IBMはIBM iが稼働するIBM Power9搭載サーバーの一部の標準保守サービスを、2026年1月31日に終了することを発表した。
保守切れに伴い、オンプレミスでIBM iを利用するユーザーは、移行プロジェクトの発足が必要となる。IBM iは、他のOSと比較して、圧倒的なバージョンアップが容易ではあるが、新規にハードウエアを調達するための投資やプロジェクトの対応工数は、ユーザーの負担となってしまう。26年1月までに移行完了を目指すとなると、25年前半には方向性の決定、25年後半には移行プロジェクトの完了と、時間も限られている。
投資を判断する上で、ユーザーは長期的なロードマップを描く必要も出てくる。IBM iの技術者をどのように確保しながら、AIやSaaSといった新しいテクノロジーとのスムーズな連携が可能になるのか、そして、コストを最適化しながら、効果的な災害対策も行っていくことが重要だ。
IBM iを使う上での長期のビジョンを持ちながら、ハードウエア更新という目の前の課題も対応していく必要がある中で、どうDX推進や業務を支えていくべきか。その一歩を踏み出す上で、活用を検討したいのがMONO-Xが提供する「PVS One」だ。IBM iのクラウド移行計画から、環境構築・移行、移行後の監視・通知などの運用、活用まで、エンドツーエンドで支援するマネージドサービスとなっている。
クラウドサービスは、サーバー管理工数の省力化、データセンター費用、電気代などのコスト削減といった、目に見えづらいメリットもある。しかし、長年オンプレミスで利用することが当たり前だった基幹システムのクラウド化は、なかなか一歩を踏み出しづらいユーザーも多い。そうした中でクラウドへの不安や誤解を払拭する同サービスの特長と、MONO-Xだからこそ実現できるサポートについて次ページより紹介しよう。