2024/04/10 - 2024/04/23
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ニッシーさん
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かつてペルシャ帝国として栄華を誇った中東の大国イラン、中東戦争からイラクやアメリカやイスラエルとの軋轢等、常にきな臭く危ないイメージでしたが、歴史を紐解くと世界大戦時にドイツ軍がソ連に侵攻した際、イギリスが主導した連合軍側はモスクワへのルートを作る為にペルシャ湾とカスピ海を繫ぐべくイラン縦貫鉄道が建設された、途中には4000m級の山脈を越えるために、イラン政府と各国の建設業者は当時の建築技術を駆使して巨大なループ線や橋梁やトンネルなどで高低差を克服した鉄路1394kmが1938年に開通した、その厳しいルートを克服した土木工事技術などが認められて2021年に世界遺産登録されていた、これは是非乗ってみたいと計画、またイランVISAが今年の2月からは不要となったのはよかったが、イランはインターネットや、クレジットカードが使えない、現地情報もほとんど無いに等しい中なんとか鉄道予約サイトを見つけて切符の予約を試みるがなかなか予定通取れない、まあ行けばなんとかなるだろうと出発したが、さてどうなることやら
- 旅行の満足度
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- タイ・ベトジェットエア
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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08:55,福岡空港からTHAI VIET JETでバンコクへ出発、以前はタイ航空が就航していたが今は撤退して、代わりにLCCが2社就航している、
当初はカタール航空を予約、福岡ーソウルードーハーテヘランの予定でしたが、出発の2週間前に帰国のテヘランードーハ便がフライトキャンセルとなり、その先乗り継ぎが大きく変更となるとの知らせが来たのでキャンセルしてこちらに振り替えた福岡空港 空港
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バンコクでトランジットして、16:50,プーケットに到着した、次の便まで時間がある、タイ入国はバンコクで既に済んでいるのでそのまま空港の外へと出てみた
プーケット国際空港 (HKT) 空港
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空港滑走路はビーチにそば、離発着する飛行機が見れる
マイカオ・ビーチ ビーチ
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空港に戻り、23:15発のSALAM AIR便にチェックイン、タイのリゾート島は今ではアジア各地はもとよりオーストラリアや中東からの直行便がいくつも乗り入れてくる国際リゾート島の様相だ
プーケット国際空港 (HKT) 空港
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出発までまだまだ時間がある、いずれもLCCで機内サービスは有料な為にラウンジでアルコールと夕食と一休み、ココナッツ味のタイカレーをいただく、機内では寝るだけと割り切ってラウンジを利用していく
バンコクのラウンジでも軽食をいただいたが、バンコクのラウンジでは10分ほどですが肩マッサージのサービスまでありました、ありがたい -
プーケットから6時間30分、暗闇の中に町の明かりが見えてきた
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02:45,オマーン・マスカット空港に到着した、初めて降り立つ地だ
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トランジットのためにセキュリティーチェックを受けて出発エリアへ、
ドバイやドーハの空港同様に、マスカットの空港も巨大で新しい空港ターミナルですマスカット国際空港 (MCT) 空港
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深夜のためか乗客は少ないが免税店はオープンしている
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オマーン国立マスカット博物館の展示コーナーもある
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テヘラン行は08:15発、ここでもたっぷりと時間があるのでラウンジでシャワーを浴びて朝ご飯をいただきます、ちょうどこの日はアルコールが飲めない日のようで、残念ながらビールなどの提供はなかったが、豊富な食事内容と広々としたラウンジ内のソファーで少し仮眠、過去利用した世界中のラウンジの中で個人的にはナンバーワンです
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広く美しい空港、ドバイやドーハは結構混雑していますがこちらはまだまだ利用客が少なそう、穴場です
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石油産油国の空港はどこも砂漠の中とは思えない素敵な空港でした
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08:15,マスカットを出たSALAM AIR、眼下にマスカットの町並みを見てホルムズ海峡を渡りイランへ
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10:25,テヘランに到着、2024年2月から日本国パスポートはイランVISA無しとなり、入国も至ってスムーズでした、タクシーや両替屋が声をかけてくる、両替窓口のレートと比較してレートがよかったので?からイランリアルに交換、イランではVISAやマスターカード海外海外クレジットカードが使えないので現金は必修だ
エマーム ホメイニー国際空港 (IKA) 空港
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事前のリサーチでは空港から地下鉄がテヘラン中心部へと繋がっているとなっていたので空港ターミナルを出て隣の地下鉄窓口へ、空港連絡線は最近開通した模様ですが、列車の運行はまだ2時間に1本ぐらいの超間引き運行しかない
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テヘランのメトロは7路線、この空港はかなり郊外にあるのでテヘラン中央駅までは2時間近くかかる模様です
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さてどうしようかとと思案していると、鉄道窓口のスタッフがメンテナンスの人が地下鉄の運行がある駅までタクシー代わりに車で送るよと声をかけてくれたので交渉成立、高速をぶっ飛ばすこと約20分
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テヘランメトロ1号線の空港線との分岐駅に到着、ここからなら頻繁に走っているそうだ
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切符を買いホームに入るとちょうど出たばかりでしたが、すぐにまた電車がきた、今回イランの鉄道初乗車です
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7両編成の電車、車内は明るくきれいな車両、中国製かな?前後車両は女性専用車両に区切られている、しばらくは地上を走っていたが、都心に近づいてきたのだろう地下に突入、面白いことに色々な車内販売がやってくる
