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第17回モラルハラスメント語りと癒しワーク
開催します
とき:2013年11月9日(土)10:30-13:00
ところ:東京よつ葉法務オフィス(東京都中央区京橋)
料金:お一人さま3,000円
*お飲み物、お菓子用意します
*女性限定*
詳しくは こちらの記事 をご覧下さい
*満席になりました*
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事務所でのご相談の中で、ご相談者さまから
時々話題に上るのが
「夫はモラハラなのか単なる亭主関白なのか。。」
「ウチの親には、夫は亭主関白なんじゃない?って
言われるんです」
と言ったものです。
モラハラ夫と亭主関白の明確な違いは何か?
みなさんはどう考えますか?
「亭主関白」をどう定義付けるか、
また、
どこからを「モラハラ」と呼ぶかは、
それぞれに考えや線引きがある部分だと
思います。
ですのでここから書く事は、あくまで私が思う
モラハラ夫と亭主関白の違い。
私が持つ一意見だという前提でお読みください。
私が考えるモラハラ夫と亭主関白な夫の
異なる点は複数ありますが、
その中で
「特に強く、そして明確なモラハラ夫と
亭主関白の違い」
を3点に絞ってお話しさせて頂きます。
まず一点目、それは、
「妻に対する支配とコントロールが無い」
と言う点です。
亭主関白な夫は、
時に妻に対し厳しく妻としての役割を全うする様
要求したり、
夫に従う事を求めたりするかも知れません。
けれどそれはモラハラ攻撃とは異なり、
妻を支配したり困らせる為にあらゆる要求をする
ものではなく、
単に(それは伝統的な物であることが多いですが)、
妻にきちんと家庭内での役割を全うして欲しい、
と言う事に尽きます。
よって、モラハラ夫の様に
妻が夫の要求に従っているのに
夫の機嫌ひとつで理不尽にケチを付けられたり
する事はありません。
妻に対し愛情や感謝はありますから、
妻が体調不良の時にまで完璧な家事を求めたり
する事もありません。
役割を分けている事もしっかり自覚しているので、
妻が専業主婦である事についてモラハラ夫の様に
「寄生虫」
「人(夫)の金で飯食いやがって」
等の侮辱発言もしません。
第2点目は、
「責任を全うしようとする姿勢」です。
1点目にも通じる部分ですが、
亭主関白な夫は、
妻に対ししっかりと妻、母としての役割
(伝統的な性別役割な事が多いです)を
求める事が多いです。
けれど同時に、夫自身もきちんと外で働き
家族を養う、と言う義務を果たします。
モラハラ夫に関するご相談でしばしば
お聞きする様な、
「生活費を入れてくれない」
「気分次第で生活費の額を減らされる」
「子どもに関する費用でも負担する事を嫌がる」
「病院代も出してくれない」
等と言った事はありません。
また妻の側も
こう言った点では夫を信頼しているので、
モラハラ夫と違い「必要なお金を下さい」と
夫に伝える事が怖い、と言う事もありません。
妻と結婚した責任として、妻の側の親族とも
それなりには付き合ってくれますし、
少なくともモラハラ夫の様に妻の両親や親族を
侮辱する様な言動を取ったりはしません。
最後、3点目ですが、
これが生活面では一番影響が大きな違いだと
私が考える点。
それは、
「一貫性がある」という事です。
モラハラ夫をお持ちの妻の方はご存知と
思いますが、
モラハラ夫にはその言動に、全く一貫性が
ありません。
これは家庭運営に関しても同じで、
家庭運営や家族像について一貫した信念や考えが無く、
その場その場で自分(モラハラ夫)にとって有利な
言動を繰り返します。
それが以前のモラハラ夫の言動と矛盾するもので
あったとしても、です。
例えば、
以前は妻に対し
「専業主婦になって家の事に専念して欲しい」
と言っておきながら、いざ妻が仕事を辞めると
「共働きでフィフティに支え合う関係が理想だったのに」
と不機嫌になられる、と言った感じです。
一貫性の無いモラハラ夫の言動に家族は
振り回されたりうまく対応できなかったりしますが、
その時モラハラ夫は、一貫性の無い自分の矛盾した
言動を省みる事は無く、
「うまく対応できないお前(妻)が悪い」
と、
それを妻のせいにしたり、
「俺はそんなことは言っていない」
と、
矛盾した言動自体を無かったことにしてしまったり、
「そう言うつもりで言ったんじゃない」
と、
誤魔化そうとしたりします。
モラハラ夫の一貫性の無さは妻を困らせますが、
お子さんがいらっしゃるご家庭では
お子さんに対する影響も大変大きくなります。
以上です。
冒頭でもお伝えしましたが、
これはあくまで現時点での私の考えです。
また相談業務の中では、
「夫は亭主関白なのだろうと思って努力していたら
実はモラハラ夫だった」
と言うケースもしばしばありますから、
しっかりと夫の言動を観察し、時には客観的に
判断してみる事も必要だと思います。
「関白」って日本の歴史上の政治職の名称ですが、
関白は、そもそも天皇あってのもの。
天皇が一番位が高く、関白はあくまでその
補佐役なのですよね。
(そこに「亭主」が付くとまた意味合いが違うかも
しれませんが;)
亭主関白も、妻があってのもの。
夫一人では成り立たないものです。
同時に、妻だって夫がいなければ「妻」では
いられませんものね。
モラルハラスメントは暴力で論外ですが、
せっかく夫婦になったのですから、
お互いがお互いに愛情と感謝を持ち続けられたら
理想ですよね。
今日も最後まで読んで下さりありがとうございました。