バルト２国とポーランドを往くおじさん一人旅１６日間　その５ トラカイへ日帰り旅

日帰りでトラカイ城を訪ねます。
トラカイはビリニュスから３０ｋｍほどの所、バス便が充実しています。
ビリニュスのバスターミナルは駅の横にあります。
鉄道よりバスが発達しているようで利用者も多いようです。

出発ゲートがたくさん並んで居ます。

トラカイへは６番ゲートを利用します。

９：００発でトラカイ着は９：４０です。
バスは定刻通りに出発です。

バスターミナルからトラカイ城までは２．５ｋｍ、歩いて３０分です。
夏は電動車が出てると聞いていたが、それらしきものはありません。
タクシーもいません。
と言うことでこんな道をひたすら歩きます。
湖にそって行く道で景色が良いので飽ることはありません。
左の湖はトトリシュキュウ湖。

到着です。
おー、良い眺め。
ガルヴェ湖に浮かぶ島に立っているので橋でしか行けません。
橋は３００ｍの長さがあります。

君主ケストゥティスが作り始め、息子のヴィスタウタス大公が１４０９年に完成させた城です。
当時、ここがリトアニアの首都でした。
ヴィスタウタス大公がケディミナスに狩りに出かけたのもこの城からでした。
そして、ヴィスタウタス大公は１４３０年にこの城で亡くなった。
その後廃墟となったが、１９６１年から復元された。

立派な門にはウクライナの国旗が掲げられています。
入場料は１２ユーロです。

門を抜けると右側に宮殿がある。

宮殿側から見た城壁と入口の門。

城壁。
赤いレンガ造りで美しいです。

宮殿に行ってみましょう。

階段を上がって橋を渡って行きます。

入口の橋は跳ね橋になっています。

宮殿の中は博物館になっています。
当時の服装などが知れて面白いです。

公爵広間。
１０ｘ２０ｍの大きさがある。

公爵座。

3階造りの宮殿は木製の回廊が廻らされ、各部屋に行き来できるようになっている。

各部屋は展示室になっています。

帰りは来た時とは逆のルコス湖側の湖沿いを歩きます。
インフォメーションセンターお薦めの道です。

ビリニュスに帰って来ました。
駅と夜明けの門の真ん中にあるハレス市場です。
１９０６年に建てられた屋根付きの市場。
ハレスと言うのは屋根付きの建物という意味だそうです。

野菜の店が多いが、肉やチーズ、総菜の店もあります。

市場前の歩道も野菜を売る人が続きます。
こっちの方が新鮮みたいでした。

夜明けの門を通って旧市街へ行きます。

メイン通りは夜明けの門通り。
５０ｍ置きにウクライナ国旗が掲げられています。
右の建物から夜明けの門の２階の礼拝所へ上がれます。

聖霊教会。
ロシア正教の教会。
門の上の十字架がキの字になっている。

門も教会もピンク一色です。

身廊はバロック様式で飾られていてちっともロシア正教らしさはない。

祭壇はピンクとは対照的にみどりです。

いやぁ、なかなかすごい祭壇です。
本当にビリニュスの教会には驚かされます。

夜明けの門通りの美しいホテル「st Place hotel」

続いて聖三位一体教会。
ウクライナ・カトリックと言う他では聞かない宗派の教会。

リトアニア・ポーランドの連合国がウクライナやベラルーシに侵攻した時に新しく興した宗派。
東方正教を尊重しながらローマ法王に使えると言う打算的な宗派です。

祭壇にはウクライナ国旗があります。
礼拝はウクライナ語でするそうです。

表には鐘楼。

今年４００年を祝うポスター。

カジミエル教会。
１６０４年にイエスズ会が建てた教会。
カジミエルはリトアニアの守護聖人です。

その後はリトアニアの歴史をたどるような運命に弄ばされます。
１６５５年ロシア軍の攻撃で焼失。
１７０７年、１７４９年にも焼失。その後再建。
１９世紀にはフランス軍が穀物倉庫に利用。
１８３９年ロシア正教へ改築、玉ねぎ頭となる。ドストエフスキーも礼拝した。
１９１５年ドイツ・ルター派教会になる。
１９１９年イエズス会に戻る。
１９４９年ソビエトの穀物倉庫。
１９６３年無神論博物館になる。
１９９１年リトアニア独立によりイエズス会の教会となる。

バロック様式の祭壇とドーム。

側廊にもバロック様式の祭壇があります。

こちら側にももう一つの祭壇。

市庁舎広場前で昼食。
ソーセージと思ったらじゃがいもをソーセージ型に焼いたものでした。
カリカリで美味しい。

向かいのカフェの入口の銅像がウクライナ国旗を掲げています。

メイン通りのディジョイ通り。

ディジョイ通りから続くピリエス通り。

ヴィリニュス大学を訪ねます。
２階ホールの四季のフレスコ画と古書室を見たいと思います。

が、なぜか本日お休み。

立派なドアだけ見て諦めます。

大学の隣は大統領官邸です。

おととい、７月１２日にはNATOの首脳会議が開かれました。
岸田総理も出席しました。

正面玄関にはNATO首脳会議を知らせる旗とウクライナ国旗の青と黄が飾られています。

ちょっと裏通りを歩いてみます。
スカポ通りです。

メイン通りの１本裏なのですが、この静けさです。

トンネルの向こうはメイン通りのビリエス通りです。

レンガ造りの由緒ありそうな古い建物がカッコ良いです。

もう一度別の裏通りに入ってみます。
こういう風情も大好きです。

夕食は昨日に続いてエトノ・ドゥヴァーラスです。
但しこちらは、国立フィルハーモニーの近くの店舗。
昨日の料理がおいしかったのでまた来ました。
満席です。

テラス席をあきらめて店内にしました。
肉を食べたかったのでステーキにしました。
美味かった。

明日は飛行機でポーランドのクラクフへ行きます。