【ウェブアナリストの稼働・収入・業務】売上が約半分になった2023年を振り返る

毎年恒例の株式会社「HAPPY ANALYTICS」年間振り返り記事です。年末の暇つぶし的に見ていただければ!昨年の記事は以下から

 

analytics.hatenadiary.com

 【目次】

長いので3段でまとめると

1)稼働時間1,001時間(前年比-44%)。売上は0.71億円(前年比-43%)。コストは0.74億(前年比-21%)。純利益率は-4%(前年比-29pt)。セミナー登壇や勉強会講師件数は減少(2022年:124回、2022年:72回)。稼働時間や売上減少は主に育児のため今年の後半に大きく仕事を減らしたこと。

 

2)仕事の内訳自体は大きく変わらず。コンサル関連で53%(前年比0pt)・セミナーが31%(前年比+4pt)・その他(執筆・会社周りの雑務)が14%(前年比-4pt)。どの内訳に関しても同じくらいの割合で減りました。

 

3)去年の日記に書いていた通り売上と工数はほぼ半分に出来ました。コストも半分にする予定でしたが、前年の収益からの税金が思ったより多かったので、そこまで減らすことは出来ませんでした。ただスタッフや外注費のコストは-65%減少となりました(仕事量を減らした結果、ご協力いただく部分をだいぶ減ったため)。

  

 

簡単に自己紹介

ウェブサイト分析や改善提案、コンサル、講師、執筆などを行う「ウェブアナリスト」。リクルート・サイバーエージェント・アマゾンジャパン等の事業会社で10年以上働いた後、2015年にフリーに。2017年1月に「株式会社HAPPY ANALYTICS」として法人化。

単著10冊、その他共著多数。詳しくは以下公式プロフィールサイトをご覧ください。

 Taku Ogawa(小川 卓)

 

HAPPY ANALYTICSについて

happyanalytics.co.jp

ウェブサイトの分析や改善コンサル、教育、執筆などを行う、私(小川)の個人会社。社員は私と奥さん。それ以外にも秘書やスタッフの皆さまや、弊社主催の育成講座の卒業生に日々の運用や経理、分析業務のお手伝いをしていただいております。今年で8期目に入りました。詳細は上記ウェブサイトを御覧ください。

  

2023年の主な取り組み

2023年1月

・コンサルもりもり。今後に向けて手放していく案件などの整理を行う

  

2023年2月

提案型ウェブアナリスト育成講座の10期生の講座が無事に完了!6月の妻の出産を控え11期は少し時間をあけることに(現時点では2024年5月に11期を開始する予定です)

・デジタルマーケターズサミット2023 Winterに登壇

webtan.impress.co.jp

セミナー満足度ランキング1位獲得!

webtan.impress.co.jp

 

webtan.impress.co.jp

2023年3月

・GA4導入締切のピーク。年度末に間に合わせたい企業さんが多くバタバタ。

・そんな中セミナーや勉強会も多く3月は12回の開催。schooのレポート作成セミナーなどに登壇

schoo.jp

WebDesigningの取材を受ける

・妻の出産に向けて仕事量を具体的に減らしはじめる。案件を他の会社に移行したり、いくつかの月次定例を終了。社内研修系のセミナーは停止。

 

2023年4月

・Shopifyのセミナーに登壇

corekara.co.jp

・仕事を減らすべく新規案件の受付停止

 

2023年5月

・ミルズの石井さんとセミナー登壇。久しぶりのオフラインセミナー

mils.co.jp

・自社主催の有料講座をこの月でいったん停止。2023年12月から再開しております。

 

2023年6月

・妻が出産!本業をHAPPY ANALYTICSから育児に移行

・カラーミーのセミナーに登壇

shop-pro.jp

・ニフティライフスタイルの社外取締役として株主総会に参加

www.nikkei.com

・同月末のUniversal Analytics計測停止に伴い、GA4の導入案件がピークに。新規は基本お断りしていましたが、既存の案件でも手一杯でした。スタッフや育成講座の卒業生の皆様に助けていただきました!

・株式会社ナンバーの顧問就任

nmbr.jp

 

 2023年7月

・HAPPY ANALYTICS第8期の始まり。第7期は過去最高の売上で1億円を超えました。

・書籍や連載周りで執筆が多めに

・引き続き育児でてんてこまい

 

2023年8月

・Adobe Workspaceを活用した案件開始

・書籍発売

 

・デジタルマーケターズサミット 2023 Summerに登壇

webtan.impress.co.jp

セミナー満足度ランキング2位獲得!

webtan.impress.co.jp

・実演ウェブ解析セミナー登壇

www.waca.associates

 

2023年9月

・schooの講座に登壇

schoo.jp

 

2023年10月

・書籍発売

 

 

2023年11月

・新規案件を少しづつ開始

・出版記念講演を実施

book.mynavi.jp

 

2022年12月

・自社のGA4セミナーを再開

 

次に1年間の稼働時間や仕事の内訳を紹介いたしますね。

 

稼働時間

2016年からの数値は以下の通りです(移動時間除く)

