三角絞めでつかまえて2
映画の感想については基本的にネタバレ全開で書いていますので要注意です。あと、映画の見方が少し偏っているので、点数もそんなに気にしないでくださいね。ツイッターのアカウントは@kamiyamaz (カミヤマΔ)なので、適当にチェックしていただければ幸いです。
※このブログはフィクションです。
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先週の備忘録(2024/12/17~12/23)

毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の火曜日から月曜日までの出来事や思ったことを適当に書き残しておきますね↓

 

12月10日(火)、所用!→職場の忘年会

12月11日(水)、職場で仕事→取引先との忘年会東中野「BARバレンタイン」で飲む!

12月12日(木)、自宅で仕事→練馬「223」で飲む!

12月13日(金)、職場で仕事→元部下のMくんと飲み

12月14日(土)、娘と新宿で映画を2本鑑賞→自宅で仕事

12月15日(日)、某動画収録→体調不良に…

12月16日(月)、病院に行ってから自宅療養

※先週は、劇場で新作映画を5本、旧作を1本鑑賞しました。

※先週の「アトロク2」は、「黒沢薫さんの2024年ベストカレー」がタメになりました (`・ω・´) キリッ

 


先週は、火曜日から金曜日まで飲みっぱなしでしたな…(遠い目)。まぁ、お酒を飲む…というか、「酒の場」自体が好きな私ですよ、会社の忘年会や取引先との飲みだって普通に楽しいし、ちょっと立ち寄ってみた東中野「BARバレンタイン」でMUNEさんや従業員の方、常連客の方たちや堀江ガンツさんと飲みながら話せたのも面白かったし、今年最後の練馬「223」での飲みも、映画仲間のえすたかさんととても有意義な話ができて良かった(その割にうろ覚えですがー)。そして金曜日、元部下のMくんと渋谷「カタラタス」で飲めたのがまた最高で、とても充実した週だったのは言うまでもないんですが、しかし。体へのダメージが地味に溜まっていたようで、日曜日の某動画収録後、緊張の糸が切れたのか、一気に体調不良に陥ったというね ('A`) ウーン

 

 

水曜日、なんとなく銭湯に入った…ということも記録しておきましょう。

 

木曜日、練馬「223」でのgif。一人鍋が最高! 常連客の仲良し母子と会えたのもうれしかった。

 

金曜日のgif。約11年振りに来た「カタラタス」、立ち飲みの系列店も含めて良いお店だったので、また行きます!

 

 

なので、月曜日は会社にお休みをいただいて。病院に行って薬をもらい、それなりに大人しくしていた次第。とはいえ、先週は「クラブゼロ」「JAWAN ジャワーン」「PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX」「モアナと伝説の海2(吹替版)」「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」「六人の嘘つきな大学生」と、6本も映画を観ているのだから、人間とは不思議なもの、ですな(乱暴な結び)。私的なイチオシは「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」でしたよ (o^-')b オススメ!

 

 

先週の映画のgif。娘と映画を見に行けたのは、本当に楽しかったです。

 

 

なお、最後に今週のスケジュールを書くと、26日(木)で年内の仕事が終了…ということだけでなく。愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション2」の恒例企画「シネマランキング2024」「放課後ポッドキャスト」の収録に参加することになっておりますッ!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォォッ! 恐縮ながら毎年参加させていただいているこの企画、去年は私のもたつき感が半端なかったので(汗)、今年は前売り特典は省いて、パンフベスト5リスナー枠ベスト5を紹介できればと。ただ、翌27日(金)は家族旅行→朝6時出発予定なので、収録したらすぐ帰らなくちゃいけないというね… (ノω・、) クヤシイ... 「放課後ポッドキャスト」は27日には配信されると思いますので(たぶん)、興味がある方はぜひチェックしていただけますとうれしいです。

 

 

「シネマランキング2024」はリスナーの投票フォームもありますので、みなさまぜひ投票してみてッ!

