人口当たりの医師数が全国最低、
と言われた埼玉知事(1)。
ぶち切れて、
>「10キロ四方での医師数で埼玉は全国で6番目に医師が多い」
>「医療で決定的に何かが不足しているわけではない。講評者は相対的な指標を知らない」
>と批判した。
…
面積あたりの医師数が一杯いても、
面積で働いているわけでないですから、
医師は。
人口当たりで医師数が最低だけど
面積あたりでは全国6位。
すでに集約化すら出来ないほど
疲弊しきった医療機関。
現状を理解しない行政組織。
典型的な日本の医療崩壊、
ある意味、行政による医療”破壊”の
典型がここにはあります。
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医師不足:国の「集約化」不可能 産科、小児科医は深刻--県医療対策協 /埼玉
毎日新聞 2007年10月24日
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20071024ddlk11040319000c.html
県内の医療体制を話し合う県医療対策協議会が23日、さいたま市浦和区のさいたま商工会議所で開かれ、昨年11月から部会で協議してきた産婦人科と小児科の医師不足問題の報告があった。両部会とも、医師不足が深刻な本県では、国が示した「公的病院に医師を集約し重点病院として整備する」対策は有効でないと結論付けた。
両部会は、自治体の財政が厳しい上、もともと周辺病院の医師が不足しているため、公的病院に集約させられる医師がいないと指摘。こうした現状から、集約化を無理に進めれば、現在の医療体制が総崩れする可能性もあると示唆した。
小児科は、重症患者を対象とする2次救急病院に軽症患者が殺到して現場が疲弊し、病院を辞めて開業する医師が増加。県全体で必要な勤務医が173人不足しているとした。部会報告では、公的病院にこだわらず医師を集約化して、1次、2次両方の患者を効率よく診察できる「小児救急拠点病院」整備の必要性を訴えた。
また、産婦人科の場合、妊婦のリスクに応じて病院を転送させるシステムができているが、小児科同様に救急を担う勤務医不足が深刻と指摘。中核病院を地域の開業医が支援する「助勤制度」や、母体搬送先を医師に代わって探す「センター機能」を創設するよう提言した。
対策協会長の吉原忠男県医師会長が報告書をまとめ、今年中に上田清司知事に報告する。【稲田佳代】
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一方、埼玉県知事は、
やはり
医師ではなく、
業者を潤す方向で
進んでおりました(笑)。
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ドクターヘリ26日就航
2007年10月25日(木) Web埼玉
http://www.saitama-np.co.jp/news10/25/04x.html
重篤な救急患者の救命率を向上させるため、県と埼玉医科大学総合医療センター(川越市鴨田)は人工呼吸器や心電図などの医療器具を搭載した救急医療用ヘリコプター(ドクターヘリ)一機を同センターに初配備、二十六日から就航させる。
要請から五分以内に医師を伴って出動。坂戸市など十キロ圏内なら三分、秩父市など七十キロ圏内でも二十分で到達する。機体は臨時ヘリポートとして指定された学校校庭や公園(計百四十四カ所)に着陸、現場で早期治療を展開する。
上田清司知事は二十四日の定例会見で「当面は一機で、年間三百件程度の出動を目指す」と述べた。
機体は米MDヘリコプターズ社製。全長は一二・二五メートル、巡航時速二百四十八キロ。民間運航会社からのリースで、運航に掛かる経費は年間一億六千万円。二十五日には同センターで、関係者を集めた就航式が行われる。
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年300件
経費1億6千万円
1件 53万円なり~。
ヘリにはお金かけるけど、
実際に医療には
お金をかけないんですね。
でもね、
面積あたりに多く医師がいるのですから、
必要性はほかの県より少ないのでは?
何と言っても
>10キロ四方での医師数で埼玉は全国で6番目に医師が多い
らしいですから(笑)。
ヘリなんか使わなくたって
いいのでは?
あ、
どこかの天下り先でしたか?
それは失礼いたしました。
上田清司知事
この方の名前が
埼玉医療崩壊史に
燦然と輝く日も
そう遠くはないでしょう。
奈良県知事同様(2)、
周回遅れの知事は
医療を破壊するのがとてもお上手ですから(苦笑)。
もう輝きまくっている?
それは失礼いたしました(笑)。
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(1)
「産科医が足りない /埼玉」 あれ、知事は足りているって言ってますよ(笑)
http://ameblo.jp/med/entry-10037150289.html
埼玉 医師数最下位 医療機関数「ワースト1」に上田知事反論
http://ameblo.jp/med/entry-10036781606.html
医療機関数「ワースト1」に上田知事反論
産経新聞 2007/06/13 03:19
http://www.sankei.co.jp/chiho/saitama/070613/stm070613000.htm
11日夜に行われた上田清司氏の「業績評価・マニフェスト検証大会」で、佐々木信夫中央大教授が「埼玉は医療機関の県民当たりの数がワースト1だ」と指摘したことに対し、上田氏は12日の知事定例会見で「10キロ四方での医師数で埼玉は全国で6番目に医師が多い」などと反論した。
県医療政策課によると、県の人口10万人当たりの医師数は129.4人(平成16年12月)で、全国最下位。病院病床数も17年10月で46位。しかし国は最近、面積100平方キロ当たりの医師数を都道府県の比較指標としており、県は242人で全国平均(67.9人)を大きく上回り、6位だという。
上田知事は「医療で決定的に何かが不足しているわけではない。講評者は相対的な指標を知らない」と批判した。
(2)
■「奈良戦線 余裕あり 産科医74人を酷使せよ」: 大幅追記あり
http://ameblo.jp/med/entry-10052331865.html
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