2019/10/27 - 2019/10/28
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kojikojiさん
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シワスからディヴリのジャーミィを見学して、キャフタの「ユーフラットホテル」に到着したのは午後7時過ぎでした。すぐに晩ご飯となり翌朝が早いのですぐに寝ることにします。そして翌朝は4時15分にモーニングコールなので、実際には3時過ぎには起きていました。朝ごはんも食べずに身支度をしてトランクは部屋の外に出して、迎えに来たミニバスに乗ってネムルート山の山麓のロッジまで向かいます。34人が2台のバスに分乗する感じですが周囲は真っ暗で何も見えません。一度建物の中でトイレに寄って朝一番のシャトルバスに乗って登山口まで移動しました。17年前にトルコを旅行した時もシリア国境近くのアンタクヤ(ハタイ)までは来ていて、ネムルート山にも来たかったのですが、1か月間の休みではここまで足が延ばせなくて断念した場所でした。それ以来ギョレメで知り合った友人に再会することと、ネムルート山へ行くのは長年の夢でもありました。こうしてツアーではありますが念願の夢が叶うこととなりました。ツアーは年配の方が多かったのですが、山登りが嫌いな妻はゆっくりゆっくり登るので一番遅く東のテラスに到着しました。富士宮の浅間神社より少し高いところに生まれ育ちながら「富士山は見るもので登るものじゃない。」と登ったこともありません。ちなみに私は昭和40年に満4歳で山頂まで登り、非公式ではありますが当時の最年少記録だったと思います。山頂ではイヤフォンガイドからガイドさんの説明が流れ、後は自由に写真を撮ったりご来光を眺めたり。夏場であれば午前3時に出発するご来光ツアーですが冬になろうとしている10月の終わりでは午前5時の出発になり、その分後のスケジュールが押してしまうので山頂でゆっくりできなかったのが残念でした。た、コンマゲネ王国のアンティオコス1世の夢の跡を見る事が出来て大満足でした。ホテルに戻り美しい渓谷を眺めながらテラスで食べた朝食も思い出になりました。ホテルの名前からも分かるように眼下を流れる小さな川はユーフラテス川にいたるのですから。この日の観光はホテルを出発する時点で終わり、一路カッパドキアへ向けてバスは走ります。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 船 タクシー 徒歩
- 航空会社
- エミレーツ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
午後7時過ぎになってようやくキャフタの山中の「ユーフラット(Euphrat)ホテル」に到着しました。
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ユーフラットの名前の由来はユーフラテス川だというのが分かります。中学校の歴史で勉強したチグリス・ユーフラテスが近いことを感じます。
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バスを降りてまずはフロント棟に集合してチェックインを済ませます。
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いくつかに分かれた宿泊棟にそれぞれ分かれて部屋に入ります。
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山の中のホテルなので部屋は必要な広さしかありません。写真では普通に映っていますが、この部屋の暗さは懐中電灯が必要なほどでした。
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部屋には電熱線のヒーターがありとても重宝しました。旅行中は洗濯をしているのですが、このホテルは意外に乾きが早かったです。横にはエアコンもあり併用すると部屋も暖かかったです。
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バスルームも快適でした。必要なものは揃っていました。
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バスタブはありませんがシャワーで十分です。使用する時間が集中するとお湯が足りなくなるようでした。
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午後7時30分に晩御飯がスタートするので、一番奥のレストラン棟に移動します。
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隣の棟にはプールもありました。
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さすがに10月下旬のトルコの山中では泳ごうなんて気にはなりません。
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一番奥にレストランがありました。事前にネットで調べたところによるとこのレストランのテラスからの眺望がすばらしいので、翌日ネムルート山から戻った後の朝食が楽しみです。
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HISとクラブツーリズムのステッカーは貼ってありましたが、トラピックスはありませんでしたよ。
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ここでも焼き立ての熱々のピデ・エキメッキが美味しかったです。
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お昼はアルコール販売の免許のないロカンダだったので、ようやくビールにありつけました。ここでは500ミリリットルが25TLだったので、大盤振る舞いで2本注文しました。
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サラダは定番のチョパン・サラタスでしたが、スパイシーなドレッシングが美味しかったです。数年前の旅行記などではドレッシングを持って行ったという話が満載でしたがだいぶ改善はされています。ただ、1回分の使い切りのドレッシングは持って行った方が良いかもしれません。
