チェルノブイリツアー　2019~2020年ウクライナ・モルドバ旅行記①　ウクライナ（キエフ・チェルノブイリ）

12/29午後。
今年もやってきました年末旅行。今年はウクライナ・モルドバ・沿ドニエストルへ行きまっせ！
神戸空港からの初フライトです。初めて利用するのですが、結構コンパクトで分かりやすい空港ですね。まずはANAで羽田へ向かいます。

羽田に着きました。こちらも最近利用していなかったので、待ち時間に色々探検。ソラドンキも初見。

羽田はかなり和テイストなんすねえ。

ゴージャス~。

次のフライトもANA。羽田→ウィーンは12時間以上かかるので、ちょっと寝たいけど映画も見たい…。あ、ANAの機内安全ビデオは歌舞伎なんですね。

ピンぼけ機内食。デザートのアイスだと思ってたのがポテトサラダだった。ええけど。

12/30早朝。
ウィーン・シュベヒャート空港着。3列シート独占でぐっすり寝れました。オーストリアは日本と8時間時差があるのでまだ早朝です。

最後のフライトはオーストリア航空でキエフへ。

2時間弱でも軽食が出るのがうれしい。

キエフ・ボリスピリ空港着。気温は氷点下。雪降ってます…さみい。

手数料無料のユーロネットのATMが出口にあったのでキャッシング。結構使う予定があるので3000UAH（約14000円）で。

空港を出てすぐ右に行くと市内へ出る322番バスが。表示もあるし、近いのですぐわかりました。キエフ駅南口まで約45分、100UAH（約400円）。

キエフ駅着。でかーい。

今日の宿は駅の北側なので駅舎の中を通って反対側へ。列車がたくさん見えます。

中にはツリーが。

キエフ駅から北へ歩いて約10分。本日の宿「Zホステル」へ到着。

ドミトリー1泊約900円。朝食付き。
同室は薬学勉強中のガーナ人と酔っ払いウクライナ人。

ウクライナフリブニャの紙幣。誰一人わからん。

ドミトリー内のロッカーやエントランスのドアはこのカードキーをかざして開錠します。

今日は特にすることがないので散歩します。とりあえず最寄りのメトロ駅「Universytet」へ。
雪が積もった車の窓ガラスになにやら書いてますねえ。

キエフの地下鉄はジェトンと呼ばれるプラスチックトークン式。1回8UAHだったかな。カード式もあってそちらはチャージもできるみたいだけど、メンドイので今回はパス。なぜかピントが合わない。

ソ連式の深い地下鉄・早いエスカレーター。ちなみに、踊り場があってもう一回乗ります…。

地下鉄駅構内。やっぱり去年のトビリシ・エレバンのメトロと似てますね。さすが旧ソ連。

観光スポットの多そうな「Poshutova Ploshcha」駅で降りてぶらぶら。

独立広場あたり。

オサレですねえ。

キエフ・オデッサでいくつか見つけたアダルトショップ。めっちゃ目立つ。

晩飯買って帰ります。安定のパン＆クッキー。ペプシコーラのフレーバーの種類が多くて楽しい。

12/31早朝。
今日はネットで事前に申し込んだチェルノブイリへのツアーへ。7時半にキエフ駅集合なので6時起き。まずは宿の共有スペースで朝飯です。なぜかライトがピンクでやらしい。

昨日の残り物。旅行中はパンばかりになるなあ。ちなみにこの宿は朝食付きだけど、8時からなので断念しました…。

ツアーの集合場所はキエフ駅南のマックの前。わかりやすい車がいました。事前にメールで集合場所の座標が来るけど、ちゃんと合流できるか心配だったので助かりました(^^;)

キエフを出発してから約2時間、車内でチェルノブイリに関するビデオを見ているとあっという間にチェックポイントへ。ここからは立ち入り制限区域（原発から約30km）です。
…といっても特に緊張感はなく、みんなお土産物屋で買い物してます。防護服やガスマスクも買えるみたい。

線量計を渡され、パスポートチェック。線量計は1日つけてて、帰りに測定してくれるみたい。あと、ガイガーカウンターのレンタルを頼んだ人はここで受け取り。10ドルくらいしたのでワイはパス。ガイドが持ってるしねえ。