2016年:約1,700時間(月平均142時間)

2017年:約2,100時間(月平均175時間)

2018年:約1,873時間(月平均156時間)

2019年:約1,740時間(月平均145時間)

2020年:約2,290時間(月平均190時間)

2021年:約1,700時間(月平均142時間)

2022年:約1,795時間(月平均150時間)

2023年:約1,000時間(月平均83時間)

 

6月以降は育児に専念するため、いっきに稼働時間を減らしました。そのため実働時間としては前年比56%になりました。育児も含めると昨年より増加はしていると思いますが(笑)

 

月別の稼働時間と時間単価は以下の通り

 

2023年3月と7月に2回ほどがくっと稼働時間が下がっているのがわかるかと思います。単価に関しては前年とほぼ同じでした。

 

年別のカテゴリごとの稼働と単価は以下の通り。

  役員コンサル コンサル セミナー 執筆 HA 合計 月平均 単価
2016年 948 251 319 188   1,706 142.1 ¥16,886
2017年 631 552 396 429 104 2,112 176.0 ¥14,661
2018年 386 799 538 84 66 1,873 156.1 ¥28,178
2019年 261 598 416 125 340 1,740 145.0 ¥30,569
2020年 360 965 598 183 181 2,287 190.5 ¥30,930
2021年 214 699 528 155 100 1,696 141.3 ¥44,960
2022年 259 689 506 235 106 1,795 149.6 ¥69,876
2023年 152 396 314 88 51 1,001 83.4 ¥68,983
前年比 59% 57% 62% 37% 48% 56% 56% 155%

 

内訳の定義

■役員コンサル

Chief Analytics Officerや取締役として働いている、UNCOVER TRUTH、FaberCompany、Sozo、日本ビジネスプレス、ニフティライフスタイル、Numberの合計。


■コンサル

株式会社HAPPY ANALYTICSとして依頼を受けて私自身が行っている分析やコンサル案件(他の方にお願いしている案件は私の稼働時間に含まず)

■セミナー

社内勉強会などの特定多数、講演など不特定多数向けてのレクチャーなど


■執筆
書籍の執筆・監修や、外部媒体等での連載、メルマガなど

 

■会社(HAPPY ANALYTICS)
経理、社内ミーティング、MAツールの活用、スタッフとのやりとりなど自社整備に使っている時間

 

全体的に減ったため、稼働時間の割合は昨年と変わらず。

 

個人的にはこのあたり上手く対応出来たおかげで、育児に時間をしっかり使うことが出来た(出来ている)のでよかったです。

 

次にぞれぞれの項目についてもう少し詳しく見てみましょう。

 セミナー(124件【2022年】⇒ 72件【2023年】)

GA4関連の社内研修をすべてお断りし、今年の後半は自社の育成講座を行わなかったので数をしっかり減らすことが出来ました(それでも週1回以上は行っている計算になりますが)。セミナーの回数はあまり増やしすぎても大変なのでこのあたりが来年も1つの目安かも。

 

役員コンサル(259時間【2022年】⇒ 152時間【2023年】)

昨年のほうがGA4導入案件が多くピークだった印象です。その反動で今年は減った感じですね。

 

コンサル(689時間【2022年】⇒ 396時間【2023年】)

自社で受けるコンサルなんでこのあたりは意図的に減らしにいきました。既存案件の終了や別会社への移管、新規案件の受付停止。来年は徐々に増やせていけたらと考えていますが、2022年ほどにはならない感じにしたいです。

 

執筆(235時間【2021年】⇒ 88時間【2020年】)

昨年はga4.guideの立ち上げ書籍の執筆でかなり時間を使いました。今年も2冊本を出していますが、一冊はGA4対応のための改定、もう一冊は共著なのでそれほど時間を使いませんでした。それ以外では定期的に

はてなビジネスブログ

business.hatenastaff.com

やNEXTMAG

www.pc-koubou.jp

で記事を執筆させていただきました。

 

来年は今のところ書籍の出版予定はないので、このあたりは落ち着くはず(多分)

 

HAPPY ANALYTICS(106時間【2022年】⇒51時間【2023年】)

スタッフや卒業生への依頼の減少(仕事時間おさえるため)そしてある程度ルーティン化してきた部分も多いので、こちらもおさえることが出来ました。

 

2023年の売上・コスト・利益

年間の売上推移は以下の通り。2014年(Amazon在籍時の給料+講演や執筆などの合計)を100として計算。2015年4月にフリーになり、2017年1月に会社設立となります。

 

前述の通り、今年の後半はがっつりお仕事減らしたので前年比で売上は-43%という形になります。とは言っても2020年や2021年くらいの売上にはなっていますし、売上を半分に減らすと宣言していたのでほぼ想定通りの着地かなと。

 

 

細かい月別の売上(=月別の入金額で算出)は下記のとおりです。こちらは2016年1月からの推移となります。仕事量の減少とともにわかりやすく収入が落ちているのがわかります。

 