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地下鉄マップと駅名表示をにらみながら乗換駅で2度乗り換え、都心部は結構乗降客が多い
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ホームには乗り換え案内も多くはないが表示があり、なんとかテヘラン駅へ到着、駅には自動改札機がある
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地上に出ると目の前にテヘラン駅
テヘラン鉄道駅 駅
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駅前広場とテヘランの町並み、奥には雪をかぶった山々が見える
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手荷物検査を受けて駅構内へ
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出発案内板がありますがペルシャ語?アラビア語?、これはわかりません、たまに英語表記があった、本日15:15発アフワーズ行列車の切符は日本でネットで所得済みでしたが、帰りのアフワーズからテヘラン行の切符が取れなかったので窓口で購入しようと思ったが満席で取れない、まあ明日までにキャンセルが出るかも、現地でトライしてみよう
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駅構内の売店で車内のドリンクとつまみを購入
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出発までテヘラン駅構内を見学、ホームには各列車の出発30分前ぐらいに改札が始まる様でそれまではホームへは行けない
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15:15発アフワーズ行118列車の改札が始まりました、
係員に乗車券とパスポートを見せると、外国人はポリスの証明が必要だと言われて慌ててセキュリティーに戻ってポリスのサインをもらいに行く -
ようやくホームに入場して列車にご対面です
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客車を引く先頭はアメリカ製のディーゼル機関車
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ペルシャ語の数字を見ながら自分の客車へ、アフワーズ行列車は1日2往復あるようだ、終点のアフワーズ到着は翌朝06:45の予定です
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ヨーロッパでおなじみのコンパートメント客車です、車掌室では紅茶やお菓子の販売がある
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コンパートメントは6人、3段式寝台です
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車内はペルシャ文字以外は特に違和感ありません、その後シーツとミネラルウォーターが配布されました、、快適です
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15:15,定刻通りにイラン縦貫鉄道アフワーズ行列車の出発です、テヘラン駅を出るとすぐに雪山が見えました
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コンパートメントではテヘランからアフワーズに帰るというおじさんと2人だけ、フルーツでもどーぞとお裾分けしてくれる
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紅茶を飲みながらフルーツをいただき、英語混じりでおしゃべり
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テヘランを出た列車は30分もすると車窓には原野が広がる
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列車には食堂車はないが車内で暖かい食事が購入できる、お昼ご飯を食べてなかったので頼んでみた、チキンと焼きトマトに長いお米の白ご飯、バターがついているのでバターライスにすると意外にうまい、ヨーグルトとナンもついていた
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車窓には延々と原野が広がる、
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テヘランを出て2時間、ようやく町並みに入ってきた
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列車はホームに入線、他の列車も見える、比較的大きな町のようだ
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17:35,QOM 駅に停車、この駅から小学生のベリオンミー君とサイさん夫婦が乗り込んできた
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コムの街をでると車窓にはまた荒野が広がる
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時折、長大な貨物列車がすれ違う、アフワーズはペルシャ湾に近い油田の街、石油輸送等の貨物輸送が列車で行われているのでしょう
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19時前、あたりは日は暮れて、砂漠にわずかに雨も降る
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20:30,列車はARAK駅に10分ほど停車した
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車内で本日の夕食をいただく、今度はまるごとチキンとサフランライスでした、もうおなかがいっぱいです
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ベットにシーツをひき、枕とかけ布団を出しておやすみ準備
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21:30,SHAZAND駅に停車、その後は心地よい揺れとレール音を聞きながら夢の中へと
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05:37,目が覚めるとANDIRIESHK駅に停車していた
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駅構内には多くの石油タンク貨車が並んでいる
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トイレで洗面する、便器はイスラム式のトイレ、流すためのホースがあります
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隣の車両には便座を置いた洋式タイプもありました
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朝焼けです
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06:00,車窓に遊牧民の姿が見える
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ずっと荒野だった車窓から緑の畑が見えるようになってきた
