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「従業員教育が、企業とビジネスパーソンを強くする!」
をモットーに、ビジネスマナーや接遇マナー
ビジネスメール、文書の書き方などの
ビジネススキルをお伝えしています。
目の前にいない相手に、声だけで印象良く伝えるためには、
電話でどんな対応をすればよいでしょうか?
患者様に選ばれる病院が気を付けたい、
接遇マナーとはどんなことでしょうか?
従業員の方に必要な研修を、
一緒に考えお伝えしています。
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こんにちは。オフィスチャーリの花井です。
先日、あるネットの記事で、
「喪服にタイツはマナー違反か?」
というのを見ました。
『女性が喪服を着るときはワンピースなどのスカートで、
ストッキングは30デニール以下(肌が透けて見える)
タイツはカジュアルなのでNG』
と一般的に言われていることに対し、
“寒いからタイツを履きたい”
“30デニールが正しいと決めた人は何様?”
という意見があるというのです。
記事では僧侶に訊いて、
「問題ない」
という回答をもらったようです。
まあ、いつものごとく、
この記事に対するコメントは、
「マナー講師、何様??」
という意見のオンパレード。
それを見て私は、これまたいつものように、
「そんなに悪人じゃないと思いますけど・・・」
と、自分の職業を擁護したくなりました(笑)
さて、私は服装の専門家ではないので、
「これが絶対です!」
ということは言えません。
ただ『身だしなみ』ということを考えると、
何でもかんでも、自分の好きなように
というわけにはいかないと思います。
ビジネスでは『身だしなみの三原則』といわれるものがあります。
相手に不快感を与えないように、
互いに気を遣い、気持ちよく過ごすためのポイントです。
■清潔感
職業、職種に関係なく、清潔感のある服装が求められます。
お互いに不快感なく過ごすための配慮です。
■調和性
組織や企業のイメージ、その場の雰囲気を乱さないために、
周囲との調和が求められます。
■機能性
仕事のしやすさ、行動のしやすさを考え、
機能的な服装が求められます。
「自分の好きな服が着たい」
「他人にとやかく言われたくない」
という意見を耳にしたり(目にしたり)しますが、
これって、自分目線ですよね。
そうです。この意識は“おしゃれ”であって、
“身だしなみ”ではないんです。
ビジネスで求められるのは“身だしなみ”です。
自分目線ではなく、相手目線。
お客様や取引先、一緒に働く仲間がどう感じるか?
が大切なんです。
私が担当するビジネスマナーの講座では、
この“身だしなみ”の大切さをお伝えしたうえで、
「自分の職業、組織のイメージはどうか?」
を、考えてほしいとお伝えしています。
銀行の方って、こういう感じ?
デザイナーさんって、こういう感じ?
弁護士さんって、こういう感じ?
勝手ですが、誰しもイメージを持っていると思います。
そのイメージから大きく外れていると、
「何この人??」
という違和感があるのです。
(そうなると、すばらしい説明も耳に入ってきません))
ずいぶん前の話になりますが、
橋下 徹さんが弁護士としてテレビに出始めた時、
茶髪にロン毛で、薄く色の付いた眼鏡。
胸元を開けたノーネクタイのスーツや、
Tシャツなどのカジュアルな服装で世間の注目を浴びました。
私たちが“一般的にイメージする弁護士像”と違ったから、
(もちろん発言の内容もありますが)
より、注目されたのだと思います。
メージ戦略としては面白いですが、
当然、良い印象ばかりではないでしょうね。
仕事での“身だしなみ”ということを考えると、
それぞれの仕事に合わせて、
“お客様にどう思ってもらいたいか?”
“どう思っていただけると良いか?”
これを考えてほしいとお伝えするようにしています。
その上で「自分の好きな格好がしたい」というのであれば、
それはその方のご判断ですよね。
ビジネススーツのマナーとしては、
「タイツはカジュアルだからNG、ストッキングで」
とお伝えしています。
このほかにも「ビジネススーツの時にブーツはNG」
「踵の無い突っ掛けスタイルのサンダル(ミュール)」も
NGとお伝えしています。
スタイルに合わせた“ルール”というのがあるからです。
しかし「寒いのであれば、わざわざスカートをはかなくても、
パンツスーツだっていいですよ」
ともお伝えしています。
それが、相手を気遣い、状況に配慮した格好であれば
問題ないと考えているからです。
さてそこで、先ほどの喪服のマナーですが、
まさにこの「相手を気遣い、状況に配慮した格好」が
求められるのではないでしょうか。
寒い北国でのお葬式・・・
さすがに毛皮のコートというわけにはいきません。
(殺生をイメージさせる動物の毛皮や
革製品はNGといわれています)
しかし、ダウンコートだって着るでしょうし、
パンツスタイルもいいんじゃないでしょうか?
中にタイツやスパッツを履いて防寒も必要でしょうね。
足元が雪でぬかるんでいたらブーツだって必要でしょう。
もちろん人によっては、
「いかがなものか!」
と言う人もいらっしゃいます。
だったらこう言いましょう!
「そうですよね~。
でも、寒さに弱いものですから・・・失礼いたしました~」
って、言ってしまえばいいんじゃないでしょうか?
“マナーなんてくそくらえだ!”とか、
“マウンティング取ろうとしている”とか、
言っている方が疲れませんか?(笑)
“知っているけど状況に合わせてこうしているのよ”
相手を気遣い、状況に配慮する。
この点を押さえておけば、
問題ないと考えますが・・・
皆さんはどう思いますか?
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オフィスチャーリ ホームページ
https://www.office-charli.com/
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11月、12月に私が登壇する講座です。
どなたでも受講できる“一般公開”の講座ですので、
興味がある方はぜひどうぞ!!
■社会人のためのビジネスマナー講座
・11月12日(木) ※残席わずか
https://businessmail.or.jp/course/20201112/
・11月16日(月) ※残席わずか
https://businessmail.or.jp/course/manner20201116/
・11月25日(水) ※満席になりました
・12月7日(月)
https://businessmail.or.jp/course/manner20201207/
・12月11日(金)
https://businessmail.or.jp/course/manner20201211/
・12月17日(木)
https://businessmail.or.jp/course/manner20201217/
・12月21日(月)
https://businessmail.or.jp/course/manner20201221/
時間:10:00~17:00
会場:アイコミュニケーションセミナールーム
東京都千代田区神田小川町2-1 KIMURA BUILDING 5階
金額:1名(税込)27,500円(グループ割引あり)
■ビジネスメールコミュニケーション講座
・11月26日(木)
https://businessmail.or.jp/course/jpbasic20201126pm/
時間:15:00~17:00
会場:アイコミュニケーションセミナールーム
東京都千代田区神田小川町2-1 KIMURA BUILDING 5階
金額:1名(税込)8,800円(グループ割引あり)
■【オンライン】ビジネスメールコミュニケーション講座(医療・製薬業界向け)
・11月19日(木):14:00~16:30
https://businessmail.or.jp/course/20201119_online/
・11月26日(木):10:00~12:30
https://businessmail.or.jp/course/20201126_online-2/
・12月22日(火):10:00~12:30
https://businessmail.or.jp/course/jpbasic20201222am_online/