2015年3月HSBC香港の状況 | 香港IFA玉利の海外投資夜話

2015年3月HSBC香港の状況

2015年3月、HSBC香港の
口座の新規開設はかなり厳しくなっている。

私の記憶を辿れば
HSBC香港の新規口座開設は
2007年、2010年と2013年末から
2014年初にかけて一時期難しくなったことがある。

ポイントはいつも同じ。

「口座開設希望者が担当者とコミュニケーションが
取れるだけの英語力または中国力があるかどうか」

と、

「口座を開設する明確な目的」

を厳しく求めるのである。

central

理由も至ってシンプルだ。

銀行にとってありがたい
お客さんを選別するためである。

つまり
きちんとした目的を持って
多くの預金をしてくれる、
あるいは精力的に送金したり、
両替をしたりして手数料をたくさん
落としてくれる人を選びたいのである。

海外の銀行である
HSBC香港を精力的に使うためには
当然、英語または中国語の語学力が
必要なのである、

と本部はそう考える。

ところが現場とは微妙に温度差がある。

支店のマネージャーや末端の職員は、
預金獲得額が自分の成績になるのである。

言葉ができないし、
さしたる目的もないが預金するつもりの
多額の金を持った外国人が目の前にいる。

するとどうしても審査が甘くなる。

やがて職員の間でも、

「あいつがやってるならオレも!」

というふうに
なし崩し的に全体が緩くなるのである。

また元の木阿弥、
本部が怒って綱紀粛正を図るのだ。

そんないたちごっこの
ようなことが今までに3度あった。

今回は基準を守らなかった
職員の中には処分を受けたり、
噂では解雇されたりしている人もいるようだ。

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