SpringOne Platform 2016 参加レポート〜開幕前日編〜 | サイバーエージェント 公式エンジニアブログ

どうもこんにちは。技術本部でサーバサイドエンジニアをしている池田 (@yukung) です。約4年振りの投稿になります。こち亀の日暮さんばりの登場頻度でスミマセン。

 

実は私、今ラスベガスのホテルにてこのエントリを書いています。なぜそんなところに居るのかというと、ラスベガスで開催されている SpringOne Platform (https://springoneplatform.io/) というイベントに参加しているからです。

 

SpringOne とは

ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが一応軽く説明しますと、 Java のデファクトスタンダードなフレームワークである Spring とそのエコシステムをフィーチャーしたイベントで、去年も SpringOne 2GX として開催されました。今年から SpringOne Platform としてリブランドされ、Spring だけでなく、 OSS の PaaS である Cloud Foundry や、マイクロサービス、DevOps、データ分析、マシンラーニングなど、扱う内容が多岐に渡っています。

 

 

弊社では昨今、 golang によるマイクロサービスアーキテクチャが花盛りですが、 Java も同じく Spring Boot や Spring Cloud のエコシステムを中心としてマイクロサービスアーキテクチャや Cloud Native への流れがやってきています。そんな中で、海外での技術動向などを肌で感じたいと思い、ここラスベガスまでやってきました。

 

さて、初日の今日は、開幕前日の様子と、前夜祭のような IGNITE HAPPY HOUR と IGNITE TALKS の様子をレポートしたいと思います。

開幕前日の様子

会場は、ラスベガスの Aria Resort & Casino で行われています。私の宿泊するホテルもここ Aria なので、会場へのアクセスが非常に楽チンで最高です。

 

 

宿泊している部屋から

 

夜景

 

会場近くに来てみると、展示が行われており、開幕直前の熱気が伝わってくるようです。

 

 

今回は前日でも参加登録が行えたので、早速 register を行います。 register は事前に登録したメールアドレスを会場に用意されているタブレット端末に入力すると、以下のように登録証のイメージが表示されました。

 

 

これで Print Away のボタンをタップして登録証の受取エリアに行くと、係の方がその場で登録証を作成してくれました。作成された私の登録証です。ついでにTシャツの交換券と記念ボトルも貰えましたw

 

IGNITE HAPPY HOURS

前夜祭ともいうべき、 IGNITE HAPPY HOURS では、入るやいなやお酒や食べ物がバンバン振る舞われ、一瞬でエンジニアの社交場と化しました。私たちも他に日本から来ているエンジニアの方々と情報交換。昨年の SpringOne にも参加された方も居て、去年よりも規模が大きくなっていることなども聞くことができました。

 

 

また、アジア系だからか韓国と中国のエンジニアの方からも声をかけられ、滞りつつも英語でなんとかコミュニケーションを図ってみました。中国のエンジニアとは、どんな企業で働いているのか、企業規模や注目しているトピックなどなどをお互いに情報交換をしつつ、彼が注目しているトピックは Spring Cloud と Cloud Native だとのこと。

やはり Spring Cloud を前提とした Cloud Native アーキテクチャは注目度が高いようです。

 

また、ここで自社のサービスの説明を試みたのですが、上手く説明できず、悔しい思いもしました。私のボキャブラリーの乏しさが根本的な原因ではありますが、日本では一言で通じるキーワードでも、海外では全く通じないことを痛感したりして、グローバルな注目を集めるサービスを持つことの重要さと難しさを改めて知ることになりました。こういう悔しい経験も、海外カンファレンスの醍醐味ですね。

IGNITE TALKS

飲み食いもそこそこに、1時間もすると IGNITE TALKS が始まり、皆が一斉にステージの方へ集まります。IGNITE TALKS (http://www.ignitetalks.io/) とは、日本でも定着している LT と同じように短いプレゼンテーションですが、形式が少し異なり、20枚のスライドを自動的に15秒でスライドさせ、その5分間でプレゼンターが喋るというスタイルのプレゼンテーションになります。個人的には日本ではこのスタイルのプレゼンテーションはまだあまり見たことがない気がしますがどうでしょうか。

 

トークタイトルの一覧はこちらです。(https://2016.event.springoneplatform.io/schedule/sessions/ignite_springone_platform.html)

 

 

ここでは既に酒も入っていることもあり、終始和やかかつウケ狙いのトークが展開されていました。みながこの場を楽しんでいる、そういう雰囲気が最高でした。

 

そんな中、日本代表とも言うべき楽天の椎葉さん (@bufferings) が堂々たるプレゼンを全編英語で披露されていました。タイトルは DDD+CQRS on Spring Cloud で、導入からまとめまで話の流れも素晴らしく、スライドも手作り感溢れる手書きスライドを披露し、プレゼン終了後は会場から拍手喝采でした。かっこ良すぎる!

 

所感

初日の感想としては、とにもかくにもカンファレンスの規模に圧倒されたことと、月並みですがただただ英語力への渇望を掻き立てられました。このエンジニアブログでも、過去記事に海外カンファレンス参加のレポートがいくつかありますが、みな口を揃えて書いているのが英語力の不足です。私も例に漏れず同じ思いをすることになり、初日からモチベーションを揺さぶられる一日でした。明日からはいよいよ開幕です。同行している弊社エンジニアの山田から濃密なレポートをお届けしてくれると思います!お楽しみに!

おまけ

お約束のカジノですが、同行している日本人エンジニアの何人かは何百ドル勝った、という景気のいい話が聞こえてきたりしましたが、私はドル札を溶かしまくるだけという残念な結果だったので、こんなところでお茶を濁したいと思います。