* 本文で触れている「サンプルブック」はからダウンロードできます。
* Excelの「開発」タブが表示されていないときは、「ファイル」メニューの「オプション」を開き、「Excelのオプション」ウィンドウの「リボンのユーザー設定」をクリックします。右側の「リボンのユーザー設定」の「開発」にチェックを入れます。なお、上記は記事公開時点のMicrosoft 365(Windows)のExcelにおける操作方法であり、今後のバージョンアップなどによって手順が変わる可能性があります。
小清水さん「うっはー! 目ぇがぁ、ショボショボする~~~!!」
末成くん「どしたの? 小清水さん?」
小清水さん「ああ、末成くん。来期の商品一覧表を作成してるんだけど…。画像の細かいサイズ合わせで、目が疲れるのなんのって」
末成くん「そんなにピッタリ合わせなくてもいいんじゃあ…」
小清水さん「甘いわね。チェックするのは、あの神経質な部長よ。ちょっとズレてただけで、即やり直しになっちゃうわ」
末成くん「手作業じゃあなあ…」
小清水さん「んん?なにかおっしゃいました? 手作業?なるほど、じゃあマクロなら良いと?」
Excelを業務で使っていて、思わず「困った」という経験はないでしょうか。そして、「こんなマクロがあれば、すぐに解決できるのに…」と、感じたことはないでしょうか。
Excelは大変便利な表計算ソフトですが、適切な使い方をしないと、正しい結果が得られないことが多々あります。この連載では、業務効率化を妨げている不適切な作業や悪習慣を、マクロで自動化することによって解決していきます。
皆さんは、画像のついたグラフィカルな表を見たことがありますか? Excelは表現力が豊かな表計算ソフトですので、グラフやオートシェイプ、ワードアートのような図形はもちろん、デジタルカメラやスキャナーで撮影した画像データを、ワークシートに読み込むことができます。
例えば、商品一覧表にサンプル画像を貼り付けたり、スタッフ一覧表に写真画像を貼り付けたりすることで、グラフィカルでわかりやすい一覧表を作成できます。このような画像の貼り付け作業は、人が手作業で行うにはそれなりの時間と労力が必要ですが、マクロで行うと一瞬で終わります。