久しぶりのエントリーとなります。
今年は月イチぐらいのペースでブログを投稿出来ると良いかなと思っています。

新卒採用が本格化する時期がやってきました。2006年に「技術のサイバーエージェント」を宣言し様々な取り組みを行ってきました。その中でも「新卒採用」は特に力を入れて取り組んできました。2007年からエンジニアの新卒採用活動をスタートし、これまで約600名の学生が入社しました。エンジニア新卒採用15年目を迎えるいま、新卒採用で大事にしていることについてまとめてみたいと思います。

 

目次

  • 「人材」こそ競争力
  • この10年で大きく変化した、会社とエンジニアの関係
  • 15年目を迎えてもずっと変わらない「採用基準」
  • 学生の皆さんへ伝えたい「ライフタイムバリュー」の大切さ
  • 22新卒エンジニア募集中、当社のリアルを知ってほしい

 

「人材」こそが競争力

サイバーエージェントでは、人材こそが大きな競争力であり経営資源である、という考えのもと、創業当初から「採用・育成・活性化」を大切にしています。

「採用に全力を尽くす」というカルチャーが根付いており、新卒採用には毎年300名の技術者がコミットしてくれます。入社後は、技術のエキスパートとして活躍する者、テックリードやマネジメントとして組織やプロダクトを牽引する者、キャリアのパターンは様々ですが、それぞれの形で活躍してくれていて、改めて新卒採用の重要性を感じています。

 

 

この10年で大きく変化した、会社とエンジニアの関係

この10年でエンジニアを取り巻く環境は大きく変わりました。ビジネスの世界では、テクノロジーの発展による大きな地殻変動がありました。オールドエコノミーがIT新興企業との提携を始めたり、リテールテック、フィンテック、エドテック、ヘルステックなど多くの分野でDXが加速するなど、テクノロジーを軸に社会が大きく変化し、多くのビジネスチャンスが生まれています。

 

一方でIT人材の不足は留まることを知りません。2030年には約60万人のエンジニア不足が予測される反面、エンジニアを求める企業は増加しています。エンジニアを取り巻く環境が変化する中で、会社がエンジニアを「選ぶ」のではなく、エンジニアに「選ばれる」側になりました。入社後も優秀なエンジニアには魅力的なオファーが常にきています。企業はエンジニアにとって魅力的な会社であり続けるために弛まぬ努力をしなければなりません(当社の取り組んでいる技術政策については別の機会にエントリーしたいと思います)。

 

15年目を迎えてもずっと変わらない「採用基準」

変わったことがある一方、サイバーエージェントが15年間、変わらず大事にしている採用基準があります。それは「将来性・伸びしろ」を見ている点です。これを社内では「素直でいいやつ」と言語化しており、最も大事な採用基準としています。

 

この「素直でいいやつ」というのは決してイエスマンということではありません。物事の変化や周囲の意見を素直に受け止めることができる人、さらに言えば変化に順応できる人です。

 

2007年以来ずっとこの採用基準を軸に採用を進めてきましたが、2018年に「素直でいいやつ」の解像度を高めるべくこれまで入社した新卒エンジニアを分析調査することにしました。具体的には、年次・年齢問わず入社後めざましく活躍するエンジニアをピックアップしインタビューを実施しました。生まれてから社会人になるまでのどのような経験をしてきたのか?どのような価値観で物事に取り組んできたか?成長のターニングポイントは?その成長のベース要因はなんだったのか?など細かくヒアリングしました。

 

 

そこで分かったのは、いずれのエンジニアも「技術への好奇心」「やり切る力」「チームワーク」「オーナーシップ」の4つが備わっているということでした。そしてどの人材も「変化を楽しみながら成長している」という共通項がありました。この分析結果を踏まえ、現在の採用基準を「技術への好奇心」「やり切る力」「チームワーク」「オーナーシップ」にアップデートしました。

 

学生の皆さんへ伝えたい「ライフタイムバリュー」の大切さ

いま、就職活動をしている全ての学生の皆さんに伝えたいことがあります。

 

それは「目先の年収よりもライフタイムバリューを徹底的に意識すべき」ということです。”就職”というと、会社のネームバリューや年収が気になる人もいるかもしれません。もちろんそれらも大事ですが、若いうちは「ライフタイムバリュー」の考え方が大事です。現実的な話になりますが、キャリアというものは "市場価値があり値段が付くもの" です。長いキャリアを考えた時に、若いうちにエンジニアとして価値のあるキャリアをきちんと積ませてもらえるかが非常に重要だと思います。

 

若手の台頭を喜ぶ組織で、年功序列は禁止。

こちらはサイバーエージェントのビジョンの一節になります。

 

サイバーエージェントでは「若手が挑戦・成長できる環境」「やりがいを感じられる仕事」「切磋琢磨できる仲間」この3つを大事にしています。年功序列は禁止、入社して1〜2年目からテックリードを務めるケースも珍しくはありません。また「自由度が高く、多くの裁量権を技術者に持たせる」こともサイバーエージェントの特徴の1つですが、これは若いうちから裁量を与え、責任ある仕事を任せることこそが成長の糧となり、やりがいに繋がると考えているからです。

 

22新卒エンジニア募集中、当社のリアルを知ってほしい

今年も新卒エンジニア採用には300名のエンジニアが採用にコミットします。エンジニアが会社を選ぶ時代だからこそ、現場のエンジニアを通じてサイバーエージェントのリアルを知ってほしいと思っています。

 

「若いうちから圧倒的に成長したい」「チームで大きなことを成し遂げたい」「尊敬できる仲間と切磋琢磨したい」という方のエントリーをお待ちしています!

 

2022年度 新卒採用エンジニアコース エントリーはコチラから

https://www.cyberagent.co.jp/careers/special/engineer2022/