面白いので、紹介してみる。「小沢氏の秘書を解散総選挙が取り沙汰されているこの時期に逮捕したことについて、国策捜査だとか政治的意図があるとか言われています。」で始まる、このブログエントリ。コメント欄も、本人も盛り上がっています。
タイミングの問題について - モトケンブログ
「自分たちのいう国策捜査の対象になりたくなかったら、法律をきちんと守ってればいいんですよ。」との正論炸裂。ええ、そのとおりですよね。ただね、特捜部の捜査ってのは私は、自分でやられたから思うけど、白を無理やり黒にしてしまう捜査に他ならないと思いますよ。
法律に100%完璧を求めるのは無理な相談でしょう。所詮人が考えているものだから、いわゆる法律を考えた人が考えていなかった事態というのはよくある話でしょう。あるいは時代と法律が合わなくなっていたとか。それを、「法律の抜け道をすり抜けて」とか批判する人がいるけれども、それは法律の穴をすり抜けて、ではなく、法律を守って、というのが正しい言い方であると思う。法律が不完全だと思うのであれば、法律を改正すればよいことである。
税法なんてのは、それこそ毎年のように通達やら政令やら出ていてコロコロ変わっている。ダミー論だとか、司法取引まがいのことをして無理やり黒と言わせたりとか、そういう手を使って新しい法律解釈をしようとしている組織が特捜部に他ならないと思う。
ライブドア立件にかける特捜検察の意思(追記あり)
によれば、
「一方では、経済行為の透明性、公平性の確保という点では、特捜検察は伝統的に独立した立場、判断で臨む。時には「新しい判例をつくる」ぐらいの気構えで、強い意志を持って動く」
だそうだ。まさに、白を黒にする行為を、起訴を独占している強大な国家権力が行っているわけだ。判例を作るのは裁判官の仕事だ(司法)。法律を作るのは政治家の仕事だ(立法)。決して検察官の仕事(行政)ではないのだ。こんなことが無批判に受け入れられている状態っておかしくないか?三権分立は本当に機能しているのか?おかしいと思うなら、立法機関で正々堂々と立法すればよい。
ま、だから私の経験から言えば、やり方はずるがしこいかもしれないけど、法律的には白の案件を無理やり黒にしようとしているという、いつもの特捜部のやり方だとおもうんだよね。テレビなどである意味洗脳状態にあり検察は正義の味方と思っている人が多いから彼らが逮捕するだけで国民は悪人を捕まえたと大喝采。起訴して、99%有罪の刑事裁判官に引き渡す。必勝パターンなのです。たかだか、数十人の組織にそんな強大な権限を持たせたら、私は危険とおもいます。
警察や公正取引委員会、SESCなどの捜査機関が送検したものの、是非を判断して起訴するかしないかを判断する権限だけにとどめておいて、なにか不都合でもあるんでしょうかね?あと、起訴するしないは大陪審(起訴陪審)の判断も選べるようにする。そうすれば、起訴便宜主義が事実上の司法取引に利用されているという批判もかわせるとおもいますよ。
そうすりゃ、国策捜査なんて批判は出てこないでしょう。
あ、私は特捜部が怖いので、必要以上に法律を遵守することを心がけていますよ。友人や知人が法律違反まがいのことをしようとしたときにも、いちいちわざわざ注意しています。巻き込まれるかもしれませんからね。周りが「馬鹿じゃねーの」っていうくらい注意深くしていますが、それくらい、怖いんです。
ところで、モトケンさんのブログのコメントに、検察の捜査リークの話でてきてますけど、ええ、リークされてますよ。私は体験してますから。取調べで検察官にしか言っていないことが翌日のラジオで放送されたりしてましたからね。議論の余地はないです。
ヤメ検ウォッチャーの私は、落合弁護士のブログも紹介します。
■[話題]mixiで“出会い”コミュが大量削除 ~ 健全化の一環で古参コミュも消失か
珍しく私と意見が一致しました。著書「徹底抗戦」はコテンパンに書評されていましたが、拘置所のくだりは興味深く読まれたそうでよかったです。あの本は、裁判に関わる部分は私もまだ研究中であり、専門家でもないので、あまり踏み込めてなかったので、元検察官の方が物足りないと感じるのは仕方ないかもしれません。ただ、拘置所などで体験したことはありのままですので、面白いと自負しています。
東証、ビックカメラの上場維持は決めていない=一部報道を否定
ライブドアの一件と比べて処分が甘すぎるというのは私でなくとも感じられるでしょうね。私も正直、なんでこんなに対応に差がでるんだろうな?って思いますけど、やっぱり課徴金制度が導入されたことが、大きな意味を持っているんだなーと感じました。金融行政的には検察庁に市場を荒らされたらたまらん、というのがあるんではないでしょうかね?だから自主規制をしているというところでしょうか。
裁判とか事件とかの話で、雰囲気が悪いので、IT系の話もしときます。
ティム・バーナーズ=リーが語る「WWW に対する 2 つの後悔」
彼は後悔してますけど、http://っていうよく訳わからん呪文のような書き出しで始まるのが、ネットブームに火をつけた気もするんですがねぇ。未知なるモノへの憧れというか、冒険というか。なんとなく初めてモザイクというブラウザを使った時の衝撃を思い出しました。その後ネットスケープが出てもっと衝撃をうけましたが。
速報:iPhone OS 3.0プレビューイベント
よく今までコピペできないのに、iphone使ってたねーって思うよ。メールとかどうしてたのかな~?