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スープも定番のメルジメッキ・チョルバスですがレンズ豆のスープも地方や店によって違いがあるのがだんだん分かってきました。
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メイン料理はキュベジという牛肉の土鍋煮込み料理でした。グヤーシュみたいな感じでとても美味しかったです。付け合わせのサーデ・ピラウも大盛なので助かります。
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デザートもこんな盛り合わせで、ザクロやブドウの甘さ、トルコはオレンジではなく日本のみかんに近いので甘みに馴染みを感じます。最後に甘いヌガーのような落雁のようなハルヴァ(Helvas)もいただきます。
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レストランの売店で日本語のガイドブックを買ったらオーナーのおじさんが絵葉書をオマケしてくれたので一緒に記念写真を撮りました。翌朝が早いので部屋に戻って早めに寝ることにします。
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当初のスケジュールでは午前3時に出発でしたが、10月下旬では日の出時間も遅いので午前4時15分モーニングコールで5時出発でした。トランクは表に出しておかなければならないので、戻ってきた後の着替えなどは別のバックに用意しておきます。
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アナトリア文化起業家精神なんてジャンパーを着た運転手さんの運転するミニバスに乗ってホテルを出発します。
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同じバスに34人が分乗して2台でネムルート山の山麓に向かいます。
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富士山の麓に生まれながら誰も登ったことが無い家庭に育ち、山登りと早起きが大嫌いな人の寝起き顔です。
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山麓のロッジからさらに専用のシャトルバスに乗り換えて登山口まで移動します。
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ここまでで約1時間で午前6時から登山がスタートします。写真を撮るには懐中電灯が必要です。
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凍えるほどの寒さではありませんでしたが、Tシャツにネルシャツとユニクロのダウンとダウンベストを重ねて、フェイクレザーのジャンパーでちょうど良かったです。ニット帽があった方が良かったです。シーズン的には最終時期で11月になると雪が降るそうです。
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東の方がうっすら明るくなってきたので、写真を撮ると実際より明るく写ります。懐中電灯は必須で、持っていない人はスマホで明かりを取っていました。
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妻より年配の方が多いツアーでしたが、一番後方をゆっくり登っていきます。
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途中東のテラスと西のテラスへの分岐点がありますが、東にテラスで日の出を見るので歩いている人全員が東に向かいます。夕方のツアーもあるのでその時は西のテラスに向かうのでしょう。
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30分もかからずに東のテラスに到着しました。早い人だと10分くらいで到着するようです。
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日本語ガイドブックに載っていた東のテラスの配置図です。南の方から登ってきて祭壇に所に出ます。
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実際は真っ暗ですが写真に撮ると祭壇の上に座っている人がシルエットに浮かびました。
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振り返ると積み上げられた小石の山をバックに神々の像が並んでいます。この景色を17年前の旅から見たいと思い続けていたのですが、ようやく願いが叶いました。今回のツアーに参加した方の多くが、ここへ来るからという理由で参加されていました。
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コンマゲネの王アンティオコス1世が2150メートルのネムルート山頂に建設したヒエロテシオン(神聖な魂の最後の休息地)で、古墳とその周りの3つのテラスからなる霊場です。東西のテラスには巨大な石像が並んで、その石像を彫った際に出た大量の石片を積み重ねて巨大な円錐形の塚を造りあげたとされます。
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古墳の直径は150メートルで内部まですべて小石で出来ているとしての試算によると約29万立方メートル、重量にして60万トンの石が使われているそうです。しかし堆石した小石が崩れないようにするには古墳の芯には山の岩盤があったのではないかと思います。
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アンティオコス1世の玉座の背には王自身の言葉でこのヒエロテシオン建設の意義と目的が語られています。ガイドブックによると
…それ故に天の王座に近く時の流れに損なわれることもないこの峰を神聖な安らぎの場と定めよう 神の恩寵をこうむった余の敬虔な魂が天帝ゼウスオロマスデスのみもとへと旅立つとき余の老いた肉体はここで永遠の眠りにつこう…とあります。 -
