[ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い]
(2009/The Hangover)
結婚する友人ダグの独身さよならパーティーを開くためにラスベガスにやってきた男たち。ところが一晩たって目を覚ますとダグの姿は消えていて、部屋にいるのはニワトリと虎と見知らぬ赤ん坊。重度の二日酔いで何も思い出せない彼らに、一体なにが起きたのか!?2・3ヶ月前、公開前の新作チェックをしていた時、
カチッ! こりゃおもしろそうだわ、鼻がヒクヒクした。
その後7月は映画祭などがありすっかり忘れていた。
まだやってるのかな? とチェック入れたら、なんとこの作品、日本公開の為に署名運動まで起きた逸品だったんですな。
「ハングオーバー」とは、「二日酔い」のことです。為念。
@渋谷シネセゾン
バチェラーパーテイ、べガスでバカ騒ぎ、翌朝目覚めたら花ムコは消え、代わりに一頭のトラと赤ん坊がいた――トラと赤ん坊!?
この話のmyツボはそこですよ! トラと赤ん坊・・・かっこいいじゃあないか。
ちょっと不条理劇のようなモチーフ。いい!いい!
ひどい二日酔いで昨夜の記憶がない。
ダグは一体どこに行ったのか?
昨夜は何があったのか?
明日の式には間に合うのか?
様々な伏線や二転三転した展開も最後には回収・収束される脚本がいいんだよね。
下品な下ネタ、ちょっとした小ネタやセリフもいちいちウケた!
それぞれのキャラクターも立ってるし、キャスティングもいい。
特に花嫁の弟アラン役 ザック・ガリフィアナキス! →TOP画像 赤ん坊をだっこしてるデブ男
このアホっぷりは限りなくアメリカーン!
何の期待も出来ないメンツの中、唯一のイケメン枠 ブラッドリー・クーパー!
やっぱ、かっこいいじゃん・・・。(この作品ではムダにかっこいいという話も)
この人って特にヒット作もない内、ゴシップ欄で顔と名前を知った人。
ジェニファー・アニストン、キャメロン・デイアスを食っちゃった色男。
カラダも鍛えてるし、納得だわね。
べガスのストリッパー役ヘザー・グラハム お久しぶりだよね。
この人大ブレイクするかと思ってたのに・・・。
この作品、全米で大ヒットを記録し、世界27か国でも初登場1位となり、今年のゴールデングローブ賞のミュージカル・コメディ部門で作品賞を受賞したにもかかわらず日本公開が見送られていた。
その理由っつーのが、日本でおなじみのスターが不在、典型的アメリカンコメディはヒットしないなどなど。
で、前述の署名活動などの働きかけで無事公開された。
日本でおなじみのスターがいない方がかえっておもしろい気がするけろ。
ところで先日見たコメデイ映画 <ぼくたちの奉仕活動> (後日UP予定)にも出ていた ケン・チョン がまた出ていた!
今回の中国マフィア役はかなりキレてる!
彼の経歴って変わってるんだよね。
韓国系アメリカ人、IQが高く16歳で高校卒業、その後ドクターとして勤務しながらスタンダップコメデイやってて近年ブレイク。
奥さんもドクター。
これからたびたびスクリーンの中で、彼とバッテイングする予感が・・・。
映画の中では狂気じみてるけど、素の顔は知的だわ。花ムコ ダグを探した後、ホテルに帰って来ると、今度は部屋に マイク・タイソンが・・・。
ア然・ソー然、疾走する100分、アメリカンコメデイはこうじゃないと!という一作。
続編 <ハングオーバー2> の製作も決定しているもよう。オススメでっす。
トラよりこわいかも・・・関連記事 :
<デュー・デート ~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~><ぼくたちの奉仕活動><ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える>
気になってたんだけど、チロさんのレビュー見なければスルーするとこでしたー。改めて予告見ると面白そうじゃない?
しかも、先日「特攻野郎Aチーム」を観たばかり、そっちは「ムダにかっこいい」だけじゃない、ブラッドリー・クーパーを堪能しましたわw
私、彼をこの春先に公開された「バレンタインデー」で観た時、どこで観たんだろう?ってずっと気になってたんだけど(この映画では最後に彼の役についてのオチがある)、「エイリアス」の記者役だったかとさっき気がついた(遅)「碧眼」という部分が少し好みのツボからは外れるんだけど、ちょっと最近気になる役者ですw
「ハングオーバー」は、今週の水曜に有楽町へ行く予定っす。