2023/02/24 - 2023/02/24
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Tagucyanさん
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年度末が迫ってきた2月下旬、有休の消化を兼ねて休みを取って、北関東の、5県の県境が入り組んでいるところに来ています。
午前中からいくつもの県境を越えたりしたあと、茨城県境町の町内を定期運転をしている自動運転バスに乗ったりしていました。
最後に、このあたりにある5つの県のうち、路線バスでわずか6分間で通り過ぎてしまっただけになっていた千葉県内に行きます。境町内で自転車を借り、利根川を渡るだけですが。
渡った先は千葉県野田市。少し前まで関宿町という町だったところ。千葉県の北の一番端っこになります。
ここは地形的に利根川と江戸川が分岐する、かつては水運で重要な場所だったところで、そこを仕切っていた関宿藩のお城があります。そのお城跡にある博物館を見学したりしました。
最後は境町に戻り、東京駅行きの高速バスに乗ります。余裕をかましていたのですが、全く想定していなかった圏央道の大渋滞にハマり、えらく時間がかかってしまったのでした。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
【その3】からのつづき
茨城県境町内を行く、自動運転バスに乗車。
高速バスターミナルに到着した。境町高速バスターミナル 乗り物
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この高速バスターミナルには、カーシェアとサイクルシェアがある。
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ということで、ここから自転車を借ります、というがシェアします。
全国のサイクルシェアを網羅しているスマホのアプリがあって、そこから予約。レンタルの開始・終了も、カギの開閉もすべてアプリで操作。 -
では出発♪
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のんびりした町の中。
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畑と住宅地が半々くらい。
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表通りに出た。
この先に、さっき自動運転バスに乗った「道の駅さかい」がある。 -
さっき自動運転バスに乗ったところ。
もう1台の車両(2号車だった)が停まっていた。
ここまで自転車で15分。
私がさっき乗ってた車両(3号車)の折返しは、このあとここに着く予定。道の駅 さかい 道の駅
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道は、そのすぐ先にある利根川を渡る。
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ここが県境。川を渡ると千葉県。
「道の駅さかい」まで乗っていた路線バスが、千葉県内をわずか6分間で通過してしまったので、律儀にやってきました(笑) -
川を渡って今いるところは千葉県のこのあたり。北の端っこ。
チーバ君で言えば、鼻の先っちょ(笑)
正直、こんな内陸まで来たのに千葉県というのは、個人的には結構不思議な気分だったりする。
地図素材 Map-It マップイット(c) より -
このあたりは、現在は野田市の一部になっているが、少し前までは関宿町という町だった。
といってもここはかなり町外れ。 -
こういう道を自転車で行くの、いいですね~
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城が見えてきた。ここにあった関宿城というお城。
江戸時代はこのあたりは城下町だったようなのだが、明治になってお城がなくなって、ただの農村になったようだ。 -
ここは、地理的に利根川と江戸川が分岐する水運の重要な拠点で、その地に建っていたお城。
現在の建物は平成になってから再建されたもの。 -
建物は千葉県立の博物館になっている。
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では、せっかくここまで来たので見学していきましょう。
千葉県立関宿城博物館 美術館・博物館
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エントランスの部分。
受付の人がいるところから奥が有料エリア。 -
やはり水運に関する展示が目立つ。
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このあたり、川の流れが付け替っている。
その時の工事の様子がジオラマになっていた。 -
当時の写真。
線路敷いて機関車で資材を運搬してたんですね。 -
その改修の概要をまとめた当時の文書の複製。
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当時の、利根川(上)から分岐する江戸川(下の方に流れている)の様子。
現在とは位置が違ってます。 -
関宿城を中心として関宿藩という藩があった。
この辺りの水運を仕切っていたようだ。 -
お城なので殿様がいて、こういう展示もある。
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関宿藩は廃藩置県で「関宿県」となり、その後「印旛県」となって、最終的に現在の「千葉県」となったとのこと。
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旧関宿町は、太平洋戦争終結時の首相だった鈴木貫太郎が幼少期と晩年に住んでいたところ。
この博物館のすぐ近くに記念館がある(現在は休館中)。 -
一番上の階(4階)が展望台のようになっている。
利根川と江戸川が分流している方向を見る。
江戸時代は目の前で分流していたのが、付け替って遠くの方になった。 -
お城の周辺。現在は門前町はなくて、ただの農村地帯。