 

 

つーか、もちろん一番大事なのは、27日(金)からの家族旅行。安全運転で、家族みんなで楽しい思い出を作れればなぁと。そしてその後は、家の大掃除をしつつ、当ブログのベスト10関連の記事を書かねばならないし、noteやほぼネコ動画もアップしなければならないのでね、まだまだまだまだ頑張るべく、とりあえず体調を回復しようと思います (´・ω・`) シンミリ

 

 

12月の推薦曲は、タケウチカズタケさん小林大吾さん「前日譚/no news is good news」ですです

 

 

 

以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。

 

 

 

 

スピーク・ノー・イーブル 異常な家族(ネタバレ)

スピーク・ノー・イーブル 異常な家族

 

 

原題:Speak No Evil
2024/アメリカ 上映時間110分

監督・脚本:ジェームズ・ワトキンス

製作:ジェイソン・ブラム、ポール・リッチー

製作総指揮:ベアトリス・セケイラ、ヤコブ・ヤレク、クリスチャン・タフドルップ

脚本:クリスチャン・タフドルップ、マッズ・タフドルップ

撮影:ティム・モーリス=ジョーンズ

美術:ジェームズ・プライス

編集:ジョン・ハリス

音楽:ダニー・ベンジー、ソーンダー・ジュリアーンズ

音楽監修:ルーシー・ブライト

出演:ジェームズ・マカボイ、マッケンジー・デイビス、アシュリン・フランシオーシ、アリックス・ウェスト・レフラー、ダン・ハフ、スクート・マクネイリー

パンフレット:★★★★☆(990円/B5サイズ/32P/「パトリックからの絵葉書」が付いてて素晴らしい! 情報量も多くて、好きなパンフ

(あらすじ)
ロンドン在住のアメリカ人ベンと妻ルイーズ、娘アグネスのダルトン一家は、イタリア旅行中に意気投合したイギリス人パトリックと妻キアラ、息子アントの一家に招待され、彼らが暮らす田舎の農場で週末を過ごすことに。人里離れた自然豊かな環境で楽しく過ごすダルトン一家だったが、次第にパトリックたちの“おもてなし”に違和感を抱きはじめる。一見仲のよさそうなパトリック一家の異常さが徐々に浮かびあがるなか、ダルトン一家は想像を絶する恐怖へと引きずり込まれていく。(以上、映画.comより)


予告編はこんな感じ↓

 

 

 

75点

 

 

※今回の感想は、本作の元となったデンマーク&オランダ合作ムービー「胸騒ぎ」と、「ザ・バニシング 消失」のハリウッドリメイク「失踪」ネタバレにも触れているので、気をつけて!

 

今年5月に公開されたオリジナル版それなりには楽しめたものの、「これ、ハリウッドリメイクして面白いの?(・ε・) ドウナノ?」と感じる部分がありましてね。一応、「観たい映画の覚え書き」でも「絶対に観る」にしておいたけど、そんなにすぐには観なくても良いかな…と考えていたんですが、しかし。愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション2」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の今週の課題映画となったので、12月16日(月)の仕事帰り、auマンデイを利用して、TOHOシネマズ新宿で鑑賞いたしました。「やだ、アタシったら泊まりに行っちゃう!(*゚∀゚)=3 ムッハー!」と思ったり。

 

 

3番スクリーン、観客は20人くらいでしたよ、確か。

 

 

本作の内容をササッと適当に書いておくと、イタリアでバカンスを楽しんでいたロンドン在住のアメリカ人ベンと妻ルイーズ、娘アグネスのダルトン一家が、“若干ワイルドで率直なところがあるけど愉快なムード”のイギリス人パトリックと妻キアラ、息子アントの一家と知り合って、意気投合しまして。旅行後、パトリックから「遊びにおいでよ!(o^-')b」的な絵葉書が届いたので泊まりに行ったら、「悪気はないのかもしれないけど、嫌だな…でも悪い人たちじゃないみたいだし、とりあえずガマンしようカナー (´Д`;(´Д`;し ウーン」みたいなことが延々続く…といった部分はオリジナル版と一緒なんですけれども。

 

アグネスはアントの案内によって、パトリック&キアラたちが「旅先で知り合った家族の子どもを奪って舌を切除して、自分たちの子どもにしてた(両親は殺害して財産を奪う)なんて悪行を何度も繰り返してきたことを知る→早速、両親に教える→みんなで逃げようと思ったら無理だったので、ダルトン一家 vs パトリック&キアラ with 地元の協力者というバトルが勃発! いろいろあってガッツを燃やしたダルトン一家が勝利すると、両親を殺されていたアントは麻酔で身動きがとれなくなったパトリックの顔面に石を何度も振り下ろすのでしたーー。