チェルノブイリわんこ。

うーむ…

まずは原発から約20kmの地点にあるザリーシャ村へ。完全に廃村になっています。

ツアーなのでこんな感じでバスから降りてみんなで歩きます。

公民館。

床が抜けています。

バイオハザードでこんなんあったな…

バスへ戻ります。

次は有名なソ連のレーダー施設「DUGA-1」へ。
エリアの入り口にあるバス停には「子供のキャンプ地」と誤認させるために、かわいい動物の絵が描かれています。（見にくい）

施設入り口。

少し歩きます。

レーダーの支柱に描かれた風刺画。探検気分で入域する人もいるみたい。
…って、よく考えるとこれを描いた人って風刺されてるほうじゃないの？うん？

「ロシアのキツツキ」こと巨大レーダー「DUGA-1」。
簡単に言うと、冷戦時代のソビエトが敵国から飛んでくる弾道ミサイルを早期発見するために造られた超巨大なレーダー施設です。このレーダーから発せられた電波が非常に強力で、無線愛好者の間では通信中にノイズとなって干渉されて悪名高いものだったとかなんとか。

地面には切れたワイヤーがたくさん。レーダー自体も近くて見るとボロボロです。

管制塔？の中へ。

研究室なんかもあったみたい。

？

これ見よがしに並べられたガスマスク。確かこの辺のガスマスクは、元々は西側諸国の毒ガス攻撃に対して配布されたから原発とは関係ないとかなんとか。

トイレは簡易式。ドア閉まらんかった。

次はレリーヴ村。放射線量の高い「ホットスポット」が所々に。ガイドがガイガーカウンターで測って見せてくれます。雨どいの下など水の流れが集中する場所に放射性物質が蓄積されやすいみたい。

幼稚園。

人形がちょっとわざとらしい…。

で、次はいよいよ…。

爆発を起こした4号炉です。現在は石棺の上から新しいシェルターに覆われており、中を見ることはできません。

近くの食堂で昼飯。

入り口で線量チェック。両手を機器に当てて、線量が基準以下ならドアが開きます。結構ボロそうな設備だけど大丈夫なんやうか…？

昼飯はボルシチ・肉、ポテト・野菜・ジュースなど。全体的に大味。これで5ドルはどうなんやろ？
野菜が薄い浅漬けみたいな感じでちょっと…これだけはほとんど食べれんかった。それ以外はまあ食べれる。やっぱポテトとか肉が何だかんだ安定しとるな。

この食堂にいた犬たちは、入り口にある「靴の泥（放射線付き）を落とす水」をべろんべろん舐めてたんやけど…ガイドさんたちは犬たちと普通に遊んでた。まあそんなもんか。

食堂でコーヒーを買ったらちょっとオサレなカップで出てきた。

最後は原発の真横にあるプリピャチの村。
ちなみにチェルノブイリの町はもっと遠いです。

プリピャチは最も被害の大きい村で、バス移動は短時間ですが村に関するビデオを見ながら行きます。それだけ被害の大きかったということでしょうね。

街中ではガイドが事故以前の写真などをみせながら説明してくれます。

30年以上前の水の自動販売機。カップは置きっぱなしでみんな同じものを使ってたよう。マイカップもってけや…

劇場あと。

コンサートホール。

ホテル。

商店。

スターリン？

ソ連のプロパガンダポスターらしい。労働労働労働！

遊園地もあります。…って、ほかのグループの見学者が遊んでるけどええの？ガイドも特に注意しないけど。

チェルノブイリで検索するとよく見かける観覧車。個人的にプリピャチはこのイメージ。

屋内のスポーツ施設。

更衣室の入り口にピカチュウ。

飛び込みもできたんやね。

最後は住宅の上から廃墟と化した村を見て終了。バスでキエフへ戻ります。19時過ぎにキエフ駅着で解散となりました。

ちなみに、僕の参加したのは「CHERNOBYL TOUR」の1日ツアーで100米ドルくらいでした。チェルノブイリの町やレッドフォレストなんかも見たい場合は2日ツアーですね。1日だと結構駆け足になるので、時間があれば2日のほうがいいかもしれません。

また、「SoloEast Travel」も同じようなツアーをやってて、この2社がチェルノブイリツアーに関しては大手のようです。現地でオフィスに行って参加もいいですが、事前にネットで予約するほうが楽です。