王の誕生日(アウドナイオスの16日)と即位の日(ルースの10日)を祝うため、毎月16と10の日になるとコンマゲネの人々や神官たちは参道をたどり、この階段を登って儀式に参列したそうです。そんな祭壇に座って身動きできない妻の姿。
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石像は左端のライオンとワシの像から始まり、右端もワシとライオンで終わっています。百獣の王ライオンと天空の神々の伝達使であるワシはこの霊場の守護神の役割を与えられ、他の像と同等の大きさに彫られています。頭部は転げ落ちて中庭に散在しています。
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守護役の動物の間に並んだ像は左から右にアンティオコス1世、女神コンマゲネ、ゼウス-オロマスデス、アポロン-ミトラス、そしてヘラクレス-アルタグネス-アレスです。この5体は1つ並びの長い基壇に乗せられています。
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暗がりの中で写した写真はちょっとピンボケになってしまいました。
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本来の位置に残る神像の胴体は王座に行儀良く腰掛け、両腕を曲げて腿に置いた堅苦しいポーズであることを感じます。それに対して頭部は表情豊かなに思えます。
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1882年にネムルートの石像群が発見された時にコンマゲネの頭だけはその体に乗っていたそうですがその後に転がり落ちてしまったそうです。
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だんだん東の空が明るくなってきました。祭壇の上に建つ人の姿も増えてきました。
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太陽が上がるのはどこで見ても同じなので、積み上げられた岩山に太陽光線が当たるところを写真に納めようと思いました。
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少し明るくなってきたので妻も動き出しました。
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テラスが混み合う前に写真を撮っておきましょう。
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同じツアーが5日前に催行されていて、当初はそちらの日程で申し込もうと思っていました。仕事の都合で変更したのですがそのツアーがネムルート山に到着した時は雨だったそうです。我々の日程ではほとんど天気の影響がなくて良かったです。
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明るくなってきたのでもう一度写真を撮り直します。胴体に動きが無いのは石の加工が楽だったので、石の形に合わせて体躯を押し込んだように思えます。
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同じツアーの方に1枚写真を撮っていただきました。この頃になるとツアーメンバーの方とも話をするようになり新たな楽しさも増えてきます。
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山頂ではイヤフォンガイドをしてガイドさんの説明を聞きながら写真を撮っていましたが、「さあ、みなさんそろそろ出発して西のテラスに向かいますよ。」っと太陽はまだ登ってませんよ~。
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この山を1周して西のテラスを見学してホテルに戻って、7時前にホテルに戻るには確かに出発しないとならない時間ではあります。
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朝陽に輝く神像を写真に撮りたかったのですが、慌てて1枚づつ写真に残します。
守護像としての鷲は16個の大きな石で造られ、最小の石でも1.6トンで最大6.4トンで総重量は40.8トンにもなるそうです。 -
「アンティオコス1世」
アンティオコスはその治世を強力なローマ帝国への対処に費やしますが、結局ローマ帝国の属国になることは避けられませんでした。信心深い王であり、ヘレニズム化されたゾロアスター教を信仰し、信仰に関する数多くのギリシャ語碑文を残しています。コンマゲネ王は自らの祖先をペルシアとセレウコス朝の双方とみなしていたため、そのパンテオンも古代ギリシャとペルシアの双方の神々が混交したもので、ゼウスとアフラ・マズダが同一視されていました。
アンティオコスの治世でもっとも有名な事績は、その墳墓でありパンテオンであるネムルート山の築造で、アンティオコスは一族の墓所であるこの地に葬られています。 -
「コンマゲネ」
コンマゲネ王国の擬人像である女神コンマゲネの頭部です。都市や特定の地域を女性像で人格化したのはヘレニズムの影響だそうです。ヘレニズム世界ではしばしば幸運の女神ティケがその役を果たしていました。コンマゲネ胴体の右肩に豊饒の角であるコルノコピアが添えられていた跡が残っています。右手には穀物の穂とブドウやザクロなどの果物が見えます。 -
「ゼウス-オロマスデス」
中央に座を占めるのがゼウス-オロマスデスで、ギリシャ世界のパンテオンの王ゼウスとゾロアスター教ペルシャのパンテオンの創造主オロマスデス(アフラ マズダ)を混淆した神の姿です。オロマスデスはアフラマズダをギリシャ語風に呼んだもので、この像はネムルート山の石像の中で最大で31個の石が使われています。1番大きい石の重さは5トン、小さいものでも0.9トンもあり総重量は105トンに達します。薄地らしきマントの胸の辺りにひだをとって背中に流し、左肩のフィブラで留めて、左手に持つのは稲妻と共に投げつけるという雷電の束です。 -
「アポロン-ミトラス」