コストは前年比0.79倍となっています。前年稼いだ分の税金が大きく乗ってきているので、このあたりは売上ほど減らすことが出来ませんでしたね。3Qのその他の増加は、私が会社に貸していた状態になっていたお金の処理ですね。

 

以下は四半期別の売上・コスト・利益(2017年~)

 

コストの内訳は以下の通り2022年と大きく変わりました。スタッフや外注費が大きく減り、その分保険や税金の比率が4割を超えてしまいました。

 

 小川給与:私が会社から毎月いただいている給料です

スタッフ・外注:秘書やスタッフへのお支払い及び、案件の外注費用

システム系:Salesforce / Pardot / AWS / さくらインターネット / AWS / Freee / Slack などのシステム利用料

保険・税金等:各種税金、及び退職金の積立など

その他:事務用品・消耗品・通信費・接待交際費・旅費交通費・会議費など

 

最終的な数値は以下の通り。

というわけで今年は微妙に赤字。来年はまた従来通りの利益率に戻したいと考えています(来年支払う税金少ないはずだし、システム周りを少し見直そうかなと)

売上 コスト 利益 利益率
2017 ¥30,964,514 ¥-21,778,632 ¥9,185,882 30%
2018 ¥52,776,746 ¥-32,355,147 ¥20,421,599 39%
2019 ¥53,175,480 ¥-38,200,831 ¥14,974,649 28%
2020 ¥70,720,413 ¥-47,769,845 ¥22,950,568 32%
2021 ¥76,251,667 ¥-59,846,487 ¥16,405,180 22%
2022 ¥125,427,817 ¥-93,906,453 ¥31,521,364 25%
2023 ¥71,529,973 ¥-74,562,602 ¥-3,032,629 -4%
累計 ¥480,846,610 ¥-368,419,997 ¥112,426,613 23%

 

2023年の振り返り

大きく前半と後半に分かれた2023年でした。1月~6月まではUniversal Analyticsの計測終了に向けてのGA4導入案件やトレーニング案件などが非常に多かったです。育成講座の卒業生やスタッフのおかげで無事に納品遅れることなく乗り切ることができました。感謝です!

 

あたらしいGA4に関しては不満も多いかと思いますが(汗)この1年間の中でも様々な機能修正や追加がお壊れてきており、ようやく来年から本格利用がスタートという感じですね。2020年末にベータ版は出ていたので、かなり時間がかかっていますが…

 

個人的にはヒートマップやABテストツール周りも面白い動きや新しいツールが増えてきた印象で、Google Optimizeの9月終了を受け、来年どうなるか楽しみです。

 

Cookie規制や利用同意、ステマ規制などについても議論が多い一年でしたね。アクセス解析周りはそんなに大きな影響を受けなさそうですが、データの精度は若干落ちていくと思いますので、その中でどう気づきを発見して改善していくかは来年の気になるポイントです。

 

またChatGPT等のAI技術も大きく話題になりました。先月はヒートマップ「Microsoft Clarity」でヒートマップやレコーディングの機能を要約するAI機能が搭載されました。まだ改善の余地はありますが、今後GA4も含め分析はこのような取り組みが来年は更に強化されるのではないでしょうか。

 

個人的には分析時間が減るということはとても良いことなので、どんどん促進していただきつつ、私も波に乗り遅れないように必要な部分が学習・活用してアウトプットしていきたいと考えています。

 

6月に出産があることが決まっていたため、3月から仕事を徐々に減らし事は精神的にも功を奏しました。実際にあのときの仕事量で引続き取り組んでしたら、メンタル・フィジカルともに回すことが出来ず、ストレスマックスな状態になっていたかと思います。このあたりはしっかり判断出来てよかったです。思い切って売上を減らすという割り切りが出来た自分を褒めてあげたいです(笑)

 

育児に関しては出産後は仕事以上に時間を割いており、男性始点からの育児やポイントなどについてもかなり理解が進みました。また7ヶ月なので、これからも大変なことはたくさんあるかと思います。年末年始に得た知見やノウハウを世の中に公開できればと考えております(noteに書く感じになるかなと)。あくまでもサンプル数1になりますが、世の中のパパあるいはパパになる人に少しでも素敵な育児ライフを送って欲しいと願っております。

 

昨年の振り返りから、宣言した5点のについて答え合わせしておきます。

 

1)社内勉強会だけではなく、外での登壇も極力減らす
  すでにお付き合いあるところは今後も基本ご一緒できればと考えております

社内勉強会は予定通り大きく減らせましたが、外での登壇はあまり変わらなかったかな。でも楽しい機会も多かったので今後も続けていきたいかなと。

 

2)新規のGA4導入案件は、HAPPY ANALYTICSとしては基本断る。
  Chief Analytics Officerを努めているFaber CompanyやUNCOVER TRUTH、
  アドバイザーとして入っているSORAMICHIなどをご案内し、
  弊社は関わらない形とします。
  既存コンサル案件に関しても少しづつ減らしていく予定です。

こちらは予定通り実現できました。役員を勤めている会社に案件をつなぎ実現したものがたくさんありました。私もレビューや打合せ参加など全体サポートで入ることができました。

 