 

 

劇中&エンドクレジットで流れるバングルス「Eternal Flame」を貼っておきますね↓

 

 

 

オリジナル版がリメイクされるにあたって設定やら何やらが変更されているんですが、一番の大きな違いは「加害者夫婦」の設定。オリジナル版は「悪魔的な謎めいた夫婦」だったのが、リメイク版は「金銭&子ども目当ての殺人鬼夫婦」”リアル寄り”に改変されていて(「妻キアラもさらわれてきた被害者だった?」みたいな匂わせも入ってる)。さらに、スクート・マクネイリー演じる夫ベンが無職でプライドを持てず、男らしさや家父長的な強さへの憧れを強く抱いていたりとか、夫婦間に問題があったりとか、誘ってくるのがジェームズ・マカヴォイだったりとか、加害者夫婦につい接近しちゃう心理も説得力が増していた印象。しかも、“悪意”に逆らえずにやられるがままで終わったオリジナル版のラストと全然違って、本作では子どもたちまでもガッツで立ち向かって問題を解決しちゃうから、まさにハリウッドリメイク!m9`Д´) ビシッ

 

ただ、リアルっぽくしたものの、超常的なムードで誤魔化せなくなった分、逆に「あんな杜撰な犯罪、成功しなくね?(゚⊿゚)」と疑問点は増える一方だし(例えば、マカヴォイたちは身寄りがなさそうな夫婦を物色してたっぽいけど、ダイレクトに送金してたら足がつくし、そもそも最初から銃で脅せば良いだけでは)、子どもに活躍させたりとか色々と付け加えた結果、オリジナル版にあった独特の不穏な魅力がなくなってしまった感があって。正直、オリジナル版が大好きだった人は、本作を観て怒る or 失望する可能性が高いんじゃないでしょうか。この台無し感、私的には「ザ・バニシング 消失」のラストをアホみたいな展開にしたハリウッドリメイク「失踪」を連想いたしました。

 

 

「ザ・バニシング 消失」は本当に胸糞が悪くなる映画なので、気をつけて!

 

 

 

とは言いつつも、ごめんなさい、私はハリウッドリメイク版の方が全然好きだったりします… (´∀`;) スミマセン だって、本作はジェームズ・マカヴォイが超魅力的なんですYO!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ もうね、スクリーンから観客席までマッチョ臭がムンムン漂ってくるほど、本作のマカヴォイは「男ッ!Σ(°д° ) クワッ」って感じであり、「ナウシカ」の大ババ様がいたら「誰も止められんのじゃ… 川'A`)(ノω・、(ノω・、し ババサマー」なんて言い出すレベルでしてね。オリジナル版の感想では「旅先でちょっと知り合っただけの夫婦の家に泊まりにいかない」なんて偉そうに断言した私でしたが、本作のマカヴォイに誘われたら絶対泊まりに行くし、むしろ連泊すると思ったり。

 

というか、もうさ、悪の夫役をマカヴォイにした時点で、オリジナル版の監督が提起した「私たちは社会的な礼儀正しさを優先するあまり、悪意や敵意にあった時、どうすれば良いのかわからなくなっているのかもしれない」的な問題がウヤムヤになっちゃった印象。なんて言うんですかね、ちょっと気に触ることがあっても、「マカヴォイに言われたなら、仕方ないな (´∀`) シカタナシ」って許せちゃいそうなんだもの(※個人の感想です)。まぁ、妻ルイースがマッケンジー・デイヴィスという配役も、最初からガッツ全開なツラ構えだからさ、そりゃあタダではやられないよなぁと。

 

 

本作のマカヴォイ、笑っちゃうぐらい身も心もマッチョでしたな。

 


