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ブハラはサマルカンドと並ぶ、シルクロードの古都だ。ブハラの観光で、特に印象的だったのは、モンゴル襲来の被害を免れた建造物であった。カラーン・ミナレットは高さ46mを誇り、左右に壮大なモスクとメドレセを従えていた。イスマイール・サーマーニ廟は、かご織模様の壁が、ことのほか美しかった。いずれも、色でなく、レンガの組み方によって、精緻な模様を作り出していた。<br /><br />文化的伝統を保つ古都らしい、伝統舞踊のショーも見事だった。

長い歴史を持つ建造物と民族舞踊を楽しんだブハラ:シルクロードの古都を訪ねようとウズベキスタンへ (3)

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2024/05/28 - 2024/05/28

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Takashi

Takashiさん

ブハラはサマルカンドと並ぶ、シルクロードの古都だ。ブハラの観光で、特に印象的だったのは、モンゴル襲来の被害を免れた建造物であった。カラーン・ミナレットは高さ46mを誇り、左右に壮大なモスクとメドレセを従えていた。イスマイール・サーマーニ廟は、かご織模様の壁が、ことのほか美しかった。いずれも、色でなく、レンガの組み方によって、精緻な模様を作り出していた。

文化的伝統を保つ古都らしい、伝統舞踊のショーも見事だった。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.5
交通
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
観光バス 徒歩
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
利用旅行会社
クラブツーリズム
  • 5月27日。サマルカンドからシャフリサーブスを経てブハラに到着していた。<br /><br />ブハラは、2,500年以上の歴史を誇り、サマルカンドと並び称される、シルクロードの主要都市だ。9世紀の後半から栄え、モンゴル襲来で一度衰えたが、16世紀後半から再び勢いを取り戻した。<br /><br />ブハラでの宿泊先はガーデン・プラザ・ブハラ。写真のような立派な吹き抜けがある豪華ホテルだ。当然エレベーター付き。

    5月27日。サマルカンドからシャフリサーブスを経てブハラに到着していた。

    ブハラは、2,500年以上の歴史を誇り、サマルカンドと並び称される、シルクロードの主要都市だ。9世紀の後半から栄え、モンゴル襲来で一度衰えたが、16世紀後半から再び勢いを取り戻した。

    ブハラでの宿泊先はガーデン・プラザ・ブハラ。写真のような立派な吹き抜けがある豪華ホテルだ。当然エレベーター付き。

  • 部屋は清潔で、バス付だ。ここに2泊である。

    部屋は清潔で、バス付だ。ここに2泊である。

  • 5月28日。朝食ビュッフェも立派だ。

    5月28日。朝食ビュッフェも立派だ。

  • 朝食後、早速ブハラ観光に出発である。バスでイスマイール・サーマーニ廟の近くまで送ってもらい、この後は歩いて観光となる。<br /><br />イスマイール・サーマーニ廟は9世紀末から10世紀にかけて作られた。砂に埋もれていたため、モンゴル襲来時の破壊を免れた。ガイドさんは住民たちが砂で覆って隠したと言っていた。<br /><br />レンガ造りの美しい建物だ。

    イチオシ

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    朝食後、早速ブハラ観光に出発である。バスでイスマイール・サーマーニ廟の近くまで送ってもらい、この後は歩いて観光となる。

    イスマイール・サーマーニ廟は9世紀末から10世紀にかけて作られた。砂に埋もれていたため、モンゴル襲来時の破壊を免れた。ガイドさんは住民たちが砂で覆って隠したと言っていた。

    レンガ造りの美しい建物だ。

    イスマイール サーマーニ廟 史跡・遺跡

  • 一部を拡大した。かご織模様の壁が特に美しい。

    一部を拡大した。かご織模様の壁が特に美しい。

  • 中に入ると、精緻な美しさが、よりはっきりする。レンガの組み合わせで壮麗な模様が作られている。

    イチオシ

    中に入ると、精緻な美しさが、よりはっきりする。レンガの組み合わせで壮麗な模様が作られている。

  • 一部を拡大した。

    一部を拡大した。

  • つぎに訪ねたのはボロハウズ・モスク。立派なクルミの木20本が前面の柱として使われている。

    つぎに訪ねたのはボロハウズ・モスク。立派なクルミの木20本が前面の柱として使われている。

  • そしてアルク城に到着した。2000年以上にわたる歴史があり、破壊されては再建されてきた。ブハラは、この城を中心として発展したのだ。<br /><br />写真は入り口部分と、周囲の城壁である。

    そしてアルク城に到着した。2000年以上にわたる歴史があり、破壊されては再建されてきた。ブハラは、この城を中心として発展したのだ。

    写真は入り口部分と、周囲の城壁である。

    アルク城 城・宮殿

  • 城内へ入り、ガイドさんの案内で、屋外にある見晴らしの良い所へ行った。立派なミナレットやドームが見え、古都の雰囲気を味わえる。ミナレットはブハラのシンボルであるカラーン・ミナレットだ。

    城内へ入り、ガイドさんの案内で、屋外にある見晴らしの良い所へ行った。立派なミナレットやドームが見え、古都の雰囲気を味わえる。ミナレットはブハラのシンボルであるカラーン・ミナレットだ。

