「俺オタクじゃないけど――」
滑り込みでメディア芸術祭に行ってきました。
といっても感想を書けるほど芸術に造詣が深いわけではないので、まぁ、すごかった(小学生並の感想)
まどマギのスペースには原画やまどか像、台本やフィギュアなどが飾ってありました。1つだけ開かれた台本がマミられるシーンだったあたり、マミさんの愛され方が伝わってきますね。おそらく当初は使い捨ての役回りだったんでしょうけど。イザーク効果。
で、アイドルの話。
「私が最近とあるアイドル界隈を苦手な理由」(小娘の箱庭日記(仮)) という個人ブログの記事から。
ももクロをアイドルの枠から外したい、「アイドルのパロディ」として叫ぶファンへの警鐘を鳴らしている記事で、
至極納得できる内容だと思います。関連記事も面白い。
AKB然りももクロ然り、
「自分がドルヲタであることを納得させる材料」を公式が提供するのが
現代のスタイルのようですね。
過酷さを全面に押し出したAKBの映画、
「アイドルの枠を壊す」ことを明言しているももクロ。
特にももクロにおいては
「ももクロはアイドルじゃない」というファンの声は大きい気がする。
その理由が
「なぜ「パロディ」に押し込めてしまうかというと、
その人たちの中でアイドルという響きは
格好悪い、ダサイ、恥ずかしいものであるから。(記事抜粋)」
だという部分に妙に納得してしまった。
というのも、最近のアニオタ()の流れそのものじゃないか、と。
「ももクロはアイドルじゃない。ももクロの下積みは評価できる。全力のパフォーマンスに心うたれた。」
「あの花はストーリーがよかった。ファッション雑誌でも特集されている。みんな見ている。」
おぉ、なんだこの親和性……絶対こいつら仲良くなれる。
そしてこいつらは必ず「え?いや別にオタクじゃないよ。ただ好きなだけ。」
とか言うんだろうなあ。
「リア充勢はオタク文化に興味がある癖に、
素直になれないから馬鹿にしてきた。
その結果、馬鹿にしてきたものにすり寄るには
集団的に互いを納得させ合う必要があった」
みたいな文章をどこかで読みましたけど、その通りですね。
じゃあお前はどうなんだ、と言われると何とも言えませんけど。
僕は好きなものが好きなだけなので(逃走経路)