2024/10/08 - 2024/10/19
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goemonpさん
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日本はやっと暑い夏が去り、次第に秋が深まりつつありますが、南半球のオーストラリアはこれから夏に向かうところ。日本から比較的近く、英語圏で何かと安心な国でもあります。ということで我家のマスコット、桜文鳥雛のぬいぐるみゴエモンと共にオーストラリアに行ってきました。オーストラリアは広く全部回るのは無理なので、今回はメジャーな東海岸のメルボルン⇒シドニー⇒ケアンズを回ってみました。自然あり文化遺産ありワイナリーありと多様な楽しみ方のできるオーストラリアの旅、何かのご参考になれば幸いです。
Part3は再びメルボルンの街歩きで、州議事堂やユーレカタワーを訪問。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
4日目の朝。本日もメルボルン街歩き。
スタートはメルボルン市庁舎から。メルボルンの建築物の代表的存在ともされるレトロな建物は1854年に建築されたもの。
残念ながら今でも使われているの建物なので、特別なイベント以外内部の見学はできないようですが、外側から眺めるだけでもなかなか趣があります。
ゴエモン「時計塔が印象的だね。時計の直径は2.4メートルもあるんだって。」メルボルンタウンホール 建造物
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次の目的地はストリートアートで有名なHosier Lane。
ゴエモン「落書きも極めればアートになるのだな。」ホージャーレーン 文化・芸術・歴史
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ゴエモン「おお、鳥の絵もあるじゃないか。これはカモメさんかな?」
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ゴエモン「こっちのカラスなんかはなかなか本格的なアートだね。目に鋭さがあってなんだか怖いよ。」
長さ数十メートルの裏通りではありますが、ちょこちょこ観光客が写真を撮っていました。興味ある方はどうぞ。 -
先日も訪れた、近くにあるフリンダースストリート駅。
ゴエモン「路線ごとに次の出発時刻がアナログ時計で示されているというのが、なかなかレトロで面白いね。
もちろん内部には電光掲示板もあります。フリンダース ストリート駅 駅
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メルボルンには19世紀のヴィクトリア朝時代に起源をもつ歴史ある有名なアーケートが2つあります。
こちらは1892年にオープンしたブロック・アーケード。ブロックアーケード 散歩・街歩き
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ゴエモン「天井が高くて明るい造りになっているね。」
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そしてこちらはメルボルン最古のアーケードと呼ばれる、1870年にオープンしたロイヤル・アーケード。
ロイヤルアーケード 散歩・街歩き
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ゴエモン「こっちの方がよりエレガントな造りになっている感じだね。」
まあ要は商店街ではありますが、ヴィクトリア朝建築に興味がある方はどうぞ。なお2つのアーケードはすぐ近くにあるので、どうせなら一度に訪れるのがおすすめです。 -
少し歩いて旧財務省ビルディングにやってきました。
今は博物館になっています。旧財務省ビル 建造物
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内部にはオーストラリア近現代の歴史に関する展示物がたくさん。先住民アボリジニに関する展示もありました。オーストラリアではアボリジニの扱いがセンシティブな問題になっているらしく、アボリジニに関する展示は多くの博物館にあります。
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かつてのオーストラリアの生活用具なども展示されています。
ゴエモン「僕を調理しないように。」 -
なぜか第二次世界大戦時における、女性の貢献に関する展示もありました。
ゴエモン「戦争は男性にとっても女性にとっても嫌なものだね。」 -
こちらは近くにある聖パトリック聖堂。創建は1939年と比較的新しいですがオーストラリアでは最大規模の教会。
ゴエモン「なかなか立派な聖堂だね。」 -
内部には美しいステンドグラスも。
こちらのステンドグラスは、英国バーミンガムから取り寄せたものだそうです。 -
内部も荘厳な雰囲気。
ゴエモン「さすがは神様の居場所だね。」 -
次の訪問地はビクトリア州議事堂。大聖堂からは歩いて5分。
現在も使われている現役の議事堂です。建設は1856年。ビクトリア州議事堂 建造物
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こちらでは一日数回、無料のガイドツアーが開催されています。
議事堂内部を見学したい人は、自由見学は不可なのでガイドツアーに参加するしかありません。
入館時にはパスポート等身分証明書の提示が必要。goemonp達はパスポートを携帯していなかったのでちょっと青ざめたのですが、アプリでオーストラリアETA取得した際の顔写真付き記録がスマホに残っていたので、それで受け付けてもらえました。
なお手荷物の類は、ツアー参加前に鍵付きのクローゼットの中に預けていかなければなりません。 -
こちらは式典等が行われる広間。中央付近には、州の名前にもなっているヴィクトリア女王の像が設置されています。
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両翼に議会への入り口があり、向かって左側が民衆代表からなる下院(legislative assembly)。
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廊下には歴代の功績があった議員達でしょうか、肖像写真が壁にいっぱい飾られています。
なお先ほどの広間の絨毯は赤でしたが、こちら下院の廊下には緑の絨毯が敷かれており、たとえ王族といえども、緑絨毯が敷かれている場所には立ち入りを許さないという平民代表の気概を表しているのだそうです。 -
こちらが下院の議場。
こじんまりとはしていますが、威厳ある空間です。 -
ゴエモン「この、こん棒のようなものを持ったおじさんは誰?」
この人は英国議会から伝わる、黒杖官と呼ばれる儀典と警護を司る役職のおじさんだそうです。
ゴエモン「黒杖官なのに、どうして金のこん棒を持っているの?」
元祖の英国議会では、権威の象徴として黒い杖を持っているかららしいよ。 -
天井が高く、細かいところまで作り込まれていますね。
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中央の役人たちが座る席には、オーストラリアの法典や州で定めた規則等が収められた、百科事典のような厚い本がずらりと並べられています。この議場が現役で使われている議場であることを思い起こさせてくれます。
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続いては上院(legislative council)を見学。
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こちらの絨毯はご覧の通り赤。
さて、こちらの壁面にあるマホガニー調の壁ですが、これは何でできているでしょうか?