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3階は企画展示室になっていて、この時は「昔のくらし展」をやっていた。
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こういう昔のものの展示、見てるの好きなんですよ~
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手前からおひつ、釜、電気炊飯器、七輪。
電気炊飯器は、私が小さい頃、こんなのが自宅にあった気がする。 -
昔の家にあった懐かしい品々。
私が在宅勤務の時は、今でも真ん中にあるようなちゃぶ台で仕事してますが(笑) -
博物館での見学を終え、その北側にある公園に行ってみた。
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博物館の北側にある公園。ここのあたりが千葉県最北端。
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今いるところ。
先ほど書いたように、明治になって川の位置が変わり、でも県境は昔のままなので、公園内を県境が走っている。 -
公園の先まで来た。
ホントはここが千葉県最北端であるべきところだけど、実際は思いっきり茨城県内になる。 -
では、元来た道を戻りましょう。
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さっき渡った利根川の橋。
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再び、茨城県境町に戻ってきた。
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町内をブラブラ走って、バスターミナル着。
SK1006号車、お世話になりました。
なお、サイクルシェアの施設は町内に何ヶ所かあって、返却するのはどこでもよい。 -
ここからは高速バスに乗って帰る。
が、少し時間があるので、近くのカフェへ。8代葵カフェ ハワイ境店 グルメ・レストラン
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8代葵カフェハワイ境店。
「境町観光情報発信施設」を兼ねたお店。 -
内部。奥がイートインのエリアになっている。
この写真の手前には境町のPRコーナーと、パン屋さんがあった。 -
お店の名前通り、メニューはハワイアン。
境町とハワイのホノルルが友好都市である、という縁もあるようで -
私はテイクアウトでブレンドコーヒーを購入。
最近のテイクアウト用の紙コップはオシャレですねえ。 -
バスターミナルに戻ってきた。
境町高速バスターミナル 乗り物
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このバスターミナルは、今のところ東京駅行きの高速バス(1日8往復)と、町内の自動運転バスのみが発着。
だからなのか、建物もトイレもない。バス停のところに簡単に屋根がかかっているだけ。
奥に見えているコンテナは、運転士さんの休憩施設。 -
建物もトイレもない無人のバスターミナルだけど、パーク&ライドや、カーシェア、サイクルシェアの設備があって、町内の移動には利便性がよくできている。
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境町~東京駅線のパンフレットが置いてあった。
1日8往復で、JRバス関東の佐野支店と、関東鉄道バスのつくば中央営業所が4往復ずつ担当する共同運行。
どちらの営業所も、このバスターミナルまでかなり遠いんですけど。 -
さっき買ったコーヒーを飲みながら、あそこに停まっているバスが来るのを待つ。
今度のバスはJRバス関東の車両。さっきどこかから回送でやってきた。佐野支店から遠路はるばる回送されてきたのかは不明。 -
今日は、もともと夕方から天気が悪くなる予報。
このあたりで、とうとう雨がポチポチ落ちてきた・・・ -
と思ったら、あっという間に土砂降り^^;
さっき自転車に乗ってるときじゃなくて良かった。 -
その大雨の中、コンテナ休憩室から運転士さんが出てきて、バスがこちらにやってきた。
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車内。トイレは、バスターミナルにはないけど車内にはある。
本日最終のこの便には、最終的に10人くらい乗ってきた。
東京駅まで、現金1,800円でICカードだと1,600円。
通勤通学定期の設定もある。町民には定期券の半額補助の制度もあるとか。 -
雨の中、高速バスターミナルを出発。
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5分ほど走って、境古河ICから圏央道に入る。
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このあたりの圏央道は片側1車線の対面通行。
5kmぐらい走ったら、大渋滞につっかかる。
我が家の近くも通っている圏央道、渋滞のイメージがあまりないので想定外だった。 -
結局渋滞区間は10km以上続いた。
東北道との久喜白岡JCTの手前。ここでやっている工事が渋滞の原因だったようだ。
少し前に見えるバスは成田空港発宇都宮行きのバス。
なるほど、圏央道経由か。 -
その工事区間から抜けて、ようやく流れ出した。
久喜白岡JCT。ここから東北道に入る。
「定刻より45分遅れています」運転士さんが車内アナウンスした。 -
東北道に入った。
ありゃ、また渋滞してる・・・ -
追突事故だった。
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事故地点を抜けたら、そこから先はスイスイだった。
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浦和本線料金所をすぎて、ここは首都高の川口本線料金所。
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雨の首都高川口線を快走。
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佐野バスセンターからバスタ新宿に行くバスに抜かされた。