アポロン-ミトラス-ヘリオス-ヘルメスの合体した神です。ギリシャの神アポロンにゾロアスターペルシャの天の光の精霊ミトラス、そしてギリシャの太陽神ヘリオスと神々の伝達役ヘルメスが習合しています。その像は27個の石から成り、それぞれの石の重さは6トンから0.1トンまでで総重量は60トンと見積もられています。 -
「ヘラクレス-アルタゲネス-アレス」
ヘラクレス-アルタグネス-アレスは不滅の強者ヘラクレスとギリシャの戦の神アレスとペルシャの軍神アルタグネスを習合した強い神で、左手の棍棒はヘラクレスのシンボルともいえるものです。 -
そして鷲の像が繰り返されます。
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何とか守護神であるライオンまで撮る事が出来ました。ツアーの方はだいぶ先まで進んでしまっていて添乗員さんが最後部でこちらを見ています。
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遠くユーフラテス川を堰き止めたダム湖が見えました。40数年前に歴史の授業で習ったチグリス・ユーフラテスの文明の地に立っていると思うと感無量です。
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東の明るくなってきた空に後ろ髪を引かれますが西のテラスへ向かいます。
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この辺りが砕石のピラミッドに一番近い場所でした。これだけの石をよく積み上げたと思います。ある意味エジプトのピラミッドのような完成されたものは壊れるしか
ありませんが、積み上げた石であれば壊すことも出来ません。墓泥棒も手が出せなかったのではないかと思います。 -
現在はこのような木道が設けられているので、東のテラスと西のテラスの行き来は簡単でした。途中に北側テラスもあるのですが石像も浮き彫りの碑も見られません。ここはおそらく祭りの際に人々が集う控えの場として利用されていたものと推定されるそうです。
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あまり高低差の無い道をしばらく歩くと西のテラスに到着しました。
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ガイドブックに掲載されてあった地図が分かりやすいので添付しておきます。
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北のテラスからの道を辿り西のテラスに入るとまず守護役してのライオンとワシの像があり、その前にひだの多い衣装を身に着けた男の大きな浮き彫りが置かれてあります。
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東のテラスに比べて西のテラスの彫刻の方が状態が良いように感じます。
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正面の石像と同列に並べられた浮き彫りは、デキシオシズと呼ばれる握手のシーンが描かれています。握手はペルシャの儀礼上で重要な意味を持っていたそうです。
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東のテラスのそれに比べてここのデキシオシズはかなり保存状態が良く、細部の仕上げから熟練した彫り師の仕事と推定されるようです。
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前の晩にホテルのレストランでガイドブックを購入して少し勉強した甲斐がありました。
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王座に腰を下ろしたゼウス-オロマスデスも裸体のヘラクレスも右のアンティオコス1世の方に顔を向け、砂岩の浮き彫りも守護役のライオンとワシに始まりワシとライオンで終わっています。
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東のテラスでは神像を横から見る事が出来なかったので、横顔も写真に撮っておきます。像の前に佇む人の視線を考え、少しうつむき加減に造られているのが分かります。
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女神コンマゲネの頭飾りの状態が非常に良い事に驚かされます。
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アンティオコス1世の視線は遠くローマを見据えているのでしょうか。
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結局山頂部分が赤く染まることは無かったようです。
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女神コンマゲネの表情はヘレニズム彫刻の女神と非常に似ていると感じました。
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ヘラクレスの頭部も東のテラスに比べて顔全体がきれいに残されています。
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ゼウスも同様です。宗教的に破壊されたのではなくて、地震などの影響で転げ落ちたのだろうと感じます。
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そろそろ西のテラスも出なければなりません。ガイドさんの声がイヤフォンから伝わってきます。
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西のテラスを正面から見納めます。
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ここからは延々と木道を歩いて山を下ります。
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この木道が無かったころは歩くのが大変だったそうです。