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06:15,SHUSH駅に停車
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5分ほど停車していると貨物列車がすれ違って行った
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07:15,車窓には町並みが見える
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反対の車窓には小麦畑が広がる
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テヘランから走ってきたイラン縦貫鉄道は今も重要な路線のようです、線路はよく整備されて、高速でさほど揺れもなく快適に走行してきました、新しいレールの付け替えの作業車が見えました
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アフワーズの街でしょうか?石油タンクや火を噴く鉄塔が遠くに見える、油田地帯なのですね
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アフワーズの町並みに入ってきました
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08:15,終点アフワーズに到着です、乗車券には06:45到着と記載されていたのですが1時間30分の遅れということですね
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テヘランから17時間の乗車でした、線路はこの先ペルシャ湾の積み出し港のあるHORRAMSAHRまで伸びていますが、この列車はここまで
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機関車は切り離されて機関庫へと回送
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客車カラーは色々です
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後ろに入れ替えようでしょうか、年季入った機関車が連結されてホームを離れて車庫へと回送されていった
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イランの鉄道駅には必ずあります、お祈りのためのモスクで男女は別になっています
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トイレも古いがきれいにされていました、イランではその後も男性用の小便器は見ることがなく、全て個室でした
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アフワーズ駅
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アフワーズ駅前
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折り返しテヘラン行は13:00、帰りの切符を取ろう窓口で粘るが、やはり満席で、1席ぐらいなんとかなりそうなものの空きが無いと、窓口の駅員さんは英語がしゃべれる方を電話でつないでくれたり、一生懸命PCをチェックしながら対応してくれるのだが、
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出発前にキャンセルする客が切符を持ってきたので、期待が持てたが、結局切符の発券がされず、ネット環境も悪く繋がりずらい、予約システムとかはまだまだ脆弱なのかな、目の前に13:00発テヘラン行列車を見送ることに
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明日の切符ならあるよと言ってくれたが、明日はテヘランからカスピ海へのルートの往復の切符の予約ができているので、なんとしても明日の午前7時までにはテヘランに戻りたい、駅前からタクシーをつかまえて長距離バスターミナルへ向かう
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駅から約10分、町外れの廃墟のような地域にバスターミナルがあった、しかしあえなく、この時間からはテヘラン行のバスは無かった、ちなみに飛行機も本日は運行なしとのことでした
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仕方ない、もうどうすることも出来ないので諦めて本日はアフワーズに泊まることにしようと再びタクシーでアフワーズの街へ向かう
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紹介してもらったホテルへ、今後のスケジュールを再考してみよう
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4星のホテルは建物は古そうだがロビーも広く明るく、室内は欧米のホテルと遜色ない、アメニティもフル装備、ミネラルウォーターと電気ポットもある、バスタブがあり久しぶりの湯船につかり少し休憩しよう
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部屋からの眺め
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夕方になってアフワーズの街に再び出てみた
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橋を渡り駅までお散歩
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夕方のアフワーズ駅は混雑していました、駅の窓口で明日のテヘラン行切符を入手、テヘランから先の予約していた切符を先の日に変更してもらう、
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ホームにはペルシャ湾沿いイラク国境に近いホラムシャハル行のローカル列車です
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仕事帰りの人とでしょうか、荷物を持ったお出かけの人たちでしょうか、かなりの混雑です
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ディーゼル列車がアフワーズを出発していった
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同じホームにはマシュハド行の長距離列車も出発準備、こちらは2階立ての座席車両が繋がる、マシュハドはイラン第2の都市でイランの人にとっては1番大事な宗教施設がある街で乗客の皆さんはそこにお参りに行く人たちで大賑わいです、日本でいうとお伊勢参りに行くようなものでしょうか
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ディーゼル機関車に引かれて出発していった、その後の駅には静けさか広がる
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本来の予定ではアフワーズを日帰り予定でしたが思わずゆっくりと過ごすことに、夕方の駅も見れたのでそれはそれでよかったかな、駅前の公園を散歩してホテルへ戻ります
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夜のアフワーズの街は光にあふれていましたが、軽い夕食をとり、やはりビールなどのお酒はどこにもありませんでした、ホテルに帰って休みます・・・続く・・・
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