題名が2chのスレッドみたいになってしましましたが、クライアントと仕事をしていると、よく興味本位で給与について聞かれることがあります。
戦略コンサルにおける給与は、社内でもコンフィデンシャリティが原則(要は秘密)となっているので、「これだけ働いていることを考えると安いですよぉ。」なんて言ってごまかしたりします。
なので、外部に対してあまり明らかになることがないのがこの給与です。
どこのファームも年俸制+成果ボーナスとなっており、成果ボーナス部分はジュニアでは仕事への貢献できまり、シニアになると徐々にプロジェクト獲得への貢献が反映されるようになります。
(先日評価の仕組みについて書きました。そのときの記事はこちら 。)
以前のビジネス誌等の記事を読み直していたところ、週間ダイヤモンドで「給料全比較」という特集をやっており、戦略コンサルについては、下記のようなグラフが出ていました。
(週間ダイヤモンド2005/11/05号より抜粋)

さすがにいろいろ取材したのだと思いますが、それなりにいい線をいっています。
ここにある各タイトルの下限だと、まったくボーナスが出なかったときの水準かそれよりやや安いイメージですが、実際にはほぼコンスタントにボーナスが出ていることが多いので、これよりは上という感じでしょうか。
(今年はサブプライムにやられているところもあるので、ファームによってボーナスはかなりバラつきが出そうです。)
またIT系のコンサルで戦略部門を持っているところでは、友人から教えてもらった水準だと、この水準よりも下回ることが多いようです。
このグラフで言うマネージャーが通常、30歳前後ぐらい、プリンシパルで30代半ば~40歳ぐらいと、ファームに参加したタイミングで年齢はかなり異なりますが、一般的なビジネスマンと比べれば、給与はいい方であると言えると思います。
ただ比較されるプロフェッショナル業界が投資銀行であることが多いため、それと比べるとだいぶボーナスのつき方が劣りますので、安いとよく言われる所以でもあります。
一般よりも給与が高いと言っても当然ながらいいことばかりではありません。
コンサルタントとしての仕組みとして“Up or Out”(アップ オア アウト)という、昇進するか、辞めるか?というルールが整備されているファームが多く、能力や適正がファームに合わなければ、最終的には辞めなくてはいけないリスクもあります。
明日はこのあたりの仕組みについて書いてみます。
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