そんなゾルンフォーフェンの良質化石を見たければ、ぜひ、アイシュテットのジュラ博物館へ。
開館情報などはwebサイトで確認してください。
公式(HP)※ただし、このブログ執筆時はなぜか工事中
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自然公園関連のページ
この博物館は、ファン垂涎保証です。
ぜひ、多くの方に訪ねて頂きたいので、アクセスからまとめていきますね。
まず、ジュラ博物館へ行く最寄りの大きな都市はミュンヘンになります。
München Hbfから地域快速(RE)に乗車。
切符はあらかじめ、ドイツ鉄道(DB)のサイトからBAYERN-TICKETを買っておくと安くすみます。
私たちは金曜日に使いましたが、電車は非常に空いていました。
それでもちょっと贅沢にKlasse 1を利用。椅子が広くて良いです(^-^)
写真はMünchen Hbfに停車中のREです。
車内、ドイツ語とあわせて英語のアナウンスもあります。
また、次の停車駅が電光掲示されるので、安心して鉄道の旅を楽しめます。
REに揺られること1.5時間で、Eichstätt Banhofに到着。ここで各停に乗り換えです。
DBのサイトであらかじめ調べておけば、乗り換え時間最小で行けると思います。
私たちが利用したときは、すでにこの電車がホームに停車していました。
Eichstätt Banhofは、シンプルな乗り換え駅という印象で、周囲に街はありません。
ここで各停に乗り換えて、Eichstätt Stadt(終点)まで行きます。10分ほどで到着です。
途中、進行方向右の窓を見ていると、山の上にお城が見えます。
そこが目的地のJURA MUSEUMです。
電車は、このお城がある山の外周をまわる形で、Eichstätt Stadtに向かいます。
Eichstätt Stadtは、Eichstätt街外れにあるような駅です。
電車を降りて、やってきた線路を背にして右を向くと、このような路地が見えると思います。このとき、背側には駅舎。
ちなみに、駅舎をぐるっとまわって博物館と反対方向へ歩いていくとEichstättの中心街です。趣きのある街並に、レストランなどがあります。なお、博物館前にもレストランがありますので、食事は無理して中心街で食べなくても大丈夫です。
何の看板も出ていませんが、この白い建物と、黄色の建物の間の道が、ジュラ博物館への道です。この路地に入るとほどなく急な坂があり、
始祖鳥のマークがお出迎え。Y字路を左へ。
左脇は遊歩道になっており、ドイツ語ではありますが各地質時代の解説看板などがあって楽しめます。
そして見えてくる何だか雰囲気のある城門。ここまで、駅から約15分です。
城門をくぐって、突き当たりまで進むと、目的地のJURA MUSEUMです。
なお、このちょっとした上り坂がツラい、という方は、駅にタクシー乗り場がありました。
降車して、駅舎をぐるっとまわった反対側です。
受付をすませて、館内(城内)に入ると、ドイツ人のおじさんが近寄ってきて解説をはじめてくれました。
ただし、ドイツ語だったので、「I can not understand German」と話すと、今度は英語で説明を。でも、おじさんの英語は私の英語よりもカタコトで「実は僕は英語苦手なんだ。でも、すばらしい化石が多いから、楽しんでいって」(英語でこんな感じに言われていたと思います)、となって、あとは自由見学。
館内、とくに順路というものはなく、自由に楽しめます。
降車して、駅舎をぐるっとまわった反対側です。
受付をすませて、館内(城内)に入ると、ドイツ人のおじさんが近寄ってきて解説をはじめてくれました。
ただし、ドイツ語だったので、「I can not understand German」と話すと、今度は英語で説明を。でも、おじさんの英語は私の英語よりもカタコトで「実は僕は英語苦手なんだ。でも、すばらしい化石が多いから、楽しんでいって」(英語でこんな感じに言われていたと思います)、となって、あとは自由見学。
館内、とくに順路というものはなく、自由に楽しめます。
では、館内の見どころをご紹介。
水槽が多数置いてある場所があり、そこではガーやオウムガイなどが飼育されていました。なお、写真を見ると一部の天井が低いように見えるかもしれませんが、これは高い位置に設置された通路で、この通路にも化石が多数展示されていました。
こちらがメインホール。
展示してある化石のほとんどは本物で、しかも高品質です。
すべてではありませんが、多くの標本はドイツ語と英語の解説が併記されています。
すべてではありませんが、多くの標本はドイツ語と英語の解説が併記されています。
迫力のある海棲ワニ類のSteneosaurus sp.の化石(一部複製)
魚の化石は、どれも秀逸。
Macrosemimimus fegeri
イカ Trachyteuthis hastiformis。よく保存されています。
カメ Solnhofia parsonsi
エビと、その移動痕アンモナイトの殻が転がった痕跡、というのもありました。
そして、ジュラ博物館といえば、何といっても始祖鳥のアイヒシュテット標本!
また、翼竜 Rhamphorynchus muensteri の標本も。
などなど。
ここで紹介したのは、ほんの一部ですし、やはり生で見る迫力は、実物化石ならではの説得力があります。
私たちは、もう「ほへぇ」「はぁ」と感嘆の吐息が漏れっぱなしでした。
ミュンヘンから片道2時間。私たちは、館内に約2.5時間滞在しました。
半日はゆうにつぶれる旅ですが、化石が好きな方にとっては、行って損はない超おすすめの博物館です。
お土産に、Tシャツ等のグッズも販売されています。
ミュンヘンを拠点にして、ジュラ博物館を見学し、戻ってきて市内のビアホールで白ソージとビールを一杯。
最髙の1日となると思います。
ミュンヘンへ行かれる方は、ぜひ、お見逃しなく。
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