昨日紹介した桃鉄ですが、Wii版も出てるんですねぇ。買おうかな~。
タイミングの問題について - モトケンブログ
「自分たちのいう国策捜査の対象になりたくなかったら、法律をきちんと守ってればいいんですよ。」との正論炸裂。ええ、そのとおりですよね。ただね、特捜部の捜査ってのは私は、自分でやられたから思うけど、白を無理やり黒にしてしまう捜査に他ならないと思いますよ。
法律に100%完璧を求めるのは無理な相談でしょう。所詮人が考えているものだから、いわゆる法律を考えた人が考えていなかった事態というのはよくある話でしょう。あるいは時代と法律が合わなくなっていたとか。それを、「法律の抜け道をすり抜けて」とか批判する人がいるけれども、それは法律の穴をすり抜けて、ではなく、法律を守って、というのが正しい言い方であると思う。法律が不完全だと思うのであれば、法律を改正すればよいことである。
税法なんてのは、それこそ毎年のように通達やら政令やら出ていてコロコロ変わっている。ダミー論だとか、司法取引まがいのことをして無理やり黒と言わせたりとか、そういう手を使って新しい法律解釈をしようとしている組織が特捜部に他ならないと思う。
ライブドア立件にかける特捜検察の意思(追記あり)
によれば、
「一方では、経済行為の透明性、公平性の確保という点では、特捜検察は伝統的に独立した立場、判断で臨む。時には「新しい判例をつくる」ぐらいの気構えで、強い意志を持って動く」
だそうだ。まさに、白を黒にする行為を、起訴を独占している強大な国家権力が行っているわけだ。判例を作るのは裁判官の仕事だ(司法)。法律を作るのは政治家の仕事だ(立法)。決して検察官の仕事(行政)ではないのだ。こんなことが無批判に受け入れられている状態っておかしくないか?三権分立は本当に機能しているのか?おかしいと思うなら、立法機関で正々堂々と立法すればよい。
ま、だから私の経験から言えば、やり方はずるがしこいかもしれないけど、法律的には白の案件を無理やり黒にしようとしているという、いつもの特捜部のやり方だとおもうんだよね。テレビなどである意味洗脳状態にあり検察は正義の味方と思っている人が多いから彼らが逮捕するだけで国民は悪人を捕まえたと大喝采。起訴して、99%有罪の刑事裁判官に引き渡す。必勝パターンなのです。たかだか、数十人の組織にそんな強大な権限を持たせたら、私は危険とおもいます。
警察や公正取引委員会、SESCなどの捜査機関が送検したものの、是非を判断して起訴するかしないかを判断する権限だけにとどめておいて、なにか不都合でもあるんでしょうかね?あと、起訴するしないは大陪審(起訴陪審)の判断も選べるようにする。そうすれば、起訴便宜主義が事実上の司法取引に利用されているという批判もかわせるとおもいますよ。
そうすりゃ、国策捜査なんて批判は出てこないでしょう。
あ、私は特捜部が怖いので、必要以上に法律を遵守することを心がけていますよ。友人や知人が法律違反まがいのことをしようとしたときにも、いちいちわざわざ注意しています。巻き込まれるかもしれませんからね。周りが「馬鹿じゃねーの」っていうくらい注意深くしていますが、それくらい、怖いんです。
ところで、モトケンさんのブログのコメントに、検察の捜査リークの話でてきてますけど、ええ、リークされてますよ。私は体験してますから。取調べで検察官にしか言っていないことが翌日のラジオで放送されたりしてましたからね。議論の余地はないです。
ヤメ検ウォッチャーの私は、落合弁護士のブログも紹介します。
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珍しく私と意見が一致しました。著書「徹底抗戦」はコテンパンに書評されていましたが、拘置所のくだりは興味深く読まれたそうでよかったです。あの本は、裁判に関わる部分は私もまだ研究中であり、専門家でもないので、あまり踏み込めてなかったので、元検察官の方が物足りないと感じるのは仕方ないかもしれません。ただ、拘置所などで体験したことはありのままですので、面白いと自負しています。
東証、ビックカメラの上場維持は決めていない=一部報道を否定
ライブドアの一件と比べて処分が甘すぎるというのは私でなくとも感じられるでしょうね。私も正直、なんでこんなに対応に差がでるんだろうな?って思いますけど、やっぱり課徴金制度が導入されたことが、大きな意味を持っているんだなーと感じました。金融行政的には検察庁に市場を荒らされたらたまらん、というのがあるんではないでしょうかね?だから自主規制をしているというところでしょうか。
裁判とか事件とかの話で、雰囲気が悪いので、IT系の話もしときます。
ティム・バーナーズ=リーが語る「WWW に対する 2 つの後悔」
彼は後悔してますけど、http://っていうよく訳わからん呪文のような書き出しで始まるのが、ネットブームに火をつけた気もするんですがねぇ。未知なるモノへの憧れというか、冒険というか。なんとなく初めてモザイクというブラウザを使った時の衝撃を思い出しました。その後ネットスケープが出てもっと衝撃をうけましたが。
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よく今までコピペできないのに、iphone使ってたねーって思うよ。メールとかどうしてたのかな~?
昨日紹介した桃鉄ですが、Wii版も出てるんですねぇ。買おうかな~。