先日、Contax IIaで撮影したフィルムを現像に出したときの顛末を書いた訳ですが、ロモグラフィーの35mmカラーネガフィルムをキタムラで現像に出す際は即日仕上げができません(キタムラ以外は不明)
参考リンク:フィルムを現像に出すときは要注意
使ったフィルムはRedScaleの様な特殊な詰め方(裏表逆に巻き込んである)ではなく、通常のカラーネガ。現像プロセスもC-41と普通のカラーネガフィルムに共通です。
ちなみに、前の記事内のリンク先にもありましたけど「RedScale film」の様な特殊なフィルムを販売しておいて「現像は街の写真屋さんで」と言うのは無責任にすぎると思うのです。せめて、販売時の店舗ラボ機では現像できませんとするべきだったのです。下記リンクのものは110フィルムですが、RedScale film自体は35mmフィルムでも販売されています。
この件について、キタムラのTwitter公式アカウントに質問を投げてみました。質問したのは店舗ラボ機で現像できない理由は何かということです。店舗での説明が要領を得なかったのと、フジフイルムからの指示であるということだったからでもあります。
質問に対しての回答は以下の様なものでした。
カメラのキタムラ【公式】@camera_kitamura@sheepfactry お手数をおかけいたします。店舗の現像機を使用すると乳剤が剥がれる可能性があるか、現像液に問題が出るかどちらかだったかと思います。ご面倒をおかけいたしますがご了承くださいませ。 青木
2017年04月08日 16:00
フィルムの製造自体はコダックのラインが使われていると思われるロモグラフィーフィルムですが、どうやらコダック製品の品質で作られているのではない可能性が有るようです。その割には「お高いですよねぇ」と言うロモグラフィーのフィルムですが、コダックの場合はそれこそ「大量生産で大量に売れていた」と言うのもあるので、同じ品質なら安く出来たというのは有るのでしょう(もっとも、日本のフィルム価格が海外と比べて格段に安いらしいですが)
今回の件で、私個人としては「ロモグラフィーのフィルムは買わない、使わない」と言う選択をすることにしました。確かに、即日仕上げ1時間とかは行き過ぎなサービスですけれど、かつての手現像で手焼きと言う時代でもないので、少なくとも4時間程度で受け取れると言うのは維持して欲しい。
まぁ、導入したラボ機のコストを回収するには「少しでも多くの現像をこなして稼働率を上げる」と言うのが普通ですし。
自分は未体験ですが、AGFAPHOTOのフィルムでもラボ機現像を拒否された話を聞いたことが有るので、現在となってはフジフイルム以外のフィルムだと(ストック品のコダックを除くと)現像所送りが標準となるかもしれません。
因みに、AGFAPHOTOのフィルムはイタリアの「FERRANIA」の工場で作られていたようです。FERRANIAも現在はフィルム事業はほぼやって無くて、ブランド復活の動きがFacebookなどで見られる程度です。
もう、事実上「フジフイルムが銀塩最後の砦」と言う感じですね。コダックは8mmと映画用フィルムは継続していますが、写真用はエクタクロームが復活と言う程度しかニュースがありませんし...。
ところで、今後ロモグラフィーのフィルムを使わないのは良いんだけど、現在残っている36枚撮り2本はどうしようか。使用期限は過ぎてるんだけどね。