雪から一転、冬晴れに。
晴れていると少しは気分がましなオレです。
寒い雨の日は、健康だってブルーになるよね。
ここで「ストラテラいいぞー」と連呼しているオレですが、やっぱマイナスもあります。
副作用。
まあそれは当然ある。
薬物っていうのは、作用副作用両方あって、副作用より作用が大きかった時に薬として使われるってだけだから。
いろいろあるけど、一番でかい副作用はこれだと思う。
薬価!
めっちゃ高い!
今オレは20㎎×2錠を飲んでいるけど、一日分、だいたい500円!
計算。
500円×一か月分。
健保、国保とかで、何割かは減るけど、たいがい一万円超えるだろ!
しかもまだジェネリックない。
払えないだろ、ふつう。
ADHDのひとはたぶん疲れやすいと思う。
気が散りやすいから、毎日、長い時間、たくさんの仕事をこなしていくのは、とても難しいと思う。
それでもがんばるひとは居るんだろうけど(そういうひとに敬意を表したい!)。
だからこそ、もらった給料はすんごい大事なんじゃねえの。
その大事な金を、いくら必要なものかもしれないからって、毎月一万円…。
もうこれ、医療制度を使うしかないです。
使おう、使うしかないだろ。
自立支援医療(精神通院)。
ググればいい話ですが、オレがこれ使おうとした時、あったりまえなんだけど精神的にヘロヘロで、調べるのさえ面倒だったんで、書いとく。
もう使ってるよ、というなら読み飛ばしてな。
自立支援を使いたい時は、まず区市町村の役所に行く。
「自立支援法が使いたいです」と言うと、福祉系の窓口に案内される。
ていうかね、精神的にヘロヘロな時、役所でいろんなこと話すのだるいやん。
役所に先に電話して、どこの窓口でどういうことが必要で何時から何時まで受け付けですか、って訊いとくとラク。
福祉の窓口で、「自立支援医療法を申請に来ました」と言うと、申請書と申請用診断書の書類を出される。
面倒だけど一回持って帰って、かかりつけの医師に申請書を書いてもらうよう依頼する。
都道府県によって、指定の医師が決まっていて、かかりつけがそうじゃないと、別の医師のところに行かなきゃならんので、そこは確認する。
わかんない時は役人に訊く。
大丈夫、役人はオレたちの税金で働いてるから、どんなにめんどくさそうにされてもムシ、ぜんぜん気にしないでいく。
かかりつけの医師に、指定医かどうかも訊いとく。
大丈夫、医者はオレたち患者と、患者の保険がなきゃ金もらえなくなって困るんだから、どんなにイヤな顔されてもスルー。
わかんない時は、看護師、病院のソーシャルワーカーなんかに訊く。
大丈夫、あいつらはオレたちの(以下略)。
次行こう。
診断書を、都道府県指定の医師に書いてもらう。
これは役所でもらった、申請用診断書に書いてもらわないと申請できない。
医者にかかる時、申請用診断用紙を忘れたら、もう一回行くしかないから注意!
相場は3000~5000円。
それより低かったらラッキー、高かったらその医者、今後も金を払うだけの腕があるか一回疑っとこうぜ!
疲れたけど次。
申込書を書いて、ハンコ押す。
難しいところはないんだけど、ミスるとやっかいなので、申請時に、ハンコと書類持って窓口で記入法を教えてもらってもいい。
役所に行く時は、ゼッタイに、保険証のコピーを忘れずに!
家族で何枚かの保険証を持ってるひとは、家族みんなの保険証のコピーが必要。
忘れると戻って出直しなので、ちゃんと持ってるか確認してから行こう。
ひとによっては年金手帳とか各種手当の証明書が必要なこともあるけど、あとで書く。
さあ、役所の窓口とのバトル開始だぜ。
こっちの装備武器は、診断書、保険証のコピー、申請書。
ぜんぶ書類が揃うと、税金のことが確認される。
やっぱ、すごい金持ちだったら、自分でどうにかしろ、ってことらしい。
確認は役所でやってくれるけど、所得証明書ってのを取るために、何百円かかかる。
オレのところは200円。
年金とか手当とかが収入のひとは、こういうものをもらってます、って証明するものを持っていく。
それが年金手帳とか、生活保護とかの手当てが入ってくる口座の通帳とか、手当の対象になってますってことがわかる役所からくる書類とかハガキとかだね。
なんかもう疲れて、税金のことまで考えるのイヤなんだけど、所得証明書とかどうでもいいんですけど、というキモチになってたら、役人に、「あなたの職務権限で、わたしの税金関係調べていいですよ!」と言うと、役所の税務の課に連絡してどうにかしてくれる。
引っ越ししてきたばっかりだと、まだ役所で税金関係調べられないことがあるので、「何月何日に引っ越してきたんですけど」って調べられるかどうか、申請書をもらう時に聞いておいたほうがいいぜ、福祉の課に。
長いけど、ラスボス倒すまでもうちょい我慢!
申請書、診断書、保険証コピーが揃ったら、それを窓口に出して、受理されたら申請完了。
終わったぜ! ミッションコンプリート。
あとは数週間~一か月ぐらいに、自立支援法の手帳みたいのが届きます。
オレのところは郵送だけど、取りに来い!とかいうふざけた市区町村役場もある。
内心でふざけんな、と思っておいて、次の市区町村選挙の投票にぶつけようぜ。
(シロートなんで間違うかもしれないし、市区町村によって細かい違いとかあるだろうけど、最初の申請まではどこもおんなじなんで、参考にしてな。)
この手続きをやっとくと、オレみたく毎日500円(実際は健保つかうからまるまる500円ってわけじゃないけど)とかいうバカな金額が、90パーセントoffで50円に。
このめんどくさいことこの上ない手続きを、看護師と医師がやってくれる親切丁寧病院もあるよ。
オレが通うドクターは半分ぐらいはやってくれるぜ。
手帳みたいなノートの有効期限が切れそうになると、「何月何日までに役所で更新してね」と教えてくれる。
これ、うっとうしいことに一年に一回更新手続きしていかなきゃならんブツなんだけど、診断書が必要なのは二年に一回。
その診断書の用紙はドクターが持ってて、「書く?」ときかれて頼むと書いてくれる。
オレが通うところは4000円。
一回目の申請をやっちゃえば、あとはかんたんになるから、最初だけ我慢だよな。
でも毎回、精神的に参って疲れて具合が悪いから金がかかって、どうしようもないから申請してんのに、そういう人間がなんで役所に行かされるんだよ、と、思う。
負けるなオレ……負けるなおんなじことがつらいひと……。
ADHDだと、窓口で焦ったり、気が散って聞いてなかったり、忘れたり、書類がどこかに行ったり、ということがあるかも。
オレやりました。
これ書いたけど大切なことだから二度書く、先に役所の窓口に電話して、「申請するんですけど、何を持ってったらいいですか?」って聞いておく。
メモして、要るもの揃えてから行くと、スムーズ。
診断書だけは、目立つところに(オレ、封筒ごと壁に貼ってた!)置いて、失くさないように、高いから。
さてこれで安くストラテラを試せるようになった。
ここからが、本当の勇者の旅立ちだ。