3月14日から全国劇場公開される『Flow』が、「第82回ゴールデングローブ賞」アニメーション映画賞を含め、50を超える映画賞を獲得した。

⇒写真をもっと見る

 2024年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でプレミア上映を飾った本作は、同年のアヌシー国際アニメーション映画祭で審査員賞、観客賞含む4冠を受賞した。

 ギレルモ・デル・トロ監督が「アニメーションの未来の壮大な幕開け」と激賞したほか、アカデミー賞国際長編映画賞ラトビア代表に選出された。

 2025年ゴールデングローブ賞では『インサイド・ヘッド2』『野生の島のロズ』『モアナと伝説の海2』ら錚々たるビッグタイトルをおさえてアニメーション映画賞を受賞。ラトビア映画史上初の快挙を遂げた。

 ギンツ・ジルバロディス監督の出身国であるラトビアでは『タイタニック』を超える動員を記録し、歴史的なヒット作となった。北米に先駆けて封切られたフランスでも観客は60万人を超え、興行収入400万ドルを突破した。

 アメリカ各州での批評家協会賞受賞に見える高評価はもちろん、メキシコでは元旦に公開、10日間で60万人を動員するなど、海外アニメーションとしては類を見ない動員を見せている。

 主人公の猫たちによる「言葉のない旅路」に世界中が熱狂しており、1月19日(現地時間)発表となるアカデミー賞長編アニメーション部門へのノミネートも有力視されている。

 ギンツ・ジルバロディス監督は、監督・製作・編集・音楽を一人で手掛けた『Away』で、アヌシー国際アニメーション映画祭コントルシャン賞受賞など、世界を席巻し、鮮烈な長編デビューを飾ったラトビアのクリエイターだ。

 『Flow』は、ギンツ・ジルバロディス監督の長編2作目となり、若干24歳で完成させた『Away』を経て、制作に5年半を要し、多くのスタッフとともに作り上げられた。

 洪水に呑まれつつある世界を舞台に、時には運命に抗い、時には流され漂う一匹の猫の旅路を見つめる、圧巻の映像体験をぜひスクリーンで楽しんでほしい。

◆映画情報

3月14日(金)よりTOHOシネマズ日比谷他にてロードショー

▼受賞

  • 2025年アカデミー賞国際長編映画賞ラトビア代表
  • 2025年ゴールデングローブ賞 アニメ映画賞 受賞
  • 2024年アヌシ―国際アニメーション映画祭 4部門(審査員賞・観客賞・音楽賞・ガン映画財団配給賞) 受賞
  • 2024年ヨーロッパ映画賞 アニメーション賞 受賞
  • 2024年NY映画批評家協会賞アニメ映画賞 受賞

▼ストーリー

世界が大洪水に包まれ、今にも街が消えようとする中、ある一匹の猫は居場所を後に旅立つ事を決意する。

流れて来たボートに乗り合わせた動物たちと、想像を超えた出来事や予期せぬ危機に襲われることに。しかし彼らの中で少しずつ友情が芽生えはじめ、たくましくなっていく。

彼らは運命を変える事が出来るのか?そして、この冒険の果てにあるものとは―?

  • 監督:ギンツ・ジルバロディス 
  • 2024/ラトビア、フランス、ベルギー/カラー/85分
  • 配給:ファインフィルムズ
  • 映倫:G
  • 原題:Flow

▼公式Webサイト

https://flow-movie.com/

 

©Dream Well Studio, Sacrebleu Productions & Take Five.

※タイトルおよび画像の著作権はすべて著作者に帰属します

※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

※無断複写・転載を禁止します

※Reproduction is prohibited.

※禁止私自轉載、加工

※무단 전재는 금지입니다.

関連キーワード