ちなみに、監督はパンフで「登場人物にはもっと主体性を持たせたかったが、いきなりアクションヒーローにしたくなかった」なんて言ってましたが、とはいえ、カッターや硫酸をゲットできたりとか、終盤はモロにアクション映画化してたわけで。「”普通の人”が第三幕で突然、アメリカ海軍特殊部隊の忍者のように振る舞い始める映画は嫌なんだ」ともコメントしてますけど、ここまでオリジナル版と別物にしちゃうなら、私的にはそっちに振り切った方が面白かったんじゃないかな…なんて無責任なことを思ったり思わなかったり (・ε・) ドッチダヨ

 

 

例えば妻ルイースが「未来から来たサイボーグ戦士」だったらーー? って、「ターミネーター:ニュー・フェイト」になっちゃいますな (ノ∀`) テヘ

 

 

何はともあれ、オリジナル版の方が映画としては良い気がしますが、私的には「マカヴォイ祭りだ!ヘ(゚∀゚*)ノ ワッショイ!」って感じの本作の方が好みのタイプでした (°∀°)b ヨカッタ! まぁ、どちらの作品も面白いのは確かなので、興味がある方はオリジナル版と本作を見比べても良いんじゃないかしらん。

 

 

 

 

クリスチャン・タフドルップ監督によるオリジナル版。私の感想はこんな感じ。

 

 

唯一観ていたジェームズ・ワトキンス監督作。私の感想はこんな感じ。

 

 

評判が良いジェームズ・ワトキンス監督作。これは観なくちゃ…と思ったら高騰してました。

 

 

ジェームズ・マカヴォイのクズ役で一番好きなのはこれ。私の感想はこんな感じ。

 

 

引き合いに出されがちな胸糞映画、その1ハリウッドリメイク版よりこっちの方が好き。

 

 

引き合いに出されがちな胸糞映画、その2ハリウッドリメイク版はちょっと…。

 

 

 

 

胸騒ぎ(ネタバレ)

胸騒ぎ

 

 

原題:Gaesterne
2022/デンマーク、オランダ 上映時間95分

監督・脚本:クリスチャン・タフドルップ

製作:ヤコブ・ヤレク

脚本:マッズ・タフドルップ

撮影:エリク・モルバリ・ハンセン

美術:サビーヌ・ビード

衣装:ルイーゼ・ニッセン

編集:ニコライ・モンベウ

音楽:スーネ・コルスター

出演:モルテン・ブリアン、スィセル・スィーム・コク、フェジャ・ファン・フェット、カリーナ・スムルダース、リーバ・フォシュベリ、マリウス・ダムスレフ、イシェーム・ヤクビ、イェスパ・デュポン、リーア・バーストルップ・ラネ、エードリアン・ブランシャール、サリナ・マリア・ラウサ、イラリア・ディ・ライモ

パンフレット:★★★★★(900円/40.6cm×27.3cm/16P。新聞を模したパンフで、情報が充実している上にダミー広告なども入ってて、センスが良い。ネタバレ前提なのもありがたいし、さすがは松竹事業部。PATUの今井さんも褒めてたし、「映画野郎」のじょ〜い小川さんが「このサイズも嫌がらせなのでは…」と仰有っていたのは納得しました。通販で買えるのもいいね

(あらすじ)
休暇でイタリアへ旅行に出かけたデンマーク人の夫妻ビャアンとルイーセ、娘のアウネスは、そこで出会ったオランダ人の夫妻パトリックとカリン、息子のアベールと意気投合する。数週間後、パトリック夫妻から招待状を受け取ったビャアンは、妻子を連れて人里離れた彼らの家を訪問する。再会を喜び合ったのもつかの間、会話を交わすうちに些細な誤解や違和感が生じはじめ、徐々に溝が深まっていく。彼らの“おもてなし”に居心地の悪さと恐怖を感じながらも、週末が終わるまでの辛抱だと耐え続けるビャアンたちだったが……。(以上、映画.comより)


予告編はこんな感じ↓

 

 

 

70点

 

 

ハリウッドリメイク版が公開されたということで、今さらながら今年5月公開作の感想を残しておきますよ。「胸騒ぎ」といえば「胸騒ぎの放課後」を思い出す…なんて昭和の話は置いとくとして。「デンマーク発の胸糞ホラー!」と評判が良かったので、それなりに興味が湧きましてね。今年の5月29日(水)、サービスデーを利用して、池袋HUMAXシネマズのシネマ2で鑑賞いたしました。「人間、ガッツが大事ッ!Σ(°д° ) クワッ!」と再確認しましたよ。

