社労士試験の合格報告届きました！＆　「思い出す」よりも「解く」ことが必要？（読者のコメントから）

速読法と記憶術を活用して

難関試験にスピード合格させる

学習コンサルタントの宇都出です。

昨日は社会保険労務士の合格発表でした。

受験された方、結果はどうだったでしょうか？

昨晩、さっそくですが、速読勉強術マスター集中講座を今年3月に

受講された方から、社会保険労務士合格のご報告がありました！

その方の試験勉強の体験、学びなど、またお聞きしたいと思います。

社労士試験だけでなく、そして合格・不合格にかかわらず、試験や試験勉強をふり返っての学びをお聞かせいただければありがたいです。

時間が合えば、電話やスカイプで振り返りの無料サポートもさせてもらいます。

今日は「思い出す」についてコメント欄にご意見を寄せていただいた

friendsさんのコメントをこちらにご紹介します。

「思い出す」ことよりも、実際に問題に「解く」ことが必要ではないかというご意見です。

==========================================

思い出すについて、コメントを拝読させていただきました。

（宇都出注：こちらの記事で紹介した、さちこさんのコメントのことです）

　⇒　「一度、脳に入った情報は、一生忘れられることはない」？！脳に残る「指紋」、「脳指紋」とは？

ただ、少し思うところがあるので、僕も少しコメントさせていただきます。

と言ってもほぼ、中村充先生の考え方の受け売りですが。。

（宇都出注：中村充先生とは、TACの司法試験講座講師をされている方で、なんどかこのブログでやり取りしました。）

過去問やテキストを「読んで」、知識として記憶・理解しようとしてしまうと、本番で問題を解くときに、その記憶・理解を“思い出す”という形になってしまいます。

しかし、受験や資格試験の本試験では、その問題と同じ問題は出ないし、半分以上は未知の問題が問われるから、その記憶・理解を“思い出す”という形では問題を解くことができないことがほとんどです(もちろん、過去問をそのまま覚えれば、本試験でもその肢のまま問われるような試験であれば、有用ですが、特に難関といわれる試験ほどそうではないですね)。

とすると、記憶・理解した知識を“思い出す”という訓練・努力しかしていないと、本試験で問題を解く訓練・努力を全くしないまま、本試験に臨むことになりかねないですね。

これで合格できるのは、ほんのわずか一握りの“天才”か、運に恵まれた受験生だけですね。

だから、普段の勉強は、何ら知識がなくても、勘でも良いので、自分の常識で解いてみる。解いてみたら、解説を、自分の思考の参考としてざっと読む(決して覚えようとして読みこまない‼)。

これを繰り返すと、暗記・理解しようとしなくても、くり返すうちに、正解とされるものと同じような解答が自然と想起でき・解けるようになってきます。

そのような形で、無意識に自然と記憶・理解された知識は、問題を解いた経験（手続記憶・エピソード記憶）と密接に結びついているので、抜けにくいし、問題を解くために正しく“使える”形になっています。初めて自転車に乗るために繰り返しこけまくったあの感覚ですね！

要するに、記憶・理解しようとして頭に詰め込んだ（INPUTした）人為的・不自然な記憶・理解ではなく、本試験と同じように問題を解く（OUTPUTする）中で自然と“身についた”記憶・理解でなければ、異常な心理状態に追い詰められる本試験現場では使いこなせないと思います。

==========================================

さて、このコメントを読んで、あなたはどう思われますか？

すでにコメント欄に私からの回答コメントを掲載し、friendsさんにも納得してもらいましたが、「思い出す」について改めて振り返るために、考えてみるといいと思います。

私の回答コメントはまた改めて投稿します。

ぜひ、自分だったらどう考えるだろう？　回答するだろう？　問いかけてみてください。

ご意見、ご感想、ご質問はお気軽にコメント欄にお寄せください。