手順を踏む 手続きを踏む 手練の足技 手を染める | tobiの日本語ブログ それ以上は言葉の神様に訊いてください

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日本語アレコレの索引(日々増殖中)【28】
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mixi日記2022年03月01日から

 テーマサイトは下記。
【(手順を踏む)】
https://www.facebook.com/groups/honyaku/posts/4553650528078541/

 閉鎖空間の話なので、コピペはマズいだろう。
 かなり長めの発句は、要約すると、
「手順」なのに「踏む」はおかしいのでは。
 要約すると身も蓋もない(泣)。

 コメントを回収する。
===========引用開始
 非常に興味深い問題ですが、「慣例」とでも申しましょうか。
 考える必要がありそうな関連表現に
「手続きを踏む」(先行コメントがあげていました)
「踏まえる」……「踏む」より一層離れているような。
 などがあるような……。
 handを離れた「手」の用法には「手がかり」なんてのもあって。
「手練の足技」はギャグ?
 あとよくある話に「手を染める」に「足を洗う」なんてのも……。
===========引用終了

「踏まえる」だといろいろな意味になる。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E8%B8%8F%E3%81%BE%E3%81%88%E3%82%8B/#jn-194567
===========引用開始
出典:デジタル大辞泉(小学館)

ふま・える〔ふまへる〕【踏まえる】 の解説
[動ア下一][文]ふま・ふ [ハ下二]
1 しっかりと足で踏みつける。「大地を―・えて立つ」
2 判断のよりどころにする。根拠とする。「経験を―・えた助言」「事実を―・えて論じる」
3 あれこれ思案する。配慮する。
「左様に後先―・へ用心せば」〈仮・可笑記・五〉
4 支配下に入れる。掌握する。
「石川の城を―・へさせて」〈太平記・二七〉 
===========引用終了

「踏んで」に近い意味もあるけど、〈判断のよりどころにする。根拠とする。〉あたりはビミョー。「~を前提にして」だと「踏む」から遠い。
「踏んまえる」あたりだと、「踏む」のニュアンスに戻る気がする。

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とってもうれしいです。
※やはり「うれしいです」は美しくない。
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12282289501.html
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