 

 

シネマ2、観客は17人くらい。「アグネスのぬいぐるみクッキー(石つき)」を摂取しながら観たのです。

 

 

本作の内容をササッと適当に書いておくと、イタリアでバカンスを楽しんでいたデンマーク人の夫婦(子連れ)が、“若干ワイルドで率直なところがあるけど愉快なムード”のオランダ人夫婦(子連れ)と知り合って、意気投合しまして。旅行後、オランダ人夫婦から「遊びにおいでよ!(o^-')b」的な絵葉書が届いたので泊まりに行ったら、「悪気はないのかもしれないけど、嫌だな…でも悪い人たちじゃないみたいだし、とりあえずガマンしようカナー (´Д`;(´Д`;し ウーン」みたいなことが延々続いた後、実はオランダ人夫婦は「旅先で知り合った家族の子どもを奪って舌を切除して、自分たちの子どもにしてた(両親は殺害)なんて悪行を何度も繰り返してきたことが発覚! で、デンマーク人夫婦は自分らの娘の舌を切除された挙げ句に奪われてしまい、ションボリしたまま全裸で石打ちされて殺害されまして。オランダ人夫婦は次の獲物を探しに旅立つ…って感じで終わってたような気がします(うろ覚え)。

 

 

二組の家族が旅先で出会うシーンを貼っておきますね↓

 

 

 

良くも悪くも「胸糞が悪い!(`Δ´)」との評価がバンバン流れている本作ですが、実際に観てみると「確かに…胸糞が悪い… (`Δ´;)」というストレートな感想。私たちが社会生活を送る上で、「納得はできないけど、それほどたいしたことではないし、自分がガマンすれば済むから、とりあえず波風立たないようにしておくか」みたいなことって、多々あって。それゆえ、ホラーやサスペンスなどの作品において、そういった波風を立たせたくない人間心理をいやらしく突いてくるシーン自体はよくあるわけですが、これほどまでに連発してくるとは!Σ(゚д゚;) ナント! その部分はなかなかユニークだと感心しましたよ。

 

 

激怒するほどじゃないけど、気に障る…。そんな状況が頻発するのです↓

 

 


パンフに載っていた監督のコメントによると、本作のベースは実話。旅先で知り合ったオランダ人家族から「泊まりにこないか?」と誘いの連絡があって、その時は断ったものの、「実際に行ってたらどうなったんだろう?」という妄想を膨らませて作ったそうなんですが…。モデルとなったオランダ人家族からしてみるとあまりに失礼すぎる妄想でちょっと面白い。何はともあれ、被害者のデンマーク人家族には何度も「帰るチャンス」があったあたり、本作のオランダ人夫婦は人間を試すような悪魔的な存在っぽくて。そういうところは、多くの人が連想するであろう胸糞映画の金字塔「ファニーゲーム」っぽいと思ったり。

 

 

「ファニーゲーム」の予告編↓ 宇多丸師匠に勧められて鑑賞したんだよなぁ…(遠い目)。

 

 

 

ただ、リアリティを感じない分、ムカついても怖くはないというか。監督曰く、本作には「私たちは社会的な礼儀正しさを優先するあまり、悪意や敵意にあった時、どうすれば良いのかわからなくなっているのかもしれない」みたいなテーマが込められているみたいですけど、主人公夫婦があまりに無防備すぎじゃないですかね。そもそも私は絶対、旅先でちょっと知り合っただけの夫婦の家に泊まりにいかないし…(監督自身だって実際は行かなかったわけだし)。いや、百歩譲って「泊まりに行った」としても、何泊もします? もうね、ちょっと被害者バッシングっぽい文章になっちゃいますが(汗)、加害者側が不快だったのはもちろんだとしても、「じゃあ、さっさと帰れよ!( ゚д゚) カエレ!」みたいな気持ちで被害者側にもイラッとしちゃった次第。

 