このバスと同じ営業所のバスなんですけど。 -
中央環状線に入り、王子北出口で首都高を降りる。
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北本通り。この道を進むと王子駅。
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王子駅前に到着。
遅れはさらに大きくなって、53分遅れ。誰も降りなかった。
さっき抜かされたバスタ新宿行きのバスがいた。
佐野からバスタ新宿に行くバスには乗ったことがある。王子駅からひたすら明治通りを進んで新宿に向かう。 -
一方、東京駅行きのこのバスは、王子駅からひたすら本郷通りを進む。
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駒込駅の前を通過。
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東京大学の赤門前付近。
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御茶ノ水駅の横を通過。
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そして、ようやく終点の東京駅の日本橋口ロータリーへ。
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街路区間はかなりゆったりめのダイヤ設定になっているようで、遅れが38分まで縮まり、東京駅に到着。
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東京駅の日本橋口。
東京駅行きの高速バスは、ほとんどがここが終着。 -
さて、時刻は8時半を過ぎました。かなりお腹が空きました。
夕食は・・・ 仙台牛タンの喜助(笑) また来ちゃいました。
八重洲北口の地下街にあるこのお店、仙台在住のAkrさんとも来たことがある。その後、お店があるエリアが改修工事のため一旦閉店。同じエリアの違う場所で復活した。味の牛たん喜助 東京駅八重洲北口店 グルメ・レストラン
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このお店、もともとは鶏丼のお店で、東京駅が通勤経路だった時代はしばしば夕食をとっていたお店だった。
そのレイアウトのまんま、牛タン喜助が移ってきた。 -
安定の牛タン定食♪
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お腹が空いていたので、余計に美味しくいただきました。
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東京駅からは毎度おなじみ中央線。
牛タンを食べているときに「ちょうどいい時間に『特急はちおうじ』があるぞ」と気づいて、えきねっとのチケットレス予約をしていた。
これに乗って、優雅に帰宅したのでした。
-おわり-
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この旅行記へのコメント (2)
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- Akrさん 2023/06/25 11:12:09
- これまたレアな県境を
- Tagucyanさま
こんにちは。
川の合流部に県境はよくありますが、川の合流部が後から変わったのに県境をそのままっていうのは不思議です。「めんどくせえからそのままでいっか」となったのでしょうかね。この辺りって地図で見ると国道4号線の近くなんですね。うちの脇を走る4号がずっと続いていてって考えるとなんか不思議です。
帰りに乗られた境町から東京駅を結ぶ高速バス。
大変失礼なのですがこれって需要あるんですか?東京までダイレクトに行けるのがメリットなんでしょうが、東京駅でバスの行先見たら「これってどこに行くの?」ってなるほどマイナーですねえ。それにしても1日8往復とはやりますなあ。気になって時刻表調べたら境町発5:20、6:50だと東京駅着が7:00と8:40と確かに通勤で使えます。帰りも東京駅発最終が21:30である程度、残業したり一杯ひっかけて帰ることも可能ですね。
渋滞コワいですが。
最後は牛たんで締めましたか。
また東京で牛たん食べましょうか 笑
帰りは特急。わかります。首都圏のJR特急はチケレスだし便利ですよね。
Akr
- Tagucyanさん からの返信 2023/06/25 20:44:51
- こういう県境、あるあるなんですよね
Akrさま
こんばんは
かつての川の流れが自治体の境になって、その後川の流れが変わったのにそのまんま、というところはしばしば目にしますね。典型的な例が今回最初に訪れた三県境。今やあんな田んぼのど真ん中。私の地域を流れている多摩川でも、県境ではないですが市境ではそういう経緯で飛び地みたいになっているところはあります。
改めて地図を見ると、国道4号線が通ってますね。仙台も青森も通っている国道が。私事ですが、子供の頃、名古屋にもうちの地元と同じ中央本線が通っているのがとても不思議に思っていました。
東京駅−境町線。境町は、企業誘致に積極的で、自動運転バスを定期で走らせたりフットワークも軽いのですが、いかんせん鉄道の駅がない。ということで生まれた路線だそうです。圏央道のICが町内にあるので、意外と所要時間も短い。私は渋滞にどハマりしましたが^^; 私が乗った最終は10人程度でしたが、その1本前(私が自動運転バスで着いたとき)には意外とたくさんのお客さんがいて驚いたものです。
Akrさんとも行ったことがある八重洲地下街の牛タン喜助は、当時と場所が変わってます。でも、ちょっと時間があれば立ち寄れる場所であることは変わらないので、新幹線の乗り継ぎなどの時に行きましょうか(笑)
東京駅は中央線の始発駅なので、通勤電車でも並べば座れるのですが、なぜか課金しちゃうんですよねえ(汗)
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Tagucyan
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