デフォルトはTrue)。
端末が勝手に返却される
Appium Cloudでレンタルした場合、10分後に自動返却が行われます。
以下のCapabilitiesを指定することで動作を変更できます。
- deviceKeepingTimeout:自動返却される時間を指定。(5〜30分。ミリ秒で指定)
- returnDeviceAfterTest:Appium Cloud経由での自動返却有無を指定。(Falseを指定すると自動返却しない)
その他のエラーについて
「Remote TestKit Appium Cloudで発生し得るエラーの一覧」をご確認ください。
機能について
Appium連携の環境でadbコマンドを実行したい
Appium Cloud利用時は、adbコマンドを実行できません。
「Remote TestKitの仮想adb機能/Xcode連携を用いたAppium環境」を構成した上で、仮想adb機能を使って実行する必要があります。
ログを見たい/リアルタイムでログを見たい
リアルタイムでなくてもよい場合、「serverLogUrl」で取得可能です。
リアルタイムで見たい場合、仮想adb機能/Xcode連携を利用してログを取得する必要があります。
「Remote TestKitの仮想adb機能/Xcode連携を用いたAppium環境」を構成した上で、仮想adb機能/Xcode連携を利用してください。
実行時に画面を表示させたい
Appium Cloud利用時は、「screenUrl」を使用することで擬似的に画面映像の確認が可能です。
リアルタイムで確認したい場合、「Remote TestKitの仮想adb機能/Xcode連携を用いたAppium環境」を構成した上で、ソフトウェア版Remote TestKitで端末画面を表示させながら実行してください。
端末が他の人にレンタル中でないかを確認したい
レンタルを試みたときに「No device is rentable because of no matched device」と返ってくることで判断できます。
その他
すべてのAppiumコマンドがサポートされているか
明示的に利用不可としているものはありませんが、すべてのAppiumコマンドを網羅的に確認はしておりません。
ローカル環境の情報を参照するなどの一部のコマンドは利用できない可能性があります。
Appium Inspectorを利用したい
Appium Inpectorをインストールの上、下記のいずれかの方法で利用してください。
- Cloud Providersから利用する
- Remote Testkitソフトウェア版で仮想adb機能/Xcode連携を有効にして接続する