あと、オランダ人夫婦を“悪魔的な存在”っぽい着地にしたのも「あんな犯行、すぐ発覚するだろ」的なリアリティがない部分の担保にしか見えないし、大体、超自然的な割にやることが小せぇよ。正直、本作の不穏な空気の作り方はとても上手で引き込まれたし、子どもという何よりも守るべき存在がいるのにオロオロするしかない夫婦を観ることで「人間、ガッツが大事ッ!Σ(°д° ) クワッ!」と再確認できたことは良かったけど…(あいつら、せめて指ぐらい噛みちぎれよ)。なんて言うんですかね、ちょっと監督の思惑が鼻について、そんなに好きな作品ではないです。で、先日、公開されたばかりのハリウッドリメイク版を観たんですが、それはまた別のお話。

 

 

 

 

今年の5月10日に公開された…ということで、もうすっかり配信されているのでした。

 

 

引き合いに出されがちな最悪の胸糞映画ハリウッドリメイク版もあります。

 

 

ちょっと思いだした胸糞映画。これもハリウッドリメイクされてるんですよね〜。

 

 

 

 

先週の備忘録(2024/12/10~12/16)

毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の火曜日から月曜日までの出来事や思ったことを適当に書き残しておきますね↓

 

12月10日(火)、自宅で仕事取引先の人たちと打ち合わせ&飲み

12月11日(水)、職場で仕事→取引先と飲み

12月12日(木)、職場で仕事

12月13日(金)、自宅で仕事

12月14日(土)、娘とゲームをしつつ自宅で仕事&次の日の準備!

12月15日(日)、「コアチョコTシャツデスマッチ【男祭り】」に参戦!→いろいろありました…

12月16日(月)、職場で仕事→新宿で映画を1本鑑賞

※先週は、劇場で新作映画を3本鑑賞しました。

※先週の「アトロク2」は、「AI vs 人類」が最高でしたな (´∀`) サイコー

 


先週は、忘年会シーズンということで取引先との飲みが2件あったり、マイコプラズマ肺炎に罹患していた娘が回復したりといろいろありましたが、一番大変だったのは、日曜日の13時から新宿「ロフトプラスワン」で開催された「コアチョコTシャツデスマッチ【男祭り】」に出演してきたこと。ハッキリ言って、一番ダメな私が出てしまったというか。いわゆる「早口オタクしゃべり」みたいな感じになっちゃって、自己嫌悪することしきりですよ… ('A`) イヤン ただ、映画仲間のえすたかさんが観に来てくれたことは心強かったし(イベント中は照明が強くて客席が全然見えませんでしたがー)、好きなアクション映画のシーンの話ができたのは楽しかったし、観客投票で第2位になったのは素直にうれしかったです。

 

出演者のみなさんもお客さんも本当に優しいムードで、イベントの雰囲気にも助けられたなぁ…(しみじみ)。何はともあれ、読んでくれたMUNEさんには超感謝ですが、前日は緊張して全然寝られなかったし(「布団の中で何時間も悶々としちゃって、疲れて明け方にちょっと寝た」というありがちなパターン)、準備も大変だったので(特にメンタルの部分で)こういったイベントにはもう出ないと思います。あと、この日は家庭方面でいろいろあって大変でしたが(汗)、それはここには書けなかったりするのでした…。なお、先週劇場で観た映画は「しまねこ」「クレイヴン・ザ・ハンター」(MX4D・吹替版)「スピーク・ノー・イーブル 異常な家族」の3本。私的には「クレイヴン・ザ・ハンター」が予想以上にツボに入りましたね〜 (°∀°)b ヨカッタ!

 

 

客として足を運んでいた新宿「ロフトプラスワン」に出られたのは、記念になりました。

 

出演者の一人、かに三匹さんからいただいた同人誌。私、この人が第1位になるかと思ってました。

 

「スピーク・ノー・イーブル 異常な家族」、まったく期待してなかったけど、これはこれで好みでした。

 

なんとなく某日のgifを貼っておきますね。

 

 

最後に今週のスケジュールを書いておくと、火曜日はいろいろありつつ会社の忘年会があり、水曜日は取引先との忘年会があり、木曜日は練馬「223」で飲もうと思っていて(たぶん年内最後)、金曜日は大事な打ち合わせの後に元部下のMくんとの忘年会があり、土曜日は家族と過ごして、日曜日は某ネコ動画の収録がある…という感じ。正直、日々の情報量が増えてしまって、いろいろと大変なんですが(汗)、とはいえ、今週も力の限り、頑張りますッ!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォォッ! 