  • アルク城は長く、宮殿として使用され、その主要部は、今日、博物館になっている。私たちは展示品を見て回った。写真は武具で、身に着けるものは鎖帷子の様に見えた。

    アルク城は長く、宮殿として使用され、その主要部は、今日、博物館になっている。私たちは展示品を見て回った。写真は武具で、身に着けるものは鎖帷子の様に見えた。

  • アルク城の見学を終え、城壁沿いに東へ歩いて行った。城壁脇の広場は子供たちの遊び場になっている。

    アルク城の見学を終え、城壁沿いに東へ歩いて行った。城壁脇の広場は子供たちの遊び場になっている。

  • 前方にカラーン・ミナレットが見えてきた。

    前方にカラーン・ミナレットが見えてきた。

  • 少し進んで、カラーン・ミナレットの立つ広場へ出た。正面にカラーン・ミナレット、向かって右にカラーン・モスク、左にミル・アラブ・メドレセが鎮座している。この光景は衝撃的で、サマルカンドのレギスタンに迫るレベルの美しさだろう。逆光で、全体像のいい写真を撮るのは難しかったけれど。

    少し進んで、カラーン・ミナレットの立つ広場へ出た。正面にカラーン・ミナレット、向かって右にカラーン・モスク、左にミル・アラブ・メドレセが鎮座している。この光景は衝撃的で、サマルカンドのレギスタンに迫るレベルの美しさだろう。逆光で、全体像のいい写真を撮るのは難しかったけれど。

    カラーン ミナレット 寺院・教会

  • 少し場所を変えても、ダメ。

    少し場所を変えても、ダメ。

  • カラーン・ミナレットとカラーン・モスクだけなら、まだ何とかなる。<br /><br />カラーン・ミナレットは1127年に建てられた。高さは46mある。尖塔の高さも加えると48mだそうだ。レンガの組み方によって模様を作る点ではイスマイール・サーマーニ廟と共通点がある。<br /><br />チンギス・ハーンが敬意を表したことによって、このミナレットは破壊を免れたとされる。

    カラーン・ミナレットとカラーン・モスクだけなら、まだ何とかなる。

    カラーン・ミナレットは1127年に建てられた。高さは46mある。尖塔の高さも加えると48mだそうだ。レンガの組み方によって模様を作る点ではイスマイール・サーマーニ廟と共通点がある。

    チンギス・ハーンが敬意を表したことによって、このミナレットは破壊を免れたとされる。

  • カラーン・ミナレットの別の写真を拡大した。レンガが作る模様がハッキリ分かる。<br /><br />上層部のごく一部には色タイルも使われている。ティムールによって広がった青タイル装飾の原型とも考えられている。

    イチオシ

    カラーン・ミナレットの別の写真を拡大した。レンガが作る模様がハッキリ分かる。

    上層部のごく一部には色タイルも使われている。ティムールによって広がった青タイル装飾の原型とも考えられている。

  • ここでバザールへ。ブハラの名物の一つは刃物。コウノトリの形をしたハサミを売っていた。

    ここでバザールへ。ブハラの名物の一つは刃物。コウノトリの形をしたハサミを売っていた。

  • さらにウルグベグ・メドレセを見学した。サマルカンドのより、こちらの建造が早い。

    さらにウルグベグ・メドレセを見学した。サマルカンドのより、こちらの建造が早い。

    ウルグベク メドレセ (ブハラ) 史跡・遺跡

  • 昼食のメインは焼きラグマン。ラグマンはうどんによく似ている。<br /><br />そしてホテルに帰って休憩。一番暑い時刻は休憩がいい。

    昼食のメインは焼きラグマン。ラグマンはうどんによく似ている。

    そしてホテルに帰って休憩。一番暑い時刻は休憩がいい。

  • 夕方、ラビハウズに向かう。まずは近くのお店を見学。写真は、指人形の実演である。

    夕方、ラビハウズに向かう。まずは近くのお店を見学。写真は、指人形の実演である。

  • ラビハウズはこの池の名前だ。<br /><br />近くにナディール・ディヴァン・ベギ・メドレセがある。

    ラビハウズはこの池の名前だ。

    近くにナディール・ディヴァン・ベギ・メドレセがある。

  • ナディール・ディヴァン・ベギ・メドレセの入り口。ここは神学校だったが、今は観光用施設だ。今夜の夕食会場で、食事をしながら民族舞踊を鑑賞できる。<br /><br />入り口の上面には鳳凰が獲物を掴んで飛ぶ姿が描かれている。<br /><br />

    ナディール・ディヴァン・ベギ・メドレセの入り口。ここは神学校だったが、今は観光用施設だ。今夜の夕食会場で、食事をしながら民族舞踊を鑑賞できる。

    入り口の上面には鳳凰が獲物を掴んで飛ぶ姿が描かれている。

    ナディール ディヴァンベキ メドレセ 史跡・遺跡

  • 中庭に沢山のテーブルが並んでいる。私たちは、比較的、観覧に便利な場所に座れた。<br /><br />ディナーのメインは魚料理。<br /><br />じきに民族舞踊が始まった。伝統的と思われる衣装を見るのも楽しい。

    中庭に沢山のテーブルが並んでいる。私たちは、比較的、観覧に便利な場所に座れた。

    ディナーのメインは魚料理。

    じきに民族舞踊が始まった。伝統的と思われる衣装を見るのも楽しい。

  • リズミカルな動きだ。

    リズミカルな動きだ。

  • 宮廷風な衣装も登場する。

    宮廷風な衣装も登場する。

  • 激しい旋回舞踊だ。

    激しい旋回舞踊だ。

  • ファッションショーも行われる。

    ファッションショーも行われる。

  • 楽団員を背に見えを切る。

    楽団員を背に見えを切る。

  • 情感のこもった踊りだ。<br /><br />すっかり民族舞踊を楽しんだ夜だった。

    情感のこもった踊りだ。

    すっかり民族舞踊を楽しんだ夜だった。

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