実は木ではなく、コンクリートでできています。
ゴエモン「木より安上がりだったのかな?」 -
こちらが上院議会。
ゴエモン「こっちの黒杖官は女の人なんだね。」 -
上院だけあって、天井も下院より精巧に作られているように見えます。
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ゴエモン「人間だけが議席を独占するのは不公平だぞ。ダイバーシティの観点から文鳥にも議席を与えるべきだ。」
いや、そもそも君はヴィクトリア州に住んでいないだろう。
ヴィクトリア州議会見学ツアー、もちろんすべて英語ではありますが、ある程度英語ができる人なら楽しめると思います。他国の議会に入れる機会なんてなかなかないので、時間がある人は是非。 -
お腹が空いたので、ハンバーガー屋さんに立ち寄りました。
goemonp妻が調べて評判がよいという「Betty's Burgers」。 -
それなりに美味しかったですが、まあこのくらいのハンバーガーは日本にもあるかなといった感じでした。ビール高いっす。
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お腹一杯になったところで、次の目的地は移住博物館です。場所はフィンダース・ストリートに面しており、駅の少し西側に位置しています。
移民博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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内部には、オーストラリア草創期からの移住に関するものが年代別に展示されています。
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初期のころには白人の移民を促進し、有色人種等の移民を阻止するため、英語のディクテーションテストを行い、有色人種の場合は少しでも間違っていると落とされたのだそうです。一度パスしてもなんとか理由をつけて間違えるまで何度もテストを行ったこともあったとか。
ゴエモン「今のようにダイバーシティは重視されていなかったんだね。」 -
こちらの博物館で面白かった展示がこちら。
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あなたは移民受け入れを審査する役人として、スクリーンに現われる移民希望者を面接し、合否を決めてください、というアトラクション。
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画面にこんな感じの移民希望者と、書類や審査のポイントが示され、インタビューの内容を聞きながら、この人を移民として受け入れるかどうかを決めるというもの。
合格を出すと希望者たちが喜ぶ様が見られる一方、そんなに悪くない候補者を不合格にすると、あとで上司役みたいな人から「え、なんで不合格にするの?」みたいなコメントがついたりしてなかなか面白い展示でした。 -
なぜか移民や移住とは全く関係のないアートも展示されていました。
ゴエモン「これはフェニックスかな。鳥のアートなので記念写真撮ろうっと。」
これはイランの神話に出てくる「シームルグ」という神秘的な鳥らしいよ。大変長生きな鳥で、雛が成長すると親鳥は火に飛び込んで死ぬとされていて、フェニックスとの類似性があるという人もいるみたい。
ゴエモン「火に飛び込んで死ぬのはいやだな。セルフ焼き鳥になってしまう。」 -
さて、本日予定の観光地は全部回ったのですがまだ時間が余っていたので、いろいろ調べた結果、前日テレビで、ペンギンの雛鳥が展示されていて大人気になっているとニュースをやっていた、シーライフ・メルボルン水族館を訪れることにしました。
シーライフ・メルボルン水族館は移住博物館のすぐ近く。ただしペンギン人気で沢山の人が押し寄せているせいか、入館料が一人50AUDオーバーとぼったくり料金。
ええい折角来たからには見なきゃ損損、という妻の一声で入館決定。メルボルン水族館 テーマパーク・動物園・水族館・植物園
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古代の巨大サメ、メガロドン展をやっていたらしく、実物大のメガロドンの顎の模型が展示されています。
ゴエモン「goemonpも一飲みだね。」 -
なんだか展示内容がサメ推しらしく、やたらサメの姿ばかりが目につきます。
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他の魚もいるはずなのですが、どこへ行ったのでしょう。
ゴエモン「まさかサメの胃袋の中に。。。」 -
オーストラリアらしく、クロコダイルに関する展示も豊富です。
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これは古代のクロコダイルの化石でしょうか。
ゴエモン「助けて~ 食われる~ ってお約束はいいから。」 -
もちろん本物もいらっしゃいます。
ゴエモン「あんまり近寄りたくないね。」 -
するうちお待ちかねのペンギンコーナーが近づいてきました。