 

 

12月の推薦曲は、タケウチカズタケさん小林大吾さん「前日譚/no news is good news」ですぞ

 

 

 

以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。

 

 

 

 

モアナと伝説の海2(字幕版)(ネタバレ)

モアナと伝説の海2(字幕版)

 

 

原題:Moana 2
2024/アメリカ 上映時間100分

監督:デイブ・デリック・ジュニア

共同監督:ジェイソン・ハンド、デイナ・ルドゥー・ミラー

製作総指揮・脚本:ジャレッド・ブッシュ

音楽:マーク・マンシーナ

楽曲:アビゲイル・バーロウ、エミリー・ベアー、オペタイア・フォアイ

日本版エンドソング:ME:I

声の出演:アウリー・クラバーリョ、ドウェイン・ジョンソン、レイチェル・ハウス、テムエラ・モリソン、ニコール・シャージンガー、フアラライ・チャン、デビッド・フェイン、ローズ・マタフェオ、アウヒマイ・フレイザー、ジェラルド・ラムジー、カリーシー・ランバート=ツダ

声の出演(吹替版):屋比久知奈、尾上松也、小関裕太、鈴木梨央、山路和弘、ソニン

パンフレット:★★★(990円/サイズ:250×250mm/46P/キャラや用語などの紹介はちゃんとしてるけど、ストーリー紹介に4P使うならオチまで書いておいてほしい。それと、最近のディズニー系パンフでありがちな「すでにあるコンセプトアートやプロダクションノートを翻訳しました」的な誌面は、それはそれで読み応えあるけど、少し寂しいかな…)

(あらすじ)
モアナが壮大な冒険の末に故郷の島を救ってから3年。妹シメアが生まれて少し大人になったモアナは、愛する家族や島の仲間たちに囲まれながら、以前は禁じられていた海へと航海に繰り出す日々を送っていた。そんなある日、「かつて人々は海でつながっていたが、人間を憎む神によって引き裂かれてしまった。海の果てにある島にたどり着けば呪いが解け、世界は再びひとつになる」という伝説を知ったモアナは、人々の絆を取り戻すため立ちあがることを決意。風と海を司る半神半人のマウイや島の新たな仲間たちとともに、危険に満ちた冒険の旅に出る。(以上、映画.comより)


予告編はこんな感じ↓

 

 

 

65点

 

 

前作「モアナと伝説の海」については、かつて“劇場と一体化する試練”バルト9を実施した際に「6本目」として鑑賞しましてね。普通に楽しかったので、その後、愛する娘(当時5歳)のためにBlu-rayを購入し、家族で吹替版を観たりした…というO-MO-I-DE!m9・∀・) ビシッ

 

 

なんとなく前作の主題歌を貼っておきますね↓

 


 

そして今月、約7年ぶりの続編が公開されまして。今どきのディズニーアニメなのだから、そりゃあクオリティは高いんでしょうけど、正直なところ、私が優先して観たいジャンルの映画ではないので、「冬休みに妻子と吹替版でも観に行くかな」程度の気持ちだったんですが、しかし。愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション2」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の今週の課題映画となったので、12月8日(日)、ちゃんと前作を復習してから、ユナイテッド・シネマとしまえんにて字幕版を鑑賞いたしました。それなりに面白かったです (・∀・) マァマァ

 

 

この日は初めてレンタサイクル(充電切れ)で劇場に行きました。5番スクリーン、40人ぐらいの入りでしたよ。

 

ちなみに鑑賞後は池袋で献血。血が不足しているみたいなので、血液に余裕がある方はぜひッ!