3)自分が好きなアクセス解析の情報収集と発信を強める
  GA4を活用した「分析と改善」についても、もう少し突き詰めていきたいです
  このあたりはすでにいくつか予定があり、随時発表できれば。
  書籍の改訂版も出す事になりそうです。

書籍に関しては予定通り発売できました。分析と改善の取り組みはga4.guideで行っていましたが、全体的には不十分だったかなと。来年は少しづつ増やしていきます。もう1サイト運営したいのだが大変そうな予感がしているので、模索中。

 

4)GA4で困っている人向けのサポートのプラットフォームを構築する
  こちらは夏頃になるかとは思いますが、現在模索中です
  初心者~中級者向けの困っている社内担当者に向けての
  サポート+αのイメージを想定しています(微課金を想定)

こちらに関しては色々フィジビリティなども行いましたが厳しいという判断で止めました。運用回そうと思うとリソース含め、弊社ではなかなか現実的ではないかなという結論に至りました。

 

 

5)収入源は主に毎月の自社講座・既存コンサル・役員関連の仕事とする
  提案型ウェブアナリスト育成講座に関しては1年ほどおやすみをいただき
  来年後半に第11期を開催予定です
  自社講座に関してはライブ販売にも、動画販売を1・2ヶ月中に開始します

育成講座に関しては予定通り2024年5月から第11期を開催します。詳細な日程は年明けにアナウンスいたしますね。

自社講座の動画販売に関しては無事にリリースでき、おかげさまで定期的に購入が発生している状態です(2023年は80件ほど購入いただきました)。

 

来年に向けて

2024年は育児の状況を見ながら、ほんの少しづつ仕事量の増加を目指していきます。主にコンサルティングがGA4分析周りになるかと思います。イメージとしては今年の1.2倍~1.4倍。2022年の7割程度あたりが働く時間のラインかなと考えております。

家族も増えたのでとにかく体調と精神の健康を大切にして(おかげさまで出産の後は安定して育児が出来ております)多くの人に情報を届けていきたいと考えております。

 

というわけで来年に向けて5つ宣言を書いて終わりとします。

 

1)育成講座の復活(オフライン版11期の開始)、育成講座のオンラインライブ版も検討を続けていけそうであればチャレンジしたいなと。オフラインの良さは明確にあるのですが、地方の方の参加の手間やコストを考えると、上手くリーチできればなと考えております。

 

2)GA4以外の情報発信を実行していく。別サイトにするのかメールマガジンを復活あせるのか、発信方法はまだ悩んでいますが、BIツール、ヒートマップやABテストなど、周辺のウェブマーケティングツールに来年は期待するところが大きいです。そのあたりの情報発信をどんどん行っていきたいですね。

 

3)新規案件を少しづつ増やしていく。2024年のGA4周りはいよいよ導入から活用フェーズに進む感じです。今年の後半もいくつかGA4を利用した分析と改善提案を行いましたが、もう少し増えてくる感じがしますし、弊社で受けられる案件もそれにあわせて対応できればなと。無理ない範囲で、1つ1つの案件のアウトプットを良いものにできれば

 

4)初心者にリーチできる取り組みを進めていく。ここで言う初心者とはアクセス解析に携わっていない人たちが対象です。「GA4初心者です」というよりは、「GA4って何?」といった層にリーチしたいですね。のんびりと準備は今年進めていたので、それが形になるかを更にチャレンジしてみたい2024年です

 

5)仕事あまり関係ないですが趣味を見つける&それに使う時間を増やしたいですね。一番やりやすそうなのは今、部屋の横で今年ほとんど弾かなかった電子ピアノかな。他にも何かちょっとした趣味がもてればと思いますし、それを仕事にフィードバック出来たらなお良いかなと。

 

環境変化が大きかった2023年でした。

来年もどうぞHAPPY ANALYTICSをよろしくお願い致します!

【ウェブアナリストの稼働・収入・業務】売上1億円を超えた2022年を振り返る

毎年恒例の株式会社「HAPPPY ANALYTLCS」年間振り返り記事です。年末の暇つぶし的に見ていただければ!昨年の記事は以下から

 

analytics.hatenadiary.com

 【目次】

長いので3段でまとめると

1)稼働時間1,795時間(前年比6%増)。売上は1.25億円(前年比64%増)。コストは0.94億(前年比57%増)。純利益率は25%(前年比+5pt)。セミナー登壇や勉強会講師件数は昨年とほぼ一緒(2021年:137回、2022年:124回)。売上増加は主にGA4コンサルと自社開催有償講座が要因。

 

2)仕事の内訳自体は大きく変わらず。コンサル関連で53%(前年比-1pt)・セミナーが28%(前年比-3pt)・その他(執筆・会社周りの雑務)が19%(前年比+4pt)。GA4本を出したので執筆時間が伸びました。1年の感想としては、とにかくGA4祭りでした。7月以降はすべての社内勉強会をお断り、9月以降は新規案件をSTOP。

 