ゴエモン「わくわく」 -
ペンギンコーナーに到着。
ガラス張りのケージの手前に、なんだかぼろ布でできた、ずだ袋のようなものが置いてあります。これはいったい何でしょう。 -
いや、実はこれこそ生まれて間もないペンギンの雛鳥なのでした。
寒さの厳しい地域に住むペンギンは、体のサイズが小さいと身体の熱が奪われやすくなりますし、餌の取れない時期にそなえて脂肪を蓄える必要があるので、サバイバルのため雛鳥もあっという間に大きくなります。(種にもよりますが、早いものでは2~3か月、展示されている王様ペンギンでは4~6か月程度で親鳥と変わらない大きさになるそうです。)
ゴエモン「僕もそうだけど、雛鳥は外敵から目立たないように地味な色合いと見た目のものが多いよ。」 -
もう少しすると、さっきのペンギンもこちらの若鳥のように、徐々に大人の羽に生え変わって一人前のペンギンになっていくことでしょう。
ゴエモン「僕の雛毛はいつ生え変わるんだ。」 -
ケージの中には小石でできた巣のようなものがあり、親鳥たちが抱卵しています。
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一生懸命抱卵中の親鳥の後ろから、怪しげなペンギンが一羽。
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どうやら巣穴から小石を盗もうとしているようです。
親ペンギン「なにすんのよ。」
怪しげなペンギン「いいじゃないか一個くらい。」 -
怪しげなペンギン「へっへっへ、首尾よく小石を手にいれたぜ。うちの母ちゃんに持って行ってやろ。」
と言っていたかどうかは知りませんが、この盗人ペンギン、何度も先ほどの巣から小石をちょろまかそうとして、親鳥が半狂乱で追い払っていました。
ゴエモン「ひどいなあ。」 -
さて一日の観光の〆は、先ほどのロイヤル・アーケードに戻って、アーケードのシンボル、クロノスの時計と、その両側に侍るゴグとマゴグの像を見学。毎正時になると、この像が動いて鐘を鳴らしたりします。
ゴエモン「ゴグとマゴグって、ヨハネの黙示録に出てくる、世の終わりになると攻めてくる悪の軍団じゃないの?なんでそんな像を飾っているんだろうね。」
どうもイギリスでは、ゴグとマゴグは「巨人の悪魔」で、人間に捕虜にされてロンドンのお城の門番となり、後にはロンドン市の守護者とされたという伝承があるらしいよ。ロイヤルアーケード 散歩・街歩き
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さて本日の夕食は、タイ料理のお店「DoDee Paidang Thai Bar and Café]。
実は一昨日行った、「11 inch Pizza」のごくご近所でありました。
ゴエモン「お店は雑居ビルの地下にあるので、初見だとちょっと入りにくいかもしれないね。」 -
しかし地下に降りてしまえば、このように明るく広々とした空間が広がっています。
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パッタイと。
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パイナップル炒飯、ソムタム等をいただきました。
なかなか本格的な味で、お値段もお手頃でいいお店でした。 -
さて食後は、メルボルンの夕陽を眺めに、ヤラ川を渡ってユーレカタワーの上にあるメルボルン・スカイ・デッキへ。
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ゴエモン「ここがメルボルン・スカイ・デッキの入り口だよ。」
メルボルン スカイデッキ 88 現代・近代建築
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メルボルン市の立体模型が展示されています。
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エレベーターでスカイデッキへ。スカイデッキはもちろん有料。チケットはオンラインで購入することも可能です。
ゴエモン「なかなかいい眺めだね。」 -
追加料金を払えば、「EDGE」というアトラクションを体験することもできます。
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これはご覧のように、ガラス張りのビルの一部が外にせり出してスリリングな体験ができるというもの。まあ眺めが変わるわけではなし、我々はやりませんでしたがスリルの好きな方はどうぞ。
ゴエモン「高所恐怖症の人には、全くおすすめできないアトラクションだね。」 -
「オーストラリアで一番高い場所にある郵便箱」なるものもありました。どうもスタンプは有料のようですね。
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夕焼け空の下に広がるメルボルンとヤラ川。
ということで4日目もおしまい。
Part4はヤラバレーワイナリーツアーに参加。
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