 

 

適当かつ雑にあらすじを書いておくと、「嵐の神ナロが沈めたモトゥフェトゥ島を復活させれば、すべての海の民がつながる」という伝説を知ったモアナは、“船大工”ロト、“歴史家”モニ、“農夫”ケレを連れて、大海原に旅立ちまして。途中、巨大な貝に飲み込まれるも、そこで“コウモリの半神(デミゴッド)”マタンギに導かれて、マウイと再会。さりげなくカカモラの頭領の息子コトゥ(パンフ情報)も旅の仲間になる中、「マウイが島を吊り上げてモアナが上陸して呪いを解く」という計画を立てて嵐の海に挑む→計画は失敗するも「逆に考えるんだ」と、モアナが海に潜って島にタッチすることで呪いの解除に成功しましてね。ナロの落雷攻撃を受けてモアナは死ぬものの、海の民の霊たちのパワーを受けて、半神として復活! マウイがモトゥフェトゥ島を吊り上げると、あちこちからいろいろな海の民がやってきて、「私はモアナ!Σ(°д°し クワッ!」ってな調子でハッピーエンドになるも、ミッドクレジットシーンでは嵐の神ナロが登場して、今後の展開を匂わせてましたよ、確か。

 

 

ということで、本作の主題歌「Beyond」を貼っておきますね↓

 

 

 

なんて言うんですかね、良くいえば「オーソドックスな続編ダナー (´∀`)」、悪くいえば「前作とやってることがあまり変わらないナー (´∀`;)」という感想(ちょっと「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」を連想)。例えばクライマックス、船を吊り上げようとするマウイがナロに力を奪われて刺青が消えていく→のちに復活するくだりなんて、焼き直し感が半端なかったです。こういった部分は「ディズニーアニメ」だから仕方ない部分はあるにせよ、前作とやっていることが大差ないだけでなく。前作はマウイとモアナのバディモノだったゆえのまとまりがあったものの、今作は“旅の仲間”が増えた分、ちゃんと整理できてないと思いました。まぁ、スキルを活かした描写のあるロトとモニはまだしも、ケレについては「この農夫、なんで連れてきたんだっけ?」と疑問符がつきまくりでしたよ。決してつまらない作品じゃないんですけど(汗)、鑑賞直前に観直していた分、「前作は良くできてたなぁ」と比較しながら観ちゃったアタシ (ノ∀`) ゴメンネ

 

って、文句から書いちゃいましたが、前作が上手くまとまっていただけにマイナスに感じちゃっただけで、本作は別に悪い映画じゃないと思います。さまざまなアニメ表現が進化しているのはもちろんのこと、パンフによるとデイブ・デリック・ジュニア監督とデイナ・ルドゥー・ミラー監督がサモア系とのことですけど、余計な説明を入れることなくポリネシア文化を描いている姿勢は前作より素晴らしいし(例えばダンスバトルのシーンとか、詳しい説明はありませんが、なんとなく「こういう文化か」と観客がわかるような塩梅で入れてる印象)落ち込んだモアナをマウイが励ますシーンに筋トレ要素があるのも良かった。あと、「ナロの謎を棚上げしたまま終わって、続編を匂わせる」という“手法”自体はまったく好きじゃなかったけど(この手のディズニーアニメはとりあえずちゃんと終わってほしい)モアナが半神化する展開はグッときたというか。「ディズニーはこれからポリネシア文化圏の新たな英雄譚を描いていくつもりなんだな」と考えるとちょっと楽しみだし、3作目では手からビームとか出してほしいなと思ったり(目からでも可)

 

 

ドウェイン・ジョンソン(a.k.a.ロック様)が歌う「Can I Get A Chee Hoo?」のシーンを貼っておきますね↓

 

 

 

その他、思ったところを書くと、「妹のシメアが超可愛いッ!」とか「ブタをモロにペットとして可愛がっているのに豚肉料理が出てくるギャグ『ブタがいた教室』みたいな展開を想像してドキドキする…」とか「今さらヘイヘイに声優がいることを知ってビックリした」とか「ロック様、とうとう実写でもマウイを演じるのね… ( ;∀;) イイハナシダナー」とかとかとか。まぁ、前作の方が好きだけど、とはいえ、それなりには面白かったので、冬休みに入ったら家族で吹替版を観に行こうと思っております (・∀・) オシマイ

 

 

 

 

記念すべき1作目。もう7年前なのね…。私の感想はこんな感じ。

 

 

サントラでございます。

 

 

 

 

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