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ネムルート山から東へは今回のツアーでは行くことが無いので、トルコにはもう一度来なければならないなと感じます。いつか国境のアララト山やドゥバヤジットの荒涼とした風景を見てみたいものです。
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円錐状の山頂もそろそろ見納めのようです。
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シャトルバスの終点が見えてきました。あそこまで下れば歩くことはありません。
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何とか皆さんに遅れることなく帰る事が出来ました。
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この辺りでようやく太陽が上がってきてご来光も拝めました。
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反時計回りに山頂を一周してきました。ここまで大体2時間の見学でした。
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シャトルバスに乗って少し下のロッジまで戻ります。
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こんな感じで満席にならないと発車しません。
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ここは撮影ポイントですね。妻を撮った写真がピンボケで載せられないのが残念です。今回唯一のミスショットだったかもしれません。
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この建物がシャトルバスの乗降場になります。天気が悪かった場合を考えここでご来光の絵葉書を買いましたが無事に観光を終えられました。
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朝焼けの道をホテルに戻りますが、往路は真っ暗でどんなところを走っているか分かりませんでした。
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こんな広大な景色の中を走っていたのだと驚かされます。この先にはヴァン湖やアララト山があると思うと先に進みたい気持ちにもなります。
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バスからの眺めは素晴らしかったです。帰りは絶対に左側の席がおすすめです。
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最後にネムルート山の山頂を遠くから見る事が出来ますから。
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ホテルに戻ってまずは朝食です。季節的な日の出時間からネムルート山観光が2時間遅くなっているので、急がなければこの日のカッパドキアの到着時間が遅くなってしまいます。
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ホテル周辺も夜が明けてきました。ホテルのレストランのテラスからの景色は最高です。
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朝ご飯は我々だけなので列を作って並ぶのですが、ここでも社会に適応できないメンバーが割り込んでひと悶着ありました。「卵だけだから。」と並ばなかったそうですが、この男はバスの中でゆで卵を食べて殻を床に落とすのでドライバーさんがカンカンになって怒っていたそうです。「あいつだけが中国だ!」と。
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気持ちの良いテラス席で食事することにしました。
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山の中のホテルでありながら食材はフレッシュでどれも美味しかったです。ヒルトンなどの朝食でよく供される巣ごと立て掛けられた蜂蜜はトルコでもよく見かけますが、朝食で出されていたのはこのホテルだけでした。
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何より焼き立てのピデ・エキメッキと熱々のチャイが最高です。
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ガイドさんと添乗員さんとドライバーさんは何度も来て知っているのでテラス席に出ていました。我々以外数人の方は気が付いてテラスに出てきましたが、薄暗いレストランの中よりこちらの方が気持ち良かったです。
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何しろ厚着しているので寒くは感じませんでした。
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昔ギリシャのデルフィへ行ったときに目の前の渓谷を見て宮崎駿の「風の谷のナウシカ」の風の谷はここではないだろうかと感じたことがありますが、個人的にはこの谷も風の谷だなと感じました。この谷を流れるキャフタ川はユーフラテス川に至ります。ホテルのユーフラットもここから名付けられています。
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一度部屋に戻ってタイツや厚着していた洋服を脱いで、着替えを済ませて手荷物を持って集合します。トランクは既に積み込まれているので本当に助かります。
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午前8時に出発しますがガイドさんが開口一番「皆さんお疲れさまでした。本日の観光は全て終わりました。後は車窓観光をお楽しみください。」と言われて車内は爆笑です。
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