皆さんは、トレードで最高のパフォーマンスを出すために、どのような工夫をされていますか?

トレードのパフォーマンスを上げる工夫と言うと、より多くの情報を手に入れる、とか、高性能なソフトウェアを購入する、といったことが思い浮かぶかもしれません。

でも、私の場合は、逆です。
目に入る情報量を減らしたり、敢えて性能の悪いソフトウェアを使ったりしています。
つまり、トレードで最高のパフォーマンスを出すために、敢えて手足を縛って、制限をかけています。


これは、私の悪い癖を直すための対策でした(^^;

私には、ポジションを取るのが早すぎる癖がありました。
値動きをじっと見ていると、値動きに魅入られたようになって、つい、早めにポジションを取ってしまいがちでした。
また、ちょっと値動きが高速になったりすると、焦ってしまい、判断を誤ることもありました。

最近のソフトウェアはとても高性能で、ほぼリアルタイムに、チャートや板の情報が更新されます。
もちろん、素早い判断が必要な時には、高性能なソフトウェアが役に立ちます。
ですが、常にリアルタイムに更新されるソフトウェアの画面を見ていると、却って、焦りや早すぎる判断をしてしまうことが分かりました。

そこで、ふだんは敢えて、1秒ごとにしか画面が更新されない、性能の悪いソフトウェアの画面を見る、というルールを決めました。
それにより、時には出遅れることがあったとしても、全体としてのトレード成績は向上したのです。


また、私には、ポジションを取って、うまく利益が出た銘柄でも、一時的に急落したりすると、焦って利食いしてしまう悪い癖がありました。
ですが、たいていの場合、一時的に下落しても、また上昇して、高値を更新することが多いです。
しかも、いったん利食いしてしまうと、反転しても再エントリーするのは難しく、それならば、一時的に下落しても無視して、ずっと保有し続ける方が良いと分かりました。

利食いポイントまで持ち切ると決めたのであれば、途中経過を見ているのは意味が無いし、余計なことをするリスクが高まるだけです。

そこで、いったんポジションを持って、ある程度うまく利益が出たら、その銘柄を画面から消してしまい、値動きが一切目に入らないようにする、というルールを決めました。
もちろん、逆指値は入れておきます。
それにより、一時的な下落でチキン利食いするのを防ぐことができて、トレード成績は向上したのです。


但し、トレード歴10年を超えた今では、少し状況が変わっています。
リアルタイムに更新される画面を見ても、あまり焦らなくなりましたし、保有している銘柄の値動きを見ても、余計なことはしなくなりました。
なので、今では高速なソフトウェアをいつも表示していますし、保有している銘柄の値動きも見ていることも多いです。

トレーダーとして成長するにつれて、最高のパフォーマンスを出す工夫も、改善していくのが良いと思います。

 

 

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