3)稼働時間は、ほぼ増えていないが、売上とコストが上がっているのは他の方に案件を依頼したり、サポートいただいたのが要因です。その分、私自身の「稼働」は増えていないのですが、気しなければいけないことは増えました。ということで1年の大半を通してメンタルは不調。環境変化の予定もあり、来年は稼働時間と売上andコストを大幅に減らしにいく方針転換を行います。

  

 

簡単に自己紹介

ウェブサイト分析や改善提案、コンサル、講師、執筆などを行う「ウェブアナリスト」。リクルート・サイバーエージェント・アマゾンジャパン等の事業会社で10年以上働いた後、2015年にフリーに。2017年1月に「株式会社HAPPY ANALYTICS」として法人化。

単著8冊、その他共著多数。詳しくは以下公式プロフィールサイトをご覧ください。

 Taku Ogawa(小川 卓)

 

HAPPY ANALYTICSについて

happyanalytics.co.jp

ウェブサイトの分析や改善コンサル、教育、執筆などを行う、私(小川)の個人会社。社員は私と奥さん。それ以外にも秘書やスタッフの皆さまや、弊社主催の育成講座の卒業生に日々の運用や経理、分析業務のお手伝いをしていただいております。今年で7期目に入りました。詳細は上記ウェブサイトを御覧ください。

  

2022年の主な取り組み

2022年1月

・前年から引き続きGA4の導入や勉強会案件などを複数実施

  

2021年2月

・GA講座✕4回をschooで実施。 

schoo.jp

・今年一番大変だった分析案件の完了。オンラインとオフラインデータを繋げ、Tableauでわちゃわちゃしてました。

・忙しさのため、宣伝会議で講師業終了。累計で100回以上お話させていただきました。貴重な機会をいただき感謝です。

 

2022年3月

・GAの計測停止のアナウンスが行われ、一気に世の中がGA4モードに。多数の問い合わせや実装依頼が。このあたりから忙しくなりはじめる

・PHP研究所やWebDesigningの取材を受ける

・GA4の情報サイトGA4ガイドをオープン。サーバー設定ミス等で落ちまくる

www.ga4.guide

・GA4ガイドのサイト自体は2021年10月くらいから仕込んでいました。計測停止のアナウンスがあったので、3月中に一気に仕上げてリリースしました。

・HIT-MALLでの連載開始

https://www.hit-mall.jp/blog/management/column-046.html

 

2022年4月

・GA4に関する相談が更に増え、このあたりから新規案件は、ほぼGA4絡みに(実装あるいは勉強会のいずれか)。

・SORAMICHIとアドバイザー契約

prtimes.jp

・Media✕Techに寄稿

www.mediatechnology.jp

・Web担当者Forumにインタビュー掲載

webtan.impress.co.jp

・Web Designingに寄稿

https://www.amazon.co.jp/dp/B09XWWNS56/

 

2022年5月

・提案型ウェブアナリスト育成講座9期スタート

・自社主催の有料講座を開始(以後、毎月開催)

・過去最大の単月売上

・Web担当者Forumミーティング2022春 登壇。登壇人気ランクング1位

webtan.impress.co.jp

・schooのGA4版講座開始

schoo.jp

 

2022年6月

・GA終了1年前導入のため、6月末締め切りのGA4導入案件が集中。今年1番働いた月に。

・上場後、初めての株主総会に参加(ニフティライフスタイルの社外取締役として)

niftylifestyle.co.jp

・大型コンサル案件のスタート

・監修したGoogle Tag Manager本が発売

 

 2022年7月

・HAPPY ANALYTICS第7期の始まり。 

・このあたりから社内勉強会をすべてお断りに(結果的に年内で20社ほどお断りしてしまいました 汗)

・忙しさのためメールマガジンの配信停止

 

2022年8月

・ひたすらGA4

・第6期の数値報告を税理士さんから受ける、順調に成長

・Web担当者Forumに記事掲載

webtan.impress.co.jp

・日経XTRENDにて取材いただいた内容が掲載。

xtrend.nikkei.com

 

2022年9月

・ひたすらGA4(以下略

・GA4本の校了

 

2022年10月

・ウェブアナリスト育成講座第10期開始

happyanalytics.co.jp

・GA4本の発売

 

 

2022年11月

・Web担当者Forumミーティング秋2022登壇。2回連続で満足度ランキング1位に。

webtan.impress.co.jp

・はてな公式ブログで連載(全3回)

business.hatenastaff.com

・新規案件受付STOP

 

2022年12月

・気づいたら年末に 

 

次に1年間の稼働時間や仕事の内訳を紹介いたしますね。

 

稼働時間

今年の稼働は約1800時間。2016年からの数値は以下の通りです(移動時間除く)

2016年:約1,700時間(月平均142時間)

2017年:約2,100時間(月平均175時間)

2018年:約1,873時間(月平均156時間)

2019年:約1,740時間(月平均145時間)

2020年:約2,290時間(月平均190時間)

2021年:約1,700時間(月平均142時間)

2022年:約1,795時間(月平均150時間)

 

前年比でわずかに増加。ただ様々な案件を見る機会が増えたので、時間の伸び以上に精神的な負担は大きかったです。特に3月以降はGA4の情報収集しつつ(これは稼働時間には入れていない)、発信・執筆・設定・実装などをやっていました。ただGA4以外にもいくつか面白い案件が複数あったので、新鮮でありつつ楽しかったです。

 

稼働時間と時間単価は以下の通り

  案件を取捨選択及び自社有償講座開催により、単価は増加。2022年の時間単価で約7万円(前年比+24,000円)

 

仕事内容の割合で見ると以下の通り。割合はほぼ前年と変わらす。

分類の定義は以下の通り

 

■役員コンサル

Chief Analytics Officerや取締役として働いている、UNCOVER TRUTH、AVANCELLMONT、FaberCompany、Sozo、日本ビジネスプレス、ニフティライフスタイルの合計。


■コンサル

株式会社HAPPY ANALYTICSとして依頼を受けて私自身が行っている分析やコンサル案件(他の方にお願いしている案件は私の稼働時間に含まず)

■セミナー

社内勉強会などの特定多数、講演など不特定多数向けてのレクチャーなど


■執筆
書籍の執筆・監修や、外部媒体等での連載、メルマガなど

 

■会社(HAPPY ANALYTICS)
経理、社内ミーティング、MAツールの活用、スタッフとのやりとりなど自社整備に使っている時間

 

 

 年別の稼働時間内訳と前年比(単位=時間)

 

役員
コンサル

コンサル セミナー 執筆 HA 合計 月平均
2016年 948 251 319 188   1,706 142.1
2017年 631 552 396 429 104 2,112 176.0
2018年 386 799 538 84 66 1,873 156.1
2019年 261 598 416 125 340 1,740 145.0
2020年 360 965 598 183 181 2,287 190.5
2021年 214 699 528 155 100 1,696 141.3
2022年 259 689 506 235 106 1,795 149.6
前年比 121% 99% 96% 152% 106% 106% 106%

 

コンサルやセミナーに関してはここ数年上限値という形ですね。社内勉強会等断っていなかった場合は、100-200時間くらいは増えていた予感。執筆に関しては書籍の執筆で時間が増えた形になります。

 

月別の稼働時間は以下の通り

ここ2年くらいは同じですね。平均150時間、200時間は絶対に超えないように注意しています、

 

次にぞれぞれの項目についてもう少し詳しく見てみましょう。

 セミナー(137件【2021年】⇒ 124件【2022年】)

年間営業日ってだいたい250日なので、平均すると2日に1回講演や勉強会をしている事になりますね。GA4が大半。宣伝会議での講師終了 及び 夏以降は意図的に減らしたので前年減で済みました、依頼件数だけで言えば、今年が一番多かったです。

 

役員コンサル(214時間【2021年】⇒ 259時間【2022年】)

+45時間ですね。主にFaber CompanyのGA4導入案件で増えました。8月くらいからコンスタントに複数案件が動いている状態です。またUNCOVER TRUTHいくつかの大変だけど面白い案件に携われました。

 

コンサル(699時間【2021年】⇒ 689時間【2022年】)

ほぼ変わらず。受けている案件数は前年より増えていますが、外部への依頼部分が増えている感じです。結果として、私の稼働時間は変わらずという感じです。

 

執筆(155時間【2021年】⇒ 235時間【2020年】)

メルマガストップによる減少以上に、複数媒体での連載及び書籍執筆で伸びました。来年も書籍(改訂版)の執筆やGA4ガイドの更新予定などがあるので、あまり変わらない予感はしています。

 

HAPPY ANALYTICS(100時間【2021年】⇒106時間【2022年】)

社内運用周りはある程度体制が整っているのでここ1-2年は大きな動きはなしです。新たに導入した新規システム等も無いです。良い意味で安定。

 

2022年の売上・コスト・利益

年間の売上推移は以下の通り。2014年(Amazon在籍時の給料+講演や執筆などの合計)を100として計算。2015年4月にフリーになり、2017年1月に会社設立となります。今年は前年比較で+62.2%と大きく伸びました。2014年から比べると9.6倍ですね(汗)。まぁ私の給料は変わっていませんが。

前述の通り、育成講座の卒業生への案件依頼や、自社有償講座の開催などが売上増加に大きく貢献しています。



 

細かい月別の売上(=月別の入金額で算出)は下記のとおりです。こちらは2016年1月からの推移となります。2022年5月に過去最大の単月売上。5月~10月に売上のピークが作れています。GA4需要と、11月以降は仕事量を押さえにいったのが要因ですね。

 

コストは前年比1.57倍となっており、増加分のほぼ全ては外注費(オレンジ線)+税金(黄色線)です。

以下は四半期別の売上・コスト・利益(2017年~)

 

コストの内訳は以下の通り

 

 小川給与:私が会社から毎月いただいている給料です

スタッフ・外注:秘書やスタッフへのお支払い及び、案件の外注費用

システム系:Salesforce / Pardot / AWS / さくらインターネット / AWS / Freee / Slack などのシステム利用料

保険・税金等:各種税金、及び退職金の積立など

その他:事務用品・消耗品・通信費・接待交際費・旅費交通費・会議費など

というわけで、外注費ががっつり増加。今年の売上増加に大きく貢献してくれました。前年の約3倍です。それ以外は費目は、金額的に去年とほぼ変わらずでした。

 

最終的な数値は以下の通り(12/28時点なのでここ数日で微修正はあるかも)

売上 コスト 利益 利益率
2017 ¥30,964,514 ¥-21,778,632 ¥9,185,882 30%
2018 ¥52,776,746 ¥-32,355,147 ¥20,421,599 39%
2019 ¥53,175,480 ¥-38,200,831 ¥14,974,649 28%
2020 ¥70,720,413 ¥-47,769,845 ¥22,950,568 32%
2021 ¥76,251,667 ¥-59,846,487 ¥16,405,180 22%
2022 ¥125,262,817 ¥-93,906,453 ¥31,356,364 25%
累計 ¥409,151,637 ¥-293,857,395 ¥115,294,242 28%

今年の振り返り

GA4に支配された1年でした。本当に大変でした。
特に3月からは、GA4への移行が大企業・中企業を中心に進みました。
弊社で今年は合計30社以上の移行を手伝いました。

 

ECサイトもあれば、Single Page Applcationのサイトもあれば、
100個以上のイベントを移したり、1社で数十サイトあったり、
2時間でさくっと終わるような内容など様々です。

このあたりは育成講座の卒業生を中心に大勢の方に助けていただきました。ありがとうございます!

 

私もGA4について情報収集⇒実践⇒アウトプットを続けた1年でした。
GA4ガイドやGA4資料の公開とアップデートも定期的に行い、
自社主催の勉強会や書籍なども発売しました。

 

外注先(ほぼ育成講座の卒業生)が増えた事により、受けられるキャパも
増えました。その結果外注費は3倍になりました。
しかしそれ以上に需要があり、全部対応することは出来ませんでした。

 

また見る件数も増えた結果、気にしなければいけない事がそれだけ増えるため
(つまり私が直接設計や実装を行っていなくても、途中での確認、QA対応、最終チェックなどが発生)精神的なストレスはここ数年で一番大きかったです。

 

これの対処の第一弾として
1)夏からの社内勉強会はすべてお断りさせていただく
※確実に小川の工数を使ってしまうため
2)同じく夏以降の、GA4新規導入・移行・分析案件をストップ
3)既存コンサル案件のうち、いくつかを終了
という形を取らせていただきました。

 

まだ既存案件が残っているため、上記対応を行った上でも今年は年末まで
忙しかったですが、来年以降は落ち着くはずです。

 

結果としては売上とコストは大きく増加し、利益額としては過去最大となりました。
また1億円超えの年間売上を達成しました。

 

しかしこの6年間の中でわかったことは、この状態を継続していくためには、今行っていることの再生産再拡大が中心となり、それを私自身は望んでいません。

 

更に外注先を増やして仕事や勉強会を受けていけば、今の売上の1.5倍、2倍も来年は可能かもしれません。しかし、会社を大きくして稼ぐというのは私のモチベーションにならない事がわかり、逆にストレスを抱えることがわかりました。

 

そこで、来年は大きく方針を変えようという判断を11月に下しました。
どのように変わるのか。以下をご確認ください。

 

来年に向けて

2022年はたくさんのお仕事をさせていただきましたが、会社名の通り「HAPPY ANALYTICS」だったかというとそうではありません。

 

仕事量の多さで自分も含め、不健康でHAPPYでは無い状態が1年の大半を占めました。
個別のクライアントが悪いということはなく(皆様本当にとっても協力的でした)
単純に私のキャパオーバーでした。

 

来年は家族環境も変わりそうなので、家庭と自分のHAPPYを最優先します。

 

そのため来年の方針として

1)社内勉強会だけではなく、外での登壇も極力減らす
  すでにお付き合いあるところは今後も基本ご一緒できればと考えております

 

2)新規のGA4導入案件は、HAPPY ANALYTICSとしては基本断る。
  Chief Analytics Officerを努めているFaber CompanyやUNCOVER TRUTH、
  アドバイザーとして入っているSORAMICHIなどをご案内し、
  弊社は関わらない形とします。
  既存コンサル案件に関しても少しづつ減らしていく予定です。

 

3)自分が好きなアクセス解析の情報収集と発信を強める
  GA4を活用した「分析と改善」についても、もう少し突き詰めていきたいです
  このあたりはすでにいくつか予定があり、随時発表できれば。
  書籍の改訂版も出す事になりそうです。

 

4)GA4で困っている人向けのサポートのプラットフォームを構築する
  こちらは夏頃になるかとは思いますが、現在模索中です
  初心者~中級者向けの困っている社内担当者に向けての
  サポート+αのイメージを想定しています(微課金を想定)
  
5)収入源は主に毎月の自社講座・既存コンサル・役員関連の仕事とする
  提案型ウェブアナリスト育成講座に関しては1年ほどおやすみをいただき
  来年後半に第11期を開催予定です
  自社講座に関してはライブ販売にも、動画販売を1・2ヶ月中に開始します


2023年の目標は、売上とコストの両方が今年の半分以下になることです。
普通、◯◯円以上と設定するかと思いますが、来年は売上とコストを減らすという
ところにコミットしたいなと。

その分の精神的そして肉体的な余裕を家族と、自分自身の知識アップに使います。

 


ほぼ私個人の会社なのでこういった形で大きな方向転換を設定することが可能です。しかし、それを来年実践する上で、「売上を伸ばしたい」とか「もっと直接役に立ちたい」という誘惑をいかに跳ね除けるかが重要かと考えています。

 

これは非常に強い誘惑でして、それを2021年・2022年は対応しきれませんでした。
特に今年はGA4の移行という一大イベントが有り(来年も続くのですが)
かなり体力と精神を使ってしまいました。

 

来年はスリム化した結果をこのブログで報告できればと考えております!

皆様良いお年を!来年もどうぞよろしくお願い致します。

はてなブログがGA4に対応したので、導入をしてレポートを見てみた

GA4にはてなブログが対応しましたので、早速入れてみることにしました(Google Tag Manager経由では導入済みですが)せっかくので、公式の方法でも実施してみようかと。

 

staff.hatenablog.com

 

ヘルプ等にも説明は載っているので、設定の部分はさくっと説明しつつ、どういうレポートが出せるようになったのかもあわせて見ていきます。

 

最初の設定

まずはGA4用のプロパティとストリームを作成しましょう。

 

 

このあたりの作成方法はヘルプをご覧ください。

help.hatenablog.com

 

導入完了後、データストリーム内にあるサイトをクリックして測定IDを表示します。

ここで測定IDをコピーしましょう。

 

続いて管理画面から設定>詳細設定を開きます。

 

コピーした測定IDを入れて変更を押します。

 

サイトにアクセスし、リアルタイムレポートを確認して計測出来ているかをチェックしましょう。

数値が計測できていればGA4の計測は出来ています。

 

念のため翌日以降、通常のレポートでも数値が出ているかを確認してみましょう。

 

【応用編】カスタムディメンションを追加してデータを取得する

はてなブログの機能を使ってGA4を実装すると、追加データを計測することが出来ます。それらデータを取得するためにはGA4でカスタムディメンションの登録が必要となります。

 

追加で取得できるデータ

ディメンション名 値

post_date 記事投稿日
track_area finish_reading(固定)あるいはblogcard(固定)
percent_scrolled 画面のスクロールされた割合
link_domain リンク先のドメイン
link_url リンク先のURL
link_text リンクのテキスト
link_classes リンクのclass名
link_id リンクのID名
outbound true / false
track_component entry_title、blog_name等

 

これらディメンション名を1つずつ登録していきます。
登録方法は以下のとおりです。

 

設定メニュー内にある「カスタム定義」にアクセスし、「カスタムディメンションを作成】を押してください。

 

 

以下のように設定を行います。

ディメンション名:任意(イベントパラメータと同じでOKかなと)
範囲:イベント(変更なし)
イベントパラメータ:上記に記載のディメンション名(ここではpost_date)

 

全部設定すると以下の感じになります。

 

計測確認

設定したカスタムディメンションは「探索」機能内で確認を行います。探索のメニュー内にある「+」のところを押します。

 

そのままではデータが表示されないので、「ディメンション」の横にある「+」ボタンを押して、作成したディメンションを選びます。

 

今回設定した内容は全て「カスタム」メニュー内にあります。利用したい内容の行のチェックボックスにチェックを入れ、「インポート」を押してください。

同じように「指標」の横にある「+」ボタンを押して、利用する指標をインポートしましょう。ここではシンプルに回数を測るために「イベント数」を選んでいます。

 

 

表に反映するために、利用したいディメンションと指標をドラッグ&ドロップで、隣の列にある「タブの設定」内の「行」と「値」にそれぞれ追加していきます。

 

 

行と値が1つずつ入ると表が現れます。下記の例では「post_date」と「イベント数」を追加しました。

not setはトップページや一覧ページだと思われます。

無事に記事公開日が計測されていますね。もう1つポートを見ておきましょう。

 

Link URL と LIink Textと outboundの組み合わせでは、
どのリンクを押したか、押したテキスト文字列、サイト外かサイト内かのリンク判別を行ってくれます。

 

 

サイト外への誘導や、サイトに来た人がどの記事に興味を持ったかなどを把握出来ます。

 

最後に

というわけで昨日リリースされたので、早速入れてチェックしてみました。Google Tag Managerや直接ページの記述を追加するという事無く、簡単にGA4設定できるのは良いですね。また独自のカスタムディメンション取得も使いやすかったです。

設定自体は簡単で、旧GAが来年計測停止するので、このタイミングでGA4を導入してみてはどうでしょうか?

 

analytics.hatenadiary.com

 

またGA4を学びたい方は、私の方でga4.guideという情報サイトを公開中です。より細かいことを理解したい場合はぜひご利用くださいませ。